みんなの投稿
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残穢
小野不由美 著
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池井戸潤『オレたちバブル入行組』
オレたちバブル入行組 (文春文庫) [文庫] バブル期に大手銀行に入行し、今では大阪西支店融資課長となった半沢直樹。 支店長の命令で無理やり融資の承認を取り付けた会社が倒産し、すべての責...
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芥川賞作品を読む 中村文則 「土の中の子供」
その前に「何もかも憂鬱な夜に」を読んだ。こちらは刑務所の警務官でした。死刑囚と僕の関わりが書かれています。土の中~の僕はたタクシー運転手です。二人共幼い時に酷い虐待にあって保護施設...
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中村文則 「迷宮」
お前はいい奴なんだけど苦手なんだ、とはいわない。お前の嫁の話も子供の話も聞きたくないんだ、とも言わない。前半はこういう独特の文体が頻繁に出てくる。随筆みたいで面白い。彼の年賀状はい...
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半落ち
半落ち (講談社文庫) [文庫]横山 秀夫講談社2005-09-15
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ラプラスの魔女 東野圭吾
帯に書いてあるような新しい感じはあんまりないけど 読み応えのある本でした。 SFなのでトリックが何でもアリなのが残念なところ 登場人物が多く、視点がころころ変わるので最初はとまどい...
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E. T. A. ホフマン『ホフマン短篇集』(岩波書店)
概要・はじめに この本を借りた動機はフロイトが分析している『砂男』の元となった本を読みたかったからと、幻想文学に関心があったからです。 特にホフマンは推理小説のような幻想小説を書...
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「絶叫」という小説を読んだ
タイトルがダサいのですが、表題の小説を読みました。 著者は葉間中 顕という自分より8歳も年下の人。 こんな若い人の本を読むのは初めてかも。 ネットで評判が良かったので、図書館で借りて...
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ロバート・ブロック[編]『サイコ』(祥伝社)
概要 モダンホラーの大御所、スティーブン・キング『第四外科室』。敏腕証券マン、ハワードはゴルフ中に倒れるが、病院の上で目が覚める。しかし、回復と同時に自分の身体の異変に気が付いて恐...
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火花
又吉直樹 著
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加藤千恵『蜜の残り』
蜜の残り (角川文庫) [文庫] みんながやっているような恋愛が、わたしにはできない― 「普通の」恋愛ではない恋をする女の子7人の織りなす短編集。 みんながしている恋愛ができない、という帯...
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姫野カオルコ『不倫(レンタル)』
レンタル(不倫) (角川文庫) [Kindle版] 美人ポルノ作家の力石理気子は30歳をすぎてもまだ男性経験がない。 そんな理気子の願いはただひとつ、「ヤりたい、ヤらせてください」。 そんな理気子...
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佐藤正午「鳩の撃退法」を読む感想 作家のながーい愚痴か自慢かボ...
東京MX「5時に夢中!」で以前、中瀬ゆかりさんが紹介していた本。 新刊本2巻を読んでみた。 ブックカバーには、どの本にも「なんかものすごい面白い小説」のような紹介がされていることが多...
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『パリ行ったことないの』著:山内マリコ
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アレホ・カルペンティエル『失われた足跡』(岩波書店)
あらすじ 幻の楽器を求めて、〈わたし〉は原住民の住む森へと足を踏み入れる。原住民たちは魔術を信じ、都会人とは全く異なる現実の捉え方をしていた。時間をさかのぼったような〈驚異的な現実...
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林真理子『ミルキー』
ミルキー (講談社文庫) [文庫] もう、「若くはない」女性たちが抱える秘密を切り取った12編の短編集。 初!林真理子でございます。 世の中には現役作家でも名前しか知らない作家というのが大...
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『化物語(上) (講談社BOX)』著:西尾維新
化物語(上) (講談社BOX)西尾 維新,VOFAN講談社売り上げランキング : 909Amazonで詳しく見る
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2.『二人乗り』―平田俊子
詩人としておなじみの平田俊子さんの小説。「嵐子さんの岩」「二人乗り」「エジソンの灯台」の三作の短編で構成されています。「二人乗り」は第27回野間文芸新人賞受賞作。感想は追記から。
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島本理生『ナラタージュ』
まず読みやすい文章っていうのが大きかったのだと思いました。 恋愛小説って特に読みやすいか読みにくいかで、私はだいぶ違うので。 自分ではわからない音楽のタイトルや映画のタイトルなんかが...
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『重力ピエロ』著:伊坂 幸太郎
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姫野カオルコ『ツ、イ、ラ、ク』
平たく言うと教師と生徒の禁断の恋的な、『高校教師』的なアレなんですけど、23歳の新任教師と14歳の中学生ですからね…。こう書くとやっぱ禁断の恋だな。 年齢で言ったら10個も離れていないの...
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イタロ・カルヴィーノ『不在の騎士』(国書刊行会)
イタロ・カルヴィーノについて イタロ・カルヴィーノは『見えない都市』『やわらかい月』などSF作品を書いてます。『見えない都市』はSFという感じがしないのですが……。ちなみに『まっぷたつ...
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『手紙』著:東野圭吾
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「鎌倉のおばさん」 村松友視著
自分に盗癖が宿ったのは何時の事だったか。私に盗癖が病として住み着いていったのだった。背中合わせに虚言癖も。作家とはここまで正直なのかと打たれました。小説の形をとっていますが、作者...
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百田尚樹著「フォルトゥナの瞳」感想 人の死が見える男の苦悩…マ...
久々に読んだ百田尚樹さんの著書「フォルトゥナの瞳」が面白かった。 論理がしっかりしているので、不思議な話でも違和感はない。 夢中になって引きこまれてしまった。 もし、誰かの死の時期が...
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ホルヘ・ルイス・ボルヘス『エル・アレフ』(平凡社)
ボルヘスについて ボルヘスは南米の作家で、アステカ・マヤの伝承とヨーロッパの小説との融合を図りました。と書くとガルシア=マルケスやバルガス=リョサと同じように聞こえるかもしれません...
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ウラジミール・ナボコフ『絶望』(光文社)
概要 『ロリータ』で有名な──むしろロリータという言葉がひとり歩きしてる感じすらありますが、テクストというのはそういうものなのです。例えば太宰治は「人間失格」がひとり歩きして、暗い...
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小説 雨と夢のあとに
ここでキャラメルボックスの舞台を観劇したことを紹介した「雨と夢のあとに」。舞台がなかなか好印象だったので、柳美里の同名原作小説を購入して読んでみました。 あらすじはおよそ舞台と変わ...
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黒死館殺人事件注釈その698
カリストゥス地下聖廊を探らせた際の ーーーーーローマ市郊外にある面積約90エーカーの大地下墓地で、その長さは12マイル、墳墓数はおよそ50万基といわれている。二世紀末カリストゥス...
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虚ろな十字架 東野圭吾
陰気な本でした。 読後感も悪いし。 読まなきゃよかった
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三浦しをん『きみはポラリス』
きみはポラリス (新潮文庫) [文庫] 同性愛、三角関係、片想い、禁忌etc…それぞれの恋のかたちを描いた短編集。 三浦しをんは初めて読みます。 この人、キンキのライブによく行くって言ってる...
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わたしたちが少女と呼ばれていた頃
ノン・ノベル 石持浅海著:前回まで下らん政治・思想ブログを書き続けたおかげで、頭のなかがちょっと妄想めいてきて、日常のふとしたことや何気なくテレビを見ているときなど、たわいもなく独...
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「紫の謎」を読みました
紫の謎 (パール文庫)まるでラノベのような表紙ですが、内容はなんと松本泰の少女小説。書店では恥ずかしくて買えない…とおもいますが、書店店頭ではパール文庫は見かけたことがありません。Ama...
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藤沢周平『蝉しぐれ』
蝉しぐれ (文春文庫) [文庫]藤沢 周平文藝春秋1991-07 東北地方にある小藩・海坂藩城下普請組に勤める牧助佐衛門の子・文四郎が友人の小和田逸平、島崎与之助らと共に成長していく様を描く。 ...
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『夜のピクニック』著:恩田陸
夜のピクニック (新潮文庫)恩田 陸新潮社売り上げランキング : 3224Amazonで詳しく見る
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「風の中のマリア」
沖縄旅行の移動中に、図書館で借りた表題の本を読みました。 おなじみの百田尚樹の本です。 ほぼ移動中に読めてしまうぐらい、スラスラと読めてしまいました。 これは秀作です。(男にとっ...
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垣谷美雨『夫のカノジョ』
夫のカノジョ (双葉文庫) [文庫] 夫・麦太郎の浮気を疑い、相手とされる麦太郎の会社の派遣社員・星見に会いに行く菱子。 しかし言い合いになっているうちに、怪しげなおばあさんに呪文をかけ...
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女のいない男たち 村上春樹
短編集。 前半3編は分かりやすかったけど 後半3編は。。。あいかわらず私には?でした 読みやすかったですけど。
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桜庭一樹『ばらばら死体の夜』
ばらばら死体の夜 (集英社文庫) [文庫] 神保町にある古書店の2階に下宿する白井砂漠。 彼女はある日突然下宿に現れた翻訳家の吉野解と関係を結ぶ。 吉野はかつて同じ場所に下宿していた。 愛情...
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米澤穂信「満願」を読む…優れた短編集 論理的なので結末は解るか...
TBS「王様のブランチ」や東京MX「5時に夢中!」(中瀬ゆかりさん)で紹介されていた新作本。読んでみたいと思っていたけれど、テレビで紹介されると買いに行っても売り切れていることも多...
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冲方丁『光圀伝』
光圀伝 [単行本] まさにタイトルの通り、水戸藩二代目藩主・徳川光圀の一生を描いた大河ドラマ。 ようやく読みましたよー。 読み始めたらあとは750ページを一気読み。 1日で読み切れる、パワー...
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半沢直樹原作「オレたちバブル入行組」
「オレたちバブル入行組」読み終えたのでドラマも含めて感想など。 まぁまぁ面白かったです。大体ストーリーは同じですが、私はドラマの脚本の方が面白いと思いました。ドラマの方がよりドラマ...
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斜陽/太宰治
【楽天ブックスならいつでも送料無料】斜陽改版 [ 太宰治 ]価格:367円(税込、送料込) 10代のころ、何となしに太宰治を敬遠して以来、私の近・現代文学観から太宰治が抜け落ちていることが長...
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【小説】『我が足を信じて 極寒のシベリアを脱出、故国に生還した...
『9000マイルの約束』の原作だけど、映画と違う部分もかなりあって、先が読めない。読み進むにつれて、故郷が近くなる(ただし地理はいっさい頭に入ってないので地図上のどこにいるのかよくわか...
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高嶋哲夫『首都感染』
首都感染 (講談社文庫) [文庫] 中国でワールドカップが開催されている頃、同国内で致死率60パーセントの強毒性インフルエンザが確認された。 水面下で情報を仕入れた日本政府、そして医師...
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谷村志穂『3センチヒールの靴』
3センチヒールの靴 (集英社文庫) [文庫] 「大人になっても恋上手になれない女たちを描く17篇」ってあるんですけど、17篇もあるだけあってひとつひとつが短いんですよねー。なんでイマイチ乗...
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沼田まほかる『ユリゴコロ』
ユリゴコロ (双葉文庫) [文庫] 婚約者の千絵が突然失踪し、病で先が長くない父親を残して母親は交通事故で亡くなった亮介。 彼は父親の書斎で見たことのあるカバン、そしてその中に入った遺髪...
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安部公房『人間そっくり』(新潮社)
あらすじ ある脚本家のもとに、ファンが訪れる。しかも自分は人間そっくりの火星人だと名乗り、火星の土地を買いませんかと持ちかけたり、新しい戯曲の提案をする。脚本家は狂人だと思って相手...
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安部公房『燃えつきた地図』(新潮社)
あらすじ T興信所に勤める〈ぼく〉は女性から失踪した夫、根室洋を探してくれるように頼まれる。手掛かりは<つばき>という喫茶店のマッチの箱のみ。女性の態度は煮え切らなく、何かあれば「...
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村上海賊の娘
和田竜 著
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百田尚樹の「モンスター」
永遠のゼロをはじめ、売れに売れている作家の百田尚樹ですが、 母親が読みたいというので、先日「永遠のゼロ」を買いました。 そして、同作家の「モンスター」が妙に気になり、自分用に買い...
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春、戻る 瀬尾まいこ
瀬尾まいこらしい、優しい本でした。 「いつの日も 誰かか きっと遠くから 見ていてくれる」(by 佐野元春) という感覚を信じて暮らしているので ほのぼのとした気持ちになりました...
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小松左京『まぼろしの二十一世紀』(集英社)
概要 『日本沈没』『さよならジュピター』などの長編小説で知られる小松左京。実はショートショートの名手でもあった。 本書は二十一世紀を迎える瞬間に起きた奇妙な出来事、「まぼろしの二...
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有栖川有栖『赤い月、廃駅の上に』(メディアファクトリー)
経緯 マイミクさんとスカイプで話している際に勧められた一作です。中でも表題作が面白いとのこと。そうかなぁ?^^;まぁ好みは人それぞれだからいいけど、僕は「海原にて」「シグナルの宵」...
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海賊とよばれた男
百田尚樹 著
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ペテロの葬列 宮部みゆき
長い割に地味なお話でした。 読みやすかったですけど。
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村上春樹さまの比喩
はい、こんにちは。 雪華ホーム!
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ランチのアッコちゃん 柚木麻子
さらさら読めました。 若い人が読んだら元気が出るのではないでしょうか? でもアッコちゃんと同世代の人が読んだら 私みたいに この年まで何やってたんだ自分? って気分になってしまう...
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本の紹介 - 「下町ロケット」
下町ロケット 小学館文庫 / 池井戸潤 イケイドジュン 【文庫】価格:756円(税込、送料別)↑↑↑↑↑ (通販購入・詳細情報はこちらをクリック) 「倍返しだ!」の決め台詞で名を覇せた半沢...
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イマヌエル・カント『道徳形而上学原論』(岩波書店)
『道徳形而上学原論』について 前に読んだ本が別の版元から出ていましたので購入。初めて読んだ時と比べて解る部分も増え、それと同時に疑問点も湧いてきました。『道徳形而上学原論』で述べら...
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桜木紫乃『誰もいない夜に咲く』
誰もいない夜に咲く (角川文庫) [文庫] 北海道で、逞しく生きる女性たちを描いた短編集。 桜木さんというと直木賞を受賞した『ホテルローヤル』が私も実は一番読みたかったのですが、まずは...
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昨夜のカレー明日のパン 木皿泉
いいお話でした 日常のなにげないやりとりが つみあげられて生活をつくっている 少しずつの好きと嫌い 少しずつのしたいとしたくない 少しずつの話したいと話したくない それらがち...
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本の紹介 - 「黒田如水」
黒田如水著者:吉川英治価格:515円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る↑↑↑↑↑ (通販購入・詳細情報はこちらをクリック) 吉川英治作、“黒田如水”2014年 NHK大河ドラマの主人公...
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本の紹介 - 「銀行仕置人」
【送料無料】銀行仕置人 [ 池井戸潤 ]価格:670円(税込、送料込)↑↑↑↑↑ (通販購入・詳細情報はこちらをクリック) 池井戸潤作、“銀行仕置人”ドラマ「半沢直樹」で有名な台詞、「倍...
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いとみち
越谷オサムさんの作品が好きで、いとみち、というのを見つけ読みました。秋葉原やメイドカフェなんて自分には縁がないしちょっと偏見をもっていましたが主人公の可愛い事!もう度胸があるんだか...
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祈りの幕が下りるとき 東野圭吾
加賀恭一郎のシリーズ 加賀の母親の過去が明らかになります。 読み始めに、名前がいっぱい出てきて えーっとってなりましたが 徐々に覚えられたのでヨカッタです 家族の問題は根深い、...
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スナックちどり よしもとばなな
いつもとおんなじ ちょっと変わった性格と生い立ちをもつ登場人物が 日々の生活の中で奇妙な体験をして小さなシアワセを見つけるという。。。 分かっているのに癒されるのは 私のココロ...
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死神の浮力 伊坂幸太郎
シリーズの2作目。 前回の「死神の精度」がよくできた話だったので 続編にしてはパワー不足かな? 設定が暗かったし 他人の感情に共感できない「なんでもできるひと」 世の中には結構た...
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ボックス!(下)
ボックス!(下) (講談社文庫) [文庫]
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モンスター
モンスター (幻冬舎文庫) [文庫]
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色彩を持たない多崎つくると・・・ 村上春樹
面白かったし、読みやすかったんだけど ちょっと不完全燃焼な感じで終わってしまって。。。 (アタシに分からなかっただけかもしれませんが) 残念
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ユキくんの夏
『おわらない夏』を読みました。せーえつの姉・征良さんのエッセイです。夏を過ごしていた避暑地タングルウッドでの思い出をつづった本。筆者の弟ユキくんも出てきます。愛情に満ちた、のびのび...
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空飛ぶタイヤ(下)池井戸潤さん!読了(^_-)-☆面白か...
空飛ぶタイヤ(下)池井戸潤 「内容」 事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。 だが、決定的な証拠はない―。 激しさを増すホープグル...