みんなの投稿
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北野武『新しい道徳』を読む
北野武『新しい道徳』(2015年出版) 昨今、政治家がやたらと「道徳教育」の必要性を強調する。 それ対してたけしは冒頭から、「道徳がどうのこうのという人間は、信用しちゃいけない」とかます。...
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井上正康『コロナワクチン解毒 17の方法』~打ってしまったワクチ...
井上正康『コロナワクチン解毒 17の方法』~打ってしまったワクチン解毒のための処方箋~ mRNAワクチンの副作用や後遺症と戦う基本は自分の免疫力である。 ワクチンのリスクを軽くする食事療...
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恐るべきコロナワクチン後遺症ー福島雅則『文芸春秋』4月号より
『文芸春秋』4月号(2024年)に、福島雅則・京大名誉教授が「コロナワクチン後遺症の真実」を寄稿している。 紹介しておこう。 日本では「ワクチンは安全だ」とする〝ワクチン信仰〟で8割以上の人...
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第53回近現代史資料-白井聡『永続敗戦論』『長期腐敗体制』
第53回近現代史資料 1.白井聡『永続敗戦論』=戦後日本の民主主義 ①戦後の日本が東西冷戦構造の最前線...
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近現代史研究会= 梅田正己『日本ナショナリズムの研究Ⅳ』
第53近現代史研究会 梅田正己『日本ナショナリズムの研究Ⅳ』(p289~p447) 1.「戦後」から「新たな戦前」へ ①2000年~2010年代に...
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パレスチナ問題ー2月週刊金曜日読者会資料
週金読者会資料(2) 1.イスラエル問題 (1)国家承認 ・イスラエル1948年独立=167ヵ国承認 ...
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カザの悲劇―日本政府にできること
■ガザの悲劇―日本政府にできること 歴史を知ることなしに、パレスチナの現在は理解できない。 イスラエルは建国当初からパレスチナ人を虐殺・排除して土地を奪い、戦争によってさらに占領地を...
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ガザの悲劇―パレスチナの歴史(3)
■オスロ合意とアラファト インティファーダは、世界にパレスナ問題の存在を思い起こさせた。 同時にイスラエル国内でもパレスチナ人との交渉を求める声が高まった。 転機となったのは、1992年...
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ガザの悲劇ーパレスチナの歴史(2)
第1次中東戦争の8年後の1956年には、スエズ動乱(第 2次中東戦争)が起きた。 スエズ運河はイギリスが支配していた。 エジプトのなせる大統領は、スエズ運河の国有化を宣言した。 対するイギリス...
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カザの悲劇-パレスチナの歴史(1)
パレスチナ問題とは「土地争い」である。 パレスチナ問題が発生したのは19世紀末である。 このころ、ヨーロッパからユダヤ人がパレスチナに移住し始めた。 そして、先住民のパレスチナ人との間...
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「人体実験」としての新型コロナワクチン接種②
厚労省は新型コロナのデータを隠蔽している。 2021年9月以降、ワクチンの致死率・重症化率のデータを公開していない。 福島氏らはデータを開示するよう裁判に提訴している。 さらに裁判で...
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「人体実験」としての新型コロナワクチン接種
月刊『紙の爆弾』3月号が、「メッセンジャーRNAワクチンの真実」を特集しているので紹介しておこう。 昨年6月、厚労省に「ワクチン問題研究会」が発足して、コロナワクチン症候群などの研究...
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AIのニセ情報が「世界選挙イヤー」を左右する
前回書いたように、2024年は世界人口の40億人の未来を占う「選挙イヤー」である。 AIのニセ情報によって有権者の投票行動を左右する懸念が高まっている。 現在、AIを使ったニセ情報が...
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トランプ大統領という悪夢
ことしは世界的な「選挙イヤー」となる。 世界50か国以上で、大統領選挙や国政選挙が予定されている。 台湾(1月)、インドネシア(2月)、ロシア(3月)、韓国(4月)、インド(4~5月)、米国(...
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江戸の町人の生活 『歴史おもしろ雑学会通信』22号p6
江戸の町人の生活 町人とは、商人・職人などの生活を営む都市居住民のことをいう。 江戸の町人の働き方をみていこう。 18世紀前期には江戸の人口は100万人を超し、世界有数の大都市に発展する。...
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佐藤忠男の「忠臣蔵」異論 『歴史おもしろ雑学会』22号p5
佐藤忠男の「忠臣蔵」異論 佐藤忠男『草の根軍国主義』を読んでいたら、「忠臣蔵」について書いていたので紹介しておく。 忠臣蔵は47人の忠義な武士たちが、主人の敵を討って切腹させられたとい...
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大石内蔵助の決断 『歴史おもしろ雑学通信』22号p4
【大石内蔵助の決断】 赤穂藩は5.3万石だったが、新田開発や塩田などで、実高は8万石ほどの裕福な藩であった。 赤穂藩は幕府の命令で「御家お取り潰し(改易)」となった。 領地を取り上げられ、...
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赤穂浪士始末記 『歴史おもしろ雑学通信』22号p4
赤穂浪士始末記 赤穂浪士の討ち入りに対して、世間は歓呼の声をあげた。 江戸中の者が浪士たちを「古今無双の御忠臣」と英雄視し、町ではその噂でもちきりだった。 諸大名の中には幕府へ助命の...
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歴史秘話(30) 江戸名物「湯女(ゆな)風呂」『歴史おもしろ雑学会通...
歴史秘話(30) 江戸名物「湯女(ゆな)風呂」 江戸に最初の銭湯ができたのは1591年だという。 徳川家康が江戸に移封されたのが1590年だから、その1年後である。 家康は各地から職人を集めて町づく...
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赤穂浪士の吉良邸討ち入り 『歴史おもしろ雑学通信』22号p2
赤穂浪士の吉良邸討ち入り 1702年12月4日午前4時半、47人は吉良邸の屋敷わきで、表門部隊と裏門部隊の2手に分かれた。 表門部隊は梯子を使って長屋の屋根を乗り越えて屋敷内に踏み込んだ。 そし...
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忠臣蔵―赤穂事件 =『歴史おもしろ雑学通信』22号p1
忠臣蔵―赤穂事件 ■松の廊下刃傷事件 元禄14年(1701)3月14日、5代将軍綱吉は江戸城で年始のため京都から来ていた天皇の使者(勅使)からお暇のあいさつを受けた。 幕府は毎年正月に、朝廷に使者...
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烏賀陽弘道『ALPS水・海洋排水の12のウソ』を読む
烏賀陽弘道は元朝日新聞記者で、現在はフリーランスの報道記者。 2011年の福島原発事故以降、フクシマ報道を続けている。 烏賀陽の最新著作『ALPS水・海洋排水の12のウソ』(三和書籍)を紹介して...
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「文編集長に期待する」 週刊金曜日12月22日号〈言葉の広場〉掲載
〈言葉の広場〉 文編集長に期待する 本誌12月1日号の「編集長後記」で書かれているように、11月23日の愛知・春日井読者会に文編集長が参加して意見交流を行った。 『週刊金曜日』が鹿砦社の広...
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12月週刊金曜日読者会
2023年12月週刊金曜日読者会 (1)報告 ・文編集長との交流感想 (2)論議 1.自民党の裏金問題 ・岸田火だるま政権 ・内閣支持率 朝日23%、毎日16% ・自民党支持率 朝日23% ・青木の法則で自...
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イスラエルのガザ侵攻ー終わらぬ帝国主義国の植民地獲得
それでは日本政府の対応はどうか。 11月テレアビブを訪れた川上外相はイスラエルのコーヘン外相と会談し、ハマスの攻撃は「テロ」であり「断固非難する」と語った。 イスラエル政府がこの会談を...
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イスラエルのガザ侵攻は植民地戦争である
『世界』2024年1月号に、岡真理・早大教授が、「この人倫の奈落において ガザのジェノサイド」という論文を書いている。 岡教授はパレスチナ問題の専門家である。以下の内容だ。 ガザで行われ...
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イスラエルとパレスチナの戦争はエネルギー資源争奪戦である
月刊雑誌『紙の爆弾』1月号に、浜田和幸「イスラエル暴虐の隠された真相」が掲載されているので紹介しておこう。 以下の内容だ。 イスラエルのパレスチナ進攻の背景には、天然ガスと石油のエネ...
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第50回 近現代史研究会資料
第50回 近現代史研究会資料 ■日高六郎「わが思索わが風土」『日高六郎コレクション』 「日本にとっても敗北は大きな打撃だったにちが...
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第50回近現代史研究会 梅田正己『天皇制ナショナリズムⅢ』
第50回近現代史研究会 梅田正己『天皇制ナショナリズムⅢ』 (1)なぜ天皇制は象徴天皇制と名を変えながら戦後も生き延...
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将軍になるはずだった越前松平家【歴代将軍ランキング】
将軍になるはずだった越前松平家 家康の次男が秀康である。本来なら3男秀忠に代わって将軍となるはずであったが、家康に嫌われた。 秀康は結城家の養子となり、結城秀康となる。 だが、のちに結...
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御三卿=一橋・田安・清水家
御三卿=一橋・田安・清水家 『歴史おもしろ雑学通信20』掲載 再び徳川姓を名乗れるのは御三家だけとなるが、紀州から将軍家を継いだ8代将軍吉宗は、長男家重に9代将軍の座をゆずる一方で、そ...
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御三家の変遷
御三家の変遷 『歴史おもしろ雑学通信20』掲載 現在は尾張・紀州・水戸を御三家と呼ぶが、江戸時代初期には将軍家・尾張家・紀州家を御三家と呼ぶこともあった。 また、将軍家の代わりに駿府...
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尾張・水戸藩は幕末になぜ幕府に反旗を翻したのか
〈尾張・水戸は幕末になぜ幕府に反旗を翻したのか〉『歴史おもしろ雑学通信20』掲載 初代将軍家康は、3男秀忠に徳川家を継がせて将軍の座もゆずったが、将軍家の秀忠の血統が絶えるのを恐れ、将...
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江戸時代の村の鉄砲
江戸時代の村の鉄砲 『歴史おもしろ雑学会20掲載』 秀吉の刀狩りで江戸時代百姓は丸腰であった、と一般には理解されてきた。 だが、これはあやまりである。 秀吉の刀狩りの最大の目的は、百...
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大江戸の賭博大流行
(歴史秘話28) 大江戸の賭博大流行 『歴史おもしろ雑学会通信20掲載 ■幕府・藩の有名無実化した賭博禁止令 江戸時代は賭け事がさかんだった。 武士の間でも碁・将棋・双六(すごろく)といった...
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江戸時代から続く焼き芋ブーム
『歴史おもしろ雑学通信20』p7 〈江戸時代から続く焼き芋ブーム〉 寛政5年(1793)、松平定信が失脚した。 この年の冬にヒットしたのが焼き芋である。 江戸の番屋で焼き芋を売り出した。 当時、サ...
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首相の「解散権」という憲法違反
政治(家)の劣化がいわれて久しい。 メディアもまた同様である。 その象徴的事例が「首相の解散権」である。 11月0日付の全国紙は1面で、「首相 年内解散見送り」(朝日)、「首相、年内解散見送...
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なぜ日本の天皇制は連綿と続いているのか
第49回近現代史研究会資料 なぜ日本の天皇制は連綿と続いているのか ー大山誠一・長谷川宏・大隅和雄・吉田一彦『日本...
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戦争は〝国民熱狂装置〟である
第49回近現代史研究会 梅田正己『日本のナショナリズムの歴史Ⅲ』~大日本帝国の崩壊と天皇制~ 1.アジア・太平洋戦争...
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なぜ日本は原発を手放せないのかー潜在的核武装論
週刊金曜日読者会資料(1) 2023/10/26 舘崎正二 なぜ日本は原発を手放せないのかー潜在的核武装論 ① 岸内閣(1957)=自...
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歴史秘話(27)108歳まで生きた天海和尚
天台宗僧侶の天海和尚(1536~1643)。 政界デビューが81歳。死去したのが108歳。 江戸時代の成人の平均寿命は意外と高い。 江戸時代の平均寿命が低いのは、乳幼児の死亡率の異常な高さによるもの...
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「世界によって私が変えられないため」に明日を生きる
あなたの「あなたの行動がほとんど無意味であったとしても、それでもあなたはしなくてはならない。それは世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。」(...
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原発汚染水海洋投棄の問題②
トリチウムは自然核種で、ふり注ぐ宇宙線により常時大気上層で生成されている。 さらに、第2次世界大戦後の各国による核実験によって地球上のトリチウムは増え続けてきた。 また、フランスの再...
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原発汚染水海洋投棄の問題①
政府は福島原発事故による汚染水を、「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」との約束を反故にして、IAEA(国際原子力機関)から「安全」だとのお墨付きをもらったとして海洋放出に...
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なぜ国民は軍の侵略戦争を支持したのか
5.なぜ国民は軍の侵略戦争を支持したのか (第48回近現代史研究会資料) ①15年戦争(1931―45)一般国民は本土空襲まで、戦争だと思っていなかった。 ②仮に戦争だとしても「悪いこと」ではなく、...
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激動の1930年代ー政党政治の終焉と軍の制覇
第48回近現代史研究会 梅田正己『日本のナショナリズムの歴史Ⅲ』 ~激動の1930年代 政党政治の終焉と軍の制...
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原発汚染水海洋放出について考える
原発汚染水海洋放出について考える (9月週刊金曜日読者会資料) (参考文献 : 西尾正道『被曝インフォデミック』 『季節2023春号(小出裕章)』) 1.福島原発事故の「棄民政策」 ①規制値の変更(...
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第47回近現代史研究会 ...
第47回近現代史研究会 梅田正己『日本ナショナリズムの歴史 Ⅲ』≪日清戦争から満州事変まで≫ (1)日...
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NHKスぺシャルー 関東大震災=帝都崩壊の3日間
NHKスぺシャルー 関東大震災=帝都崩壊の3日間 1923年9月1日、午前11時58分。 マグニチュード7・9の巨大地震が関東地方を襲撃した。 当時の東京市の人口220万人。 自身発生...
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安斎育郎の『ウクライナ戦争論』を読む
2023.8 週金読者会資料 安斎育郎の『ウクライナ戦争論』(2023.7発行) (1)ウクライナ戦争の原因 ≪米国によるウクラ...
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歴史おもしろ雑学通信17 p6-7 江戸時代、象が日本にやっきた
(歴史秘話24) 象が日本にやってきた ■ベトナムから2頭の象が長崎に 1728年(享保13年)6月、インドシナ半島の広南国(現在のベトナム)の貿易船が、雄雌2頭の象を乗せて長崎に入港した。 このころ...
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歴史おもしろ雑学通信17 p4-5 徳川家康=史上最強の凡人のサバイ...
徳川家康=史上最強の凡人のサバイバル術 ■最大の危機=三方ヶ原の戦い(1572年) 信玄は北から遠江国に攻め入った。 武田軍3万。迎え撃つ徳川軍は8000。 家康が選択したのは、浜松城の北に位置す...
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歴史おもしろ雑学通信17 p3 江戸幕府の禁煙令
(歴史秘話23) 江戸幕府の禁煙令 ■世界最初の禁煙令 家康は健康マニアで、自分で漢方薬を調合するほどであった。しかも、金銭的にはケチで、喫煙は身体に悪いし、ムダな浪費だと煙草を嫌ってい...
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歴史おもしろ雑学通信17 号 p1~2 徳川家康
徳川家康=弱者の戦略 ■徳川家の祖先=時宗僧・徳阿弥〈松平親氏〉 松平氏の祖とされているのが、松平親氏(ちかうじ)である。 親氏はもとは徳阿弥という諸国を渡り歩く時宗の僧侶だった。 時宗は...
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≪日清戦争=「国民」の創出と、「50年戦争」の始発点≫
第46回近現代史研究会 梅田正己『日本ナショナリズムの歴史 Ⅱ』 ≪日清戦争=「国民」の創出と、「50年戦争」の始発点≫ (1)山県首相帝国議会演説(1890年)=主権線と利益線 ①国境という主権...
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〈731部隊〉と〈ワクチン〉と〈感染症ムラ〉
2023.7週刊金曜日読者会資料 〈731部隊〉と〈ワクチン〉と〈感染症ムラ〉 ―参考文献 : 倉沢愛子・松村高夫『...
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歴史おもしろ雑学通信15 p4~5 秀吉はなぜ朝鮮出兵したのか(下)
■西洋列強を圧倒する日本の軍事パワー 秀吉以前まではポルトガル・スペインでは日本武力征服論が盛んだった。 だが、秀吉段階でそれが不可能であることを悟った。 秀吉の国際的な軍事行動や強...
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歴史おもしろ雑学通信15 p4~5 秀吉はなぜ朝鮮出兵したか(中)
秀吉はなぜ朝鮮出兵したか(中) 秀吉の朝鮮出兵はポルトガル・スペインによる世界征服戦争への東洋からの挑戦であった。 これが平川新の解釈である。 以下、その立論を見ていこう。 ■秀吉の明国...
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歴意おもしろ雑学通信15 1~2p 秀吉はなぜ朝鮮出兵したのか(上)
【秀吉はなぜ朝鮮出兵したのか (1)】 平川新『戦国日本と大航海時代』(2018)は、秀吉の朝鮮出兵 について「新説」を提唱して歴史学会に衝撃をあたえた。 同書により「なぜ秀吉は朝鮮出兵したの...
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第45回近現代史研究会 梅田正己『日本ナショナリズムの歴史 Ⅱ』
第45回近現代史研究会 梅田正己『日本ナショナリズムの歴史 Ⅱ』 1.近代世界システムの中の明治維新 ①市民革命と産業革命...
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NHKスペシャル=戦争なぜ殺しあうのか
■人類の歴史は戦争の歴史 6月18日放映のNHKスペシャル「ヒューマンエイジ第2集 戦争なぜ殺しあうのか」をみた。 人類の最初の戦争はBC15世紀の古代エジプトの戦いだった。 それ以来、人...
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歴史おもしろ雑学会通信14(p8)人はなぜ歌うのかーカラオケ考
≪人はなぜ歌うのかーカラオケ考≫ 丸山圭三郎著『人はなぜ歌うのか』を読んだ。丸山はカラオケが大好きな「歌う哲学教授」だった(1993年没)。わたしもカラオケが好きだ。 丸山は「カラオケ7つ...
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歴史おもしろ雑学通信14(p6-7)≪国民の非武装化と国家の非武装化≫
≪国民の非武装化と国家の非武装化≫ ■民衆の武装権と革命 国民の武装解除によって、戦後日本は世界で1・2位をあらそう安全な社会が建設されたと評価するのか。 それとも自由も権利も主張せぬ...
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NHKスペシャル=アフターコロナ人と会うのがつらい
6月4日放映のNHKスペシャル「アフターコロナ人と会うのがつらい」を見た。 3年間のコロナ禍で「心の異変」がおきているという。 コミュニケーションの大変化である。 WHOの調査では、...
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歴史おもしろ雑学通信14(p5)小熊英二『市民と武装』―丸山真男「拳...
小熊英二『市民と武装』―丸山真男「拳銃を・・」 (2012年1月記) アメリカでは憲法修正第二条で市民の武器携帯の権利を規定している。 背景にあるのはマキャベリの「共和制を守...
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歴史おもしろ雑学通信14(p5)「徳川の平和」が憲法9条の先行形態 ...
「徳川の平和」が憲法9条の先行形態 ~柄谷行人『憲法の無意識』~ 柄谷行人は『憲法の無意識』で、「徳川の平和」こそが「憲法9条」の先行形態だったとしている。 柄谷の論説をみていこう。...
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歴史おもしろ雑学通信14(p3~4)日本の歴史上、3度の刀狩り ~秀吉...
日本の歴史上、3度の刀狩り ~秀吉、明治、マッカーサー~ ■秀吉の刀狩り 日本の歴史上、近世初頭・明治維新・第2次大戦後の3度の「刀狩り」があった。 1回目は秀吉の刀狩令。 百姓一揆の防止...
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歴史おもしろ雑学会通信14(p1~2) 秀吉の刀狩り=民衆の武装解除と...
歴史おもしろ雑学会通信14 秀吉の刀狩り=民衆の武装解除という<共同幻想> ■中世の村の武装 戦国の村は弓・鑓・鉄砲・刀などで武装していた。 村の武装の第1は、鳥獣の狩猟のためであり、農...
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第44回近現代史研究会 梅田正己『日本ナショナリズムの歴史』
第44回近現代史研究会 梅田正己『日本ナショナリズムの歴史』~天皇復権への道~(藤田覚『幕末から維新へ』井上勝生『幕末...
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白井聡『長期腐敗体制』5月週刊金曜日読者会資料
週刊金曜日読者会資料 白井聡『長期腐敗体制』(角川新書) 【2012年体制】=2012年の安倍政権以降の体制 →トップが代わっても変...
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山田健太・専修大教授のコロナ政策批判
5月14日付中日新聞に、山田健太・専修大教授が「〝なぜ〟をおろそかにする社会」を書いているので紹介しておこう。 日本政府もWHOもパンデミックの終息を宣言し、見た目は「日常」が戻っ...
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第43回近現代史研究会資料
第43回近現代史研究会資料 ■歴史学者・今谷明の『室町の王権 足利義満の王権簒奪計画』は、歴史学会に衝撃を与えた本である。 ...
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第43回近現代史研究会 梅田正巳『日本ナショナリズムの歴史Ⅰ』
第43回近現代史研究会 梅田正巳『日本ナショナリズムの歴史Ⅰ』(高分研2017) ■日本史の統治主体 1.古代天皇制=天皇親政(7世紀~)→2.摂...
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コロナ戦争で世界的に全体主義が出現
4月週金読者会資料 コロナ戦争で世界的に全体主義が出現~全体主義への抵抗線~ ■2022年の超過...
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國部克彦『ワクチンの境界線』を読む②
フーコーは近代社会の権力は、人間を暴力で従わせるのではなく、監視や訓練・教育で内面から規律づけて従わせる「規律的権力」であるとした。 規律的権力の装置として、軍隊・学校・工場・病院...
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國部克彦『ワクチンの境界線』を読む①
新型コロナパンデミックが世界的に全体主義社会を出現させた。 政府の新型コロナ政策やワクチン接種・マスク着用などへの疑問や批判が、「デマ」「偽情報」「陰謀論」として、政府・科学者・専...
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秀吉夫人・おねに宛てた信長の手紙
信長の安土移転とからんで、信長の人間的半面を知る面白い手紙がある。 信長が秀吉夫人の「おね」(杉原氏)に宛てた手紙である。 年月日を欠いているため、いつのものか断定できないが、内容から...
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第42近現代史研究会42回 梅田正巳『日本ナショナリズムの歴史Ⅰ』
第42回近現代史研究会 梅田正巳『日本ナショナリズムの歴史Ⅰ』(高分研2017) 1.本居宣長『古事記伝』 ①儒教でゆがめ...
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大川周明の東京裁判免訴は梅毒だった!
大川周明は東京裁判で戦犯容疑者として逮捕されたが、仮病を使って戦犯を免れたとされてきた。 だが、大川は梅毒に侵されて脳がやられていたのだという。 以下は、岩波明『精神医療の現実』より...
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第41回近現代史研究会=木宮正史『日韓関係史』
1.日韓関係=戦前 ①徳川幕府=地方分権→危機対応の柔軟性―中華秩序の外―欧米の開国圧力強いー強い抵抗力―日本の開国1853年 ②朝鮮=中央集権→危機対応の硬直性―― 中華秩序の内―欧米の開...
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上野千鶴子は〝おひとりさま〟ではなかった!
上野千鶴子は25年にわたり、歴史家の色川大吉と半同棲の生活をしていたと、3月2日号の週刊文春が報道した。 上野は戦闘的フェミニズム学者にして、「おひとりさまの教祖」とも言われ、女性...
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堀田善衛『方丈記私記』を読む(4)
鎌倉幕府の成立よって、朝廷・貴族の経済的・社会的基盤は崩壊しつつあった。 天皇・貴族らの危機意識と無力感は、彼らだけで通用する先例と故実、古典と美学という、生活自体が本歌取り化した...
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堀田善衛『方丈記私記』を読む(3)
平安末期から鎌倉初期の朝廷は、政治的に無力で政局に何らの力も発揮できなかった。 天皇・貴族は鵺のごとくぬらりくらりと危機を乗り越えていくだけだった。 徹底した便宜主義・ご都合主義で、...
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堀田善衛『方丈記私記』を読む(2)
鴨長明が生きた平安時代末期から鎌倉時代初期は、天下大乱の時代だった。 大地震・飢饉・疫病・大火・大風などが続き、餓死者・強盗・放火・殺人などが頻発した。 当時の人々にとっては「末世」...
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堀田善衛『方丈記私記』を読む(1)
堀田善衛は戦時中、20代後半の年齢だ。 1945年3月10日の東京大空襲を経験している。 空襲から1週間ほどたった3月18日、恋人を探して焼け跡を散策していたとき、恐るべき光景を目撃...
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荒川央『コロナワクチンが危険な理由 1 ・ 2』
週刊金曜日資料〈2〉 2023年2月16日 荒川央『コロナワクチンが危険な理由 1 ・ 2』 荒川央:免疫学者・分子生物学者 イタリ...
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世界の超過死亡1500万人(WHO)=史上最悪のワクチン・薬害か?
2023年1月 週刊金曜日読者会資料 世界の超過死亡1500万人(WHO)=史上最悪のワクチン・薬害か? (1)WHO、世界の超過死亡数を公表 ①WHOは㋀㏤、2020~2021年の世界の超過死亡を約1500万人とし、1...
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立民・泉代表が乃木神社参拝
立憲民主党の泉代表が、元日の初詣として乃木神社を参拝したことが物議を醸している。 以下、1月14日付中日新聞「特報」より。 乃木神社は、日露戦争時の軍神・乃木希典を祭った神社だ。 乃...
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新・「コロナワクチン 不都合なデータ」
ワクチンをうつほど自然免疫力が落ちてコロナに感染しやすくなる、あるいは病気になりやすい。 そうしたワクチンの不都合な真実が科学により明らかにされている。 『週刊新潮』が4号連続でコロ...
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NHKスペシャル 超・進化論シリーズ③微生物―見えないスーパー...
1月8日放映のNHKスペシャル「超・進化論 ③すべては微生物から始まったー微生物の見えないスーパーパワー」を見た。 地球上のあらゆるところに微生物がいる。 目に見えない微生物のスーパーパワ...
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NHKスペシャル=超進化論・特別編(1月7日)
昨年2回にわたって放映されたNHKスペシャル=超進化論「植物」「昆虫」の特別編である。 陸の王者・植物は、地球上の全生物の重量の95%を占めている。 植物は虫に葉を食われると、危険信...
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NHKスペシャル=混迷の世紀
1月1日放映のNHKスペシャル「混迷の世紀 世界は平和と秩序を取り戻せるか」をみた。 ウクライナ戦争、エネルギー、食料、安全保障、核兵器について、「世界の知の巨人が読み解く」番組と...
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NHKスペシャル=帝銀事件と松本清張
帝銀事件。 1948年1月26日、12人が毒殺された敗戦直後の日本を震撼させた事件である。 12月29日・30日と2夜連続で、NHKスペシャル「松本清張と帝銀事件」が放映された。 帝...
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新説 桶狭間の戦い
歴史秘話(15) 桶狭間の戦い (歴史面白雑学通信9) 織田信長が少数の軍勢で今川義元の大軍を破った桶狭間の戦い。 織田信長はこの戦いの勝利をきっかけに有力大名へと成長し、やがて事実上の...
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コロナワクチン 不都合なデータ 週刊新潮特集
週刊新潮が直近3号連続でコロナワクチンの特集をしているので、内容について紹介しておく。 (1)米科学誌『サイエンス』(2022年7月15日号)掲載論文で、以下の点が指摘されている。 ①...
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日本のコロナ政策の失敗 ~ポストコロナで〝世界の孤児〟となった...
中東カタールで開催されているサッカー・ワールドカップ(W杯)。 8万人を超えるスタンドの大観衆は、マスクなしで熱狂的に応援している。 カタールではW杯開幕前にコロナ対策を大幅に緩和した...
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超過死亡激増の原因は、高齢者の持病悪化か、ワクチンか?
月刊『むすぶ』2022年12号掲載。 「時代を駆ける 第361回 超過死亡激増の原因は、高齢者の持病悪化か、ワクチンか?」 今年一~八月の超過死亡数が、過去最多だった昨年の超過死亡を上回り...
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コロナ予算検証=77兆円はどう使われたか
次の文章は、月刊誌『むすぶ』11月号に、 「時代を駆ける 360回 コロナ予算検証=七七兆円はどう使われたか」 のタイトルで掲載した全文である。 二〇二〇年度からコロナ対策として巨額の...
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歴史秘話(12)室町6代将軍足利義教の鶏追放令
室町幕府6代将軍足利義教は「くじ引き将軍」として有名である。 彼は3代将軍義満の子どもとして生まれたが、長兄義持がいたため、10歳にして仏門に入れられる。 ところが、4代将軍義持の子ども...
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