みんなの投稿
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『麿の酩酊事件簿 花に舞』高田崇史
漫画のノベライズだそうな。でも原作についての知識はサッパリなんで意味の無い知識ですわ・・・。 昼行灯の良家のお坊ちゃんがお酒を飲むと人が変わって名探偵に。安楽椅子探偵モノの短編集...
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殊能将之「ハサミ男」
チョキ、チョキ、チョキとハサミ男が行く 悪い子たちの遊びをやめさせるんだ チョキ、チョキ.... 美少女を殺害し、ハサミを首に突き刺す シリアルキラーのハサミ男は目の前に、自分が時間...
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綾辻行人「黒猫館の殺人」
「六つめの「館」への御招待します」 綾辻行人に言われたら、読むしかないでしょう 霧深き館の入り口には鹿谷門実も河南君がまっている 「さあ 行こうじゃないか」 これは私自身の為の手...
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貫井徳朗「慟哭」
どう‐こく【慟哭】 [名]悲しみのあまり、声をあげて泣くこと 心が砕けてまるでポッカリと穴があいている 悲しみは時として、悲しいと言う感情を湧かせる前に心ごとぐっさりえぐってしまう...
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森博嗣「人形式モナリザ」
2年前、悪魔崇拝の男が殺された 「神の白い手」に殺されたと言う 若い未亡人 そして「人形の館」博物館で、オーナー岩崎家の女性達で演じられた「乙女文楽」 上演中に観客の前で演者が殺さ...
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黒川博行「絵が殺した」
私は黒川氏の本を読む楽しみは、普段伺い知れぬ美術の世界が舞台であり 読んでいて関西の下町な感じとか、口の減らない癖のあるけど愛嬌のある大阪人に 囲まれているよな感じがあるからだろう...
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林の中の家
『仁木兄妹長編全集①』に収録された2つの長編のうちの2番目の作品。 それが「林の中の家」 デビュー作の「猫は知っていた」に比べると、 ぎこちなさみたいなものはなくなっています。 ...
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デストロイヤー・殺人機械・破壊神シヴァ
きょう紹介するのはアメリカの冒険小説で、殺人機械シリーズ またはデストロイヤーシリーズと呼ばれるものです。 デストロイヤーといってもプロレスラーとは全く関係ありません。 いわばア...
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名探偵の掟・東野圭吾
月曜はレビューの日。 実は昨日の小旅行は一泊の予定だったんですが、例によってドタキャンくらって せっかくとった月曜の有給が予定なしに。 そんなわけで、今週も無事にレビューです。どう...
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北森鴻『凶笑面―蓮丈那智フィールドファイルⅠ』
凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 京極堂を借りようと図書館へ行くと、こういうときに限って京極堂が貸し出し中。 しょうがないので同じ棚でめぼしいものはないかと見ていくと、なん...
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貫井徳郎『慟哭』
慟哭 貫井徳郎作品は初めて。 なんとなくピンと来る本を探し求めてインターネット上を徘徊しているワタクシでありますが、『慟哭』もその中で見つけた本。 タイトルがいいよねえ。 個人的に...
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コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ全集』第9巻
W杯もベスト8が決まって暫しの休憩期間ですね。 スペインが敗退してしまったのがかなりショックです。 フランス…1次リーグとは見違えるような強さらしいじゃないか。チッ(爆)。 フランス...
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有栖川有栖「孤島パズル」
一作目は、たくさんの人が死ぬだけでなく火山爆発の 絶対絶命なシチュエーションのなか謎解きが始まり、 20人を超える登場人物の名前とニックネームを覚えるコトに必死で (諦めてたけど..)...
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倉知淳『星降り山荘の殺人』
星降り山荘の殺人 ひっっっさしぶりの読書。 巷ではあれです、有栖川さんの火村シリーズの新刊が出たりしてそれも読みたいし、豪華執筆陣の『川に死体のある風景』なども読みたいところなの...
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綾辻行人「人形館の殺人」
「前略 無事退院したそうですね...」で始まる、なんて言うか、 このひょうひょうとした感じが嬉しい 暗く落ちたあとに、やっぱりミステリーでしょうと こんな時、何となく会いたくなるのは...
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黒川博行「キャッツアイころがった」
「でね、私もインドへ行ってみようかなと思てんのよ」 「いっインド 出しぬけに何を言うんや」 「ほんまにいくつもりよ!」 滋賀県北部の余呉湖で、身元不明の死体が発見された 死体の...
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折原一「倒錯のロンド」
一心に書いた小説が誰かに盗まれた そして小説を預けておいた自分の親友が殺され 自分が容疑者に、挙げ句の果てに盗んだ相手が推理小説新人賞を取ったら? 盗まれた証拠がないなら、たしか...
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島田荘司「斜め屋敷の犯罪」
私は閉所恐怖症です ま~ロバートラングドン程じゃないからエレベーターは 大丈夫なので、そんな重症ではないです もちろん子供の時に井戸に落ちた経験はありません 後天性なんで もしか...
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綾辻行人「迷路館の殺人」
うまい!!! 思わず読み終わって唸った 楽しいな~ 綾辻行人とても好きだぁ 館シリーズ三作目 不思議な迷路館に集まった4人の作家が、館の持ち主であり師である作家 宮垣葉太郎の遺...
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『被害者は誰?』貫井徳郎
初貫井です。何年か前に「慟哭」が流行ったけど、ヒネクレ者なんで読めずにおりました。 連作短編集。巷の評判では暗くて重たい話を書く人のようですが、コレは軽い話です。 探偵役は超二枚...
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『ST 警視庁科学特捜班 <青の調査ファイル>』今野敏
警察小説のシリーズ物。シリーズ物の割には新刊が出る度にタイトルの単語の順番が入れ替わってる気がする。 名前に色を表す漢字の入った5人の捜査官が活躍するシリーズ。ゴレンジャーですわ...
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岡嶋二人「99%の誘拐」
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横溝正史『双生児は囁く』
昨日のGoogle見た方いますかねー? ていうか世界のGoogleですから見た人も半端なく多いんだろうけど、昨日のGoogleのロゴがホームズで、とてもお洒落でとても素敵でちょっと感動した(笑)。 ど...
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有栖川有栖「海のある奈良に死す」
なんて素敵なタイトルと思って読んだこの本 海のある奈良... 奈良が海に面してないこと自体気が付かず読みはじめてしまった 多分それではこのミステリーは始らないのだ 出版された新刊を...
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森博嗣「数奇にして模型」
┃誰もいない部屋 ふと気がつくと目の前に、自分が前からずっと欲しかったモノがある 私は誰にも見られるコトなく、私はそっとソレを持ち帰るだろう 9作目のお話は、模型交換会で起きた事...
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コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ全集』第7巻・第8巻
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第7巻) シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第8巻) ああなんか久しぶりに読んだ気がする!...
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黒川博行「カウント・プラン」
修善寺にカレイドスコープミュージアムと言う小さな博物館がある 私はそこで初めてオイルの万華鏡を見た オイルのゆったりとした流れに様々な色が揺らめき 部屋のなかに万華鏡の色を映し出せ...
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綾辻行人「水車館の殺人」
連日の雨 止む事のない雨音を聞きながら 読んだ館シリーズの第2作 嵐のような雨の夜に起きた殺人事件 暗い森に囲まれれた古城を思わせる水車館で 現在と過去で起きた事件を同時に進ませて...
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森博嗣のミステリィは……良い!
3月以降、ミステリィを読みたい気分になって、……現在、『森博嗣作品』を読んでます。 森博嗣といえば、京極夏彦などと並び称される『理系ミステリィ』の代表格とまで言われてるお方だそうで...
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シャーロック・ホームズ ワトスンの災厄
シャーロック・ホームズワトスンの災厄 これ、ゴールデンウイーク中に読もうと思っていたのですが、 他の本や雑誌に手を出したりして未読のまま。 図書館から借りたものなので、早く読...
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野沢尚「破線のマリス」
「砦なき者」と言うドラマを見ながら、 原作は凄く面白いんだろうなと思った。(ドラマ見たきっかけは妻夫木君だけど) 本屋で「破線のマリス」と言うタイトルに惹かれて 作家の紹介を見る...
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島田荘司「占星術殺人事件」
読みずらい.... 難解な梅沢平吉の遺書から始まるこの本 どうしよう.. と思いつつ、やっと遺書が終わり ここで本格推理小説(一応私も言ってみる)の名探偵手洗潔と石岡が登場 しかし40年...
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コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ全集』第6巻
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第6巻) 「唇の曲がった男」「五つのオレンジの種」「花婿失跡事件」「赤毛組合」の4編収録。 「赤毛組合」って「赤毛連盟...
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森博嗣「今はもうない」
数年前に引っ越しをした時、私は持っていた小説をほとんど捨てた。 唯一手許に残したのは三島の「豊饒の海」4册と、ランボオの「地獄の季節」 豊饒の海は私が一番好きな本だが、地獄の季節は...
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コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ全集』第5巻
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第5巻) 「第二のしみ」「ライゲイトの地主」「ボヘミアの醜聞」の3編収録。 物語以外、解説は読まない!と申しておりま...
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コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ全集』第4巻
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第4巻) 第4巻は「まだらの紐」「入院患者」「独身貴族」の3編収録。 母親に聞きましたが、ホームズって長編が少ないら...
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コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ全集』第3巻
うわっほ(?)、今週の週刊テレビジョンの表紙、コナンに蘭、おっちゃん服部キッドまでがレモン持ってるよ!!! 書店で見つけてびっくらこきました(笑)。 しっかりレモンを持ってるあたりが爆...
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射逆 裕二「殺してしまえば判らない」
いいタイトルだ! 表紙もかわいい! きっとぶっ飛びな内容に違いない! 『みんな誰かを殺したい』で第24回横溝正史ミステリ大賞優秀賞・テレビ東京賞を受賞。受賞後第1作、女装マニアの探...
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永遠の森 (菅浩江)
永遠の森 博物館惑星 いつもはハヤカワSFばかりなのでたまには趣向を変えてハヤカワJA(Jpanese Author)を読んでみる事に… 正直日本のSF作家をなめてた。というか女性のSF作家をなめて...
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『「神田川」見立て殺人』鯨統一郎
見立て殺人事件ばかりの短編集。バカミス。 見立てといってもマザーグースとか手毬歌とかではないです。 かぐや姫の「神田川」とか沢田研二の「勝手にしやがれ」みたいな70年代の歌謡曲の歌詞に...
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『ミステリアス学園』鯨統一郎
ミステリー小説研究会の学生達のお話。連作短編集。 「密室」とか「アリバイ」とか、ミステリーを読み込んでいる人には常識的な言葉でも、一般の人には馴染みがない言葉の解説が事細かに書いてあ...
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横溝正史『夜歩く』
夜歩く あー、読了本の感想書くの久しぶりだよなあ。 なんか本を一気読みする時間がめっきり減ったといいますか、要は夜更かしやめたということなんですけども。 しばらくはこんなゆるりペ...
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神保町と渋谷
午後、神田神保町の書店街を廻ってみました。 仕事関係では特に買いたい本は無し。 文庫本の棚で、エラリー・クイーンの間違いの悲劇を発見。 今年の1月に出たクイーンの最新刊だそうです...
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ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』 越前敏弥訳
ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット 文庫化にあたって母親が買ってきました。 読む前から、これって上下巻でいいじゃないかと思ってたんだけど読み終わってもやっぱりこれって...
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『増加博士と目減卿』二階堂黎人
メタミステリーの短編集。 「メタ」ってのは「メタファー」のコト。「自己言及」っていえばイイんですかねぇ?この本でいえば、登場人物が、自分達が小説の中のキャラクターだってコトを知ってるお...
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森博嗣「封印再度」
森博嗣の本が好きな理由は、英語のタイトルである 始めて読んだ 「すべてがFになる・the perfect insider」 そのタイトルに惹かれて読み出したS&Mシリーズ で、今読み終えたのが「封印再度...
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京極夏彦『狂骨の夢』
狂骨の夢 ユングフロイト骨、骨、骨!な京極堂シリーズ第3弾。 ミステリーでもなくて、でも実は私は「妖怪小説」というのもあまり合っていないような気もする。 もうね、蘊蓄小説でいいじ...
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綾辻行人『鳴風荘事件 殺人方程式Ⅱ』
鳴風荘事件 殺人方程式II 15日に講談社文庫から発売されたばかりの作品。 といってもそれ以前には光文社のほうで出ていますよね。 いやー、なんかよくわからないけど光文社のほうを買わ...
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横溝正史『人面瘡』
こうやって記事を書いていたらWBCで日本が優勝してました。 エセファンになって、おめでとうございますと申し上げます。 野球、以前ちょっとだけ熱くなった時期があったけど最近はもうさっぱ...
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京極夏彦『魍魎の匣』
魍魎の匣 京極堂シリーズ第2弾。 陳腐な感想ですが、まずはまあ「長い」と。 いや、長いというか、「重い」?(笑) 勿論これは物理的に「重い」んですよ。 これがハードカバーだという...
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日本推理作家協会編『推理作家になりたくて 第6巻 謎―マイベス...
推理作家になりたくて〈第6巻〉謎―マイベストミステリー 功名が辻の感想を書こうと思ったけど、あのドラマは気分が沈んでいるときにはあまり合わないですね(笑)。というわけでこっちが先。 ...
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折原一『失踪者』
失踪者 あんまり爽快感のない叙述トリック(笑)や、読んでいる最中の恐怖感や作品の中に読者を誘う吸引力は相変わらず。 やっぱりこの人、叙述トリックが得意というより恐怖感を煽る書き方...
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横溝正史『犬神家の一族』
犬神家の一族 『八つ墓村』同様、もはや説明不要の超有名作。 最近では市川昆監督が、自身でお撮りになった1976年の作品を再び映画化するということで話題になっていましたね。30年前...
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弥勒の月
ここ最近大人向けの本をガシガシ(?)出版されている、あさのあつこさんですが、これまでの作品は、どことなくファンタジーな香りがしてました。 そういう意味では、このお話も時代ものとは...
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東野圭吾『回廊亭殺人事件』
回廊亭殺人事件 東野圭吾氏が何故人気があるのかというのがわかったような作品だと思った。 異常なほどの愛情をサラリと描いてしまって、なおかつそれが哀しみを感じさせるから東野作品に...
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島田荘司『斜め屋敷の犯罪』
斜め屋敷の犯罪 『占星術殺人事件』のとき、前半が非常に読みにくいと感じた私ですが懲りずにまた島田氏の作品を。 しかしながら、やっぱり今回も前半が非常に読みにくかった。 読みにくい...