めくらやなぎと眠る女 感想- 2009/12/08 15:48
- タイトルは「めくらやなぎと眠る女」。でも収録されているのは「めくらやなぎと、眠る女」何とも意味深な構成。「、」なしはオリジナル作品で「、」ありはブラッシュ・アップした作品というところか。作中の数字のくだりが少なくなっている。今回初めて読む「蟹」と「バースデイ・ガール」は何とも最近の村上節が炸裂した印象を受けた。基本ベースは「消失」か?「バースデイ・ガール」にいたってはスピリチュアルな雰囲気で進むの…
綾辻行人『Another』- 2009/12/09 20:52
- 応援クリックお願いします! 「気をつけて。もう始まっているかもしれない」 綾辻行人『Another』 1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一。 クラスには異様な雰囲気が流れており、中でもミサキ・メイは不思議な存在感を放っていた。クラスメートはミサキとの接触を避け、存在を無いものとして振舞っていた。ミサキ自身も他者と関わりを持とうとしていない。 恒一はミサキに惹かれ、盛んに関わろうとするのだが…
西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」- 2009/12/09 17:07
- 「どうせ死ぬ身の一踊り」だと読み終わるまで思ってました 毎度ながら何故表紙をちゃんと見ない..... 前々からメッタで気になっていた本 どんだけ、やけくそなのか?それとも偏屈なのか?と思いながら読んだらそんなんではない 整った文章と芥川賞系なだめ人間っぷりの度合いや、程よい毒が良い てっきり中川昌也系かと思ってたんで読み易かった お話は ”私”が「根津権現裏」の藤澤清造に傾倒し、彼の墓を飛行機に乗って迄毎…
吉行淳之介全集〈第1巻〉全短篇1- 2009/03/06 16:16
- 吉行淳之介はけっこう好きで文庫も何冊か持っていたのだけれど、どれもボロボロなので「この際だからきちんとしたハードカバーで1冊持っておこう」と思い若かりし頃に新宿の紀伊国屋で買った。この吉行淳之介を温泉宿とかで読むと怖いくらい絵になってしっとり浸れるんだよなー。処女作「薔薇販売人」に芥川賞受賞作「驟雨」、「水の畔り」などを含む短編集。「水の畔り」は村上春樹がアメリカ、プリンストン大学の授業で取り上げ…
「由熙(ユヒ)」李良枝- 2009/12/05 11:15
- 第百回 昭和六十三年下半期、芥川賞受賞作。ずいぶん前に仕事絡みで一部を読んで、いつか全体を読みたいと思ってメモしていた。図書館で手に取ったことがあるんだけど、開いてぱらぱらと見て、そのときは・・一緒に収録されていた他の作品がいまいち、だったのかな。借りずに。それから、何年経っただろう。図書館を検索したら、ないんだ。本が。えぇ〜、確かに、手に取ったはずなのに。考えてみたら、図書館だって・・・毎年増え…
「廃墟建築士」 三崎亜記- 2009/12/08 16:30
- 廃墟建築士posted with amazlet at 09.12.07三崎 亜記 集英社 1365売り上げランキング: 128852Amazon.co.jp で詳細を見る ありえないことなど、ありえない。不思議なことも不思議じゃなくなる、この日常世界へようこそ。 七階を撤去する。廃墟を新築する。図書館に野性がある。蔵に意識がある。 ちょっと不思議な建物をめぐる奇妙な事件たち。現実と非現実が同居する4編収録の最新作。 三崎さん、この本でひと段落です。 未読のも…
εに誓って/森博嗣- 2009/12/05 20:48
- εに誓って―SWEARING ON SOLEMN ε (講談社文庫)著者:森 博嗣販売元:講談社発売日:2009-11-13おすすめ度:クチコミを見る内容(「BOOK」データベースより) 山吹早月と加部谷恵美が乗り込んだ中部国際空港行きの高速バスが、ジャックされてしまった。犯人グループからは都市部とバスに爆弾をしかけたという声明が出される。乗客名簿にあった「εに誓って」という団体客名は、「φは壊れたね」か…
キノの旅〈13〉 (時雨沢恵一)- 2009/12/03 23:36
- キノの旅〈13〉the Beautiful World (電撃文庫)クチコミを見る キノ13巻。 もはやどういう話が展開していたのか、いままでどういう話があったのか記憶にない。どんなあとがきがあったかは印象に残っているが…w 著者が現代社会の問題を作品に投射しているかどうかは知らないが、自由に家族が選べる話や死刑執行方法などの話はなかなか風刺が効いていて良かった。言うならば「毒」がある。最近毒気が抜けてきたかなと思ってい…
陰の季節- 2009/12/02 23:10
- 横山秀夫の「陰の季節」を読了。 「陰の季節」 県警の警務課に所属する二渡。ある日、前刑事部長が 3年の期限限定での天下り先を辞めないと言い出した。 至急対処を求められた二渡だったが・・・ 「地の声」 警察職員の賞罰を決定する警務部監察課の新堂。 彼はある日、某署の生活安全課の課長 スナックのママとラブホテル通いをしているという 告発文を手にし・・ 「黒い線」 警務課婦警担当の係長・七尾は…
書籍「奇跡のリンゴ」読了。- 2009/12/03 13:53
- 奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録クチコミを見る 書籍「奇跡のリンゴ」石川 拓治・著 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班・監修 幻冬舎・刊を読了。 これはリンゴの無農薬栽培に成功した木村秋則氏の、成功に至るまでの物語。NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」というドキュメンタリー番組で紹介した後の反響の大きさから書籍になったということだそうです。番組は未見なんですが、機会があ…
受験生にはオススメできない本『新世界より』貴志祐介- 2009/12/03 13:21
- 受験生にはオススメできない本『新世界より』貴志祐介「何の本なんですか?」と塾生からしばしば質問される、超極太の本です。文庫なのに、この分厚さ(なんと953ページです!)なんで2冊に分けなかったのでしょうか?現在632ページまで読み終わっています。といっても、もう2週間近く読んでいるので、なかなか進んだ気がしませんが。久しぶりに時間を忘れて読書に没頭する感覚を呼び戻してくれました。ちなみに、大学受験が終わっ…
下北サンデーズ- 2006/09/13 11:54
- 石田衣良 著
汝の名- 2009/12/01 23:42
- 汝の名 (中公文庫)著者:明野 照葉販売元:中央公論新社発売日:2007-06おすすめ度:クチコミを見る 怖いような楽しいような。。 思いもよらない読後感。
眠りに落ちるその前に・・・- 2009/12/01 22:37
- おつかれさまです♪ 夜眠る前、皆さんだったら何してます??? 私はね・・・ 専ら読書♪ って、この話題は既出ですね☆ 何度も何度も言った気がする(^^;) で、ね、今読んでいる・・・というか、読み終わった本で すっごくすっごくツボにハマった一冊があるのでご紹介♪ 有川浩『植物図鑑』 これ、とっても面白いです♪ 内容は、恋愛小説なんだけれどね、ちょっと普通の恋愛小説じゃないの。 写メご…
11月読書記録- 2009/12/01 21:08
- 応援クリックお願いします! 秋も終わり冬に入りましたね。 季節が変わろうとも読書熱は冷めやらず。 11月は以下の本を読みました。 鮎川哲也『黒いトランク』創元推理文庫 恩田陸『夜のピクニック』新潮文庫 恩田陸『図書室の海』新潮文庫 北方謙三『破軍の星』集英社文庫 真保裕一『ホワイトアウト』新潮文庫 鳥飼否宇『中空』角川文庫 坂東眞砂子『葛橋』角川文庫 坂東眞砂子『身辺怪記』角川文庫 東野圭吾…
演じられた白い夜/近藤史恵- 2009/12/01 09:09
- 演じられた白い夜 (Jノベル・コレクション)著者:近藤 史恵販売元:実業之日本社発売日:2008-08-20クチコミを見る内容(「BOOK」データベースより) 小劇場界の著名女優・神内麻子は、劇団主宰者で演出家でもある夫の匠に呼ばれ、雪深い山荘へやって来た。匠の主導で山荘には女優、男優、舞台監督が集められていたが、彼ら八人は互いに初対面であった。匠の新作は本格推理劇で、演じる側にも犯人がわからないよう稽古を進める趣向…
桜庭一樹「製鉄天使」- 2009/12/01 02:47
- 「時なんて、越えるぜ。だって、あたしら、えいえんなんだ」 あたしら暴走女愚連隊は、走ることでしか命の花、燃やせねぇ! 中国地方にその名を轟かせた伝説の少女の、唖然呆然の一代記 一九八×年、灼熱の魂が駆け抜ける 鳥取県赤珠村の名家、製鉄会社の長女・赤緑豆小豆は 生まれながらにして鉄を操る不思議なチカラを持っていた 中学に入学式し地元最強レディース・エドワード族の オンナ達にめった殴りされた小豆 ボロ…
梁石日『血と骨』- 2009/11/29 00:44
- 応援クリックお願いします! 業深き男の激烈な人生 梁石日『血と骨』 1930年頃、大阪。 蒲鉾工場で働く金俊平は、その巨漢と凶暴さで極道からも恐れられていた。 金は飛田の女郎・八重を強引に身請けしたが、彼女に逃げられ、自暴自棄になり、仕事も辞めてしまう。 ある日、幼い娘を抱え飲み屋を経営している未亡人・李英姫に出会う。一目惚れした金は、英姫を無理矢理陵辱し、強引に結婚した。 やがて二人の間に子…
無痛- 2009/11/28 22:24
- 外見だけで病気と予後を完璧に診断できる二人の医師。 臨床心理士の女性。ストーカー。境界性人格障害の少女。 軽度の知的障害がある、無毛症で先天性無痛症の男。舞台は神戸。 起きたのは、猟奇的な殺人事件。長編サスペンス小説です。 かなり気持ち悪いシーンがあるので、合わない人もいると思います。 著/久坂部羊。 物語の幕開けは、神戸で起きた凄惨な一家4人惨殺事件だった。 人の痛みに共感する能力が欠如してい…
「臨床真理」柚月裕子- 2009/11/27 10:51
- 「臨床心理」。検索しても、見つからない・・あっ! 「臨床真理」だっと(゚∇゚ ;)こういうの、よくやる。「家裁の人」って検索しても見つからないので、図書館の人に聞いちゃった。あの〜、ないんですけど・・って、「家栽の人」だったんだ! って(゚∇゚ ;)・・こういうとき、「もしかして 家栽の人?」とか、親切な検索機能がついてると、いいよね。第7回「このミステリーがすごい!」大賞で、前から気になってい…























