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【読書感想】村上春樹氏の『かえるくん、東京を救う』...
またしても読んでしまった村上春樹氏の小説。頭では分かっている。そろそろ気分転換に別の人の小説を読まないと、視野狭窄に陥る、と。いつまでも村上春樹的心地よい表現に浸かっているだけで...
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【読書感想】村上春樹氏の『太陽の西、国境の南』を読...
やはり最近は村上春樹氏一色の生活を送っている気がする。この間『めくらやなぎと眠る女』を読み終えて、次に手に取ったのが『国境の南、太陽の西』なのだから、なんというか、たまらない。 と...
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【読書感想】村上春樹氏の短編集『めくらやなぎと眠る...
今回は村上春樹氏の『めくらやなぎと眠る女』について。 “ニューヨーク発 24の短編コレクション”と銘打たれており、後半は『東京奇譚集』と同じものが収録されている。2週間かけてようや...
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『私の個人主義』夏目漱石
漱石は言わずと知れた文豪ですが、講演も有名なものが多く、これは1914(大正3)年の、大学生相手の講演です。これから社会へ出る人への生き方の指南といった内容です。 まとめるとこんな...
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芥川賞作品を読む 火花 又吉直樹
芸能人が書くものが嫌いです。でも。泣きました。コンビ解散の最後の舞台でなんでも言葉を反対に言う所と146頁の前半のしょぼい花火のところ。内省、自虐、太宰を思わせます。成績に悩む会社...
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池井戸潤『オレたち花のバブル組』
オレたち花のバブル組 (文春文庫) [文庫]池井戸 潤文藝春秋2010-12-03 東京中央銀行東京本店営業第二部次長に栄転となった半沢直樹が任されたのは、莫大な損失を抱える老舗ホテルの再建だった...
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湊かなえ『サファイア』
サファイア (ハルキ文庫) [文庫] 宝石を題材に、人間の奇妙な繋がりを描いた短編集。 湊さんは初読みなんですけど、少し前にスマスマに出てて、そのときSMAPの5人それぞれに物語作っててそれが...
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『巨匠とマルガリータ』
『巨匠とマルガリータ』(上)(下)/ブルガーコフ/1940/岩波文庫 1930年代のある日、モスクワに悪魔の一行が登場し、その超自然的な力で市民を大混乱に陥れます。私見ですが、...
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あの家に暮らす4人のおんな 三浦しをん
淡々とした話でした。 たいした事件も起こらず、ちょっと不思議な4人の同居生活が営まれていく。 彼女らのバックホーンは、こちらの好奇心を満たす程度に描かれているけど、 大切なのは、今...
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「パールストリートのクレイジー女たち」 トレヴェニアン 江國香...
初めにすべて事実であるが、訴訟されるとこまるから人物の名前は匿名にする、と書いてある。これだけの事を読解するのに6行の文を何度も読み返したけど、それ以外は解りやすく、名訳なのだと思...
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嫌われる勇気
友達のススメで 嫌われる勇気 という本を読みました。 アドラーの心理学ははじめてでしたが 2人の対話形式で書かれていて、読み易かったです。 この本 というか ...
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スコット・トゥロー 二宮馨 訳 「無罪」
長編小説が好きで、多作な作家が嫌いだ。23年間に9冊だというから寡作だ。そして単行本で460ページだから長編だ。中村文則の小説が長編とは解せない。短編ではない、という部類だと思う。...
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発売が延びに延びていた「人類資金7」が、やっと発売...
やっと発売されたよ。
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桜木紫乃『ホテルローヤル』
ホテルローヤル (集英社文庫) [文庫] 北国に建つラブホテルにまつわる連作短編集。 直木賞受賞作ですね。 桜木さんは「誰もいない夜に咲く」を読んだんですけど、本当はこっちが読みたかった。...
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ダシール・ハメット『コンチネンタル・オプの事件簿』(早川書房)
はじめに 日本独自の短篇集『コンチネンタル・オプの事件簿』を読みました。選者は小鷹信光。収録作品はオプ初登場の「放火罪および……」、「ターク通りの家」、「緑色の目の女」、中編小説「...
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島本理生『真綿荘の住人たち』
真綿荘の住人たち (文春文庫) [文庫] 東京にあるレトロな下宿「真綿荘」の住人たちが織りなす、ちょっといびつで不気味で、でも温かい物語。 これもまた恋愛小説なんですけど、ちょっといびつ...
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ジェームズ・ジョイス『ダブリンの市民』(岩波書店)
ジョイスというと 『フィネガンズ・ウェイク』や『ユリシーズ』などの技巧的な小説が目立ちますが、『ダブリンの市民』はそういう意味でまだリアリズム小説です。したがって技巧的な面を期待す...
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上橋菜穂子「鹿の王」を読む感想 感動する…この世に生きるものと...
上橋菜穂子さんが描くファンタジーの世界は、かなり好きで作品はほとんど読んでいる。 「守り人」シリーズも数年前に夢中になって読んだ記憶がある。これはNHKでドラマ化される。ちょっと楽...
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イタロ・カルヴィーノ『マルコポーロの見えない都市』(河出書房新...
あらすじ マルコポーロは次々と外国の都市をフビライ汗に報告する。アルミニウムの塔がある都市、欲望に囲まれた都市、近未来的なメトロポリス……。しかし、どれ一つとして都市の本当の姿で...
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『幻夜』著:東野圭吾
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レフ・トルストイ『コサック』(光文社)
あらすじ モスクワに住む貴族のドミトリー・オレーニン。彼は無気力な生活に疲れ、コーカサスの士官補になる。そこではチェチェン人との対立が続いていた。 勤務地のコーカサスはモスクワと...
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【上坂すみれ】江戸川乱歩にマッチするロックは!?
たまたま検索していたら、こんなのを見つけました。アイアンメイデンやスターリンズ、ゲーム音楽系って、乱歩にあいますかねえ。若者の感覚ですなあ。このひとは声優さんだそうです。すいません...
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ミラン・クンデラ『冗談』(みすず書房)
ミラン・クンデラ 『存在の耐えられない軽さ』で有名な(?)ミラン・クンデラの処女作です。『存在の耐えられない軽さ』でもそうだったんですが、『冗談』も共産党を題材にした小説でした。ミ...
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彩雲
文藝春秋社 森田誠吾著:以前、直木賞受賞作の「魚河岸ものがたり」を読んで、これほど美しい文章を書くひとがいるもんだ、と感嘆したものだった。ただ森田さんは直木賞作家のくせに、ものすご...
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百舌の叫ぶ夜 (百舌シリーズ)
百舌の叫ぶ夜 (百舌シリーズ) (集英社文庫) [文庫]逢坂 剛集英社2014-03-20
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『悲鳴伝 (講談社ノベルス)』著:西尾維新
悲鳴伝 (講談社ノベルス)西尾 維新講談社売り上げランキング : 79346Amazonで詳しく見る
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村上龍
[21世紀] ブログ村キーワード 作家の村上龍さん、久々のNHK出演でしたがなんだか怖かった。 『限りなく透明に近いブルー』からずいぶんイメージがかわりましたね。 テレビの「カンブリア宮...
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覇王の番人(上)
覇王の番人(上) (講談社文庫) [文庫]真保 裕一講談社2011-09-15
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マルティン・ハイデガー『アリストテレスの現象学的解釈』(平凡社...
ハイデガーの処女論文 ハイデガーが書いた事実上の処女論文です。事実上の、とわざわざ断わった理由はハイデガーがこの論文に関して発行を断念しているからです。 それを直接の弟子ガダマー...
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安生正『生存者ゼロ』
生存者ゼロ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [文庫] 北海道の根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が見るも無残な死体となって発見された。 陸上自衛官としてその場に立ち会った...
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桐島、部活やめるってよ 朝井リョウ
桐島、部活やめるってよという本を読みました。 題名がとてもキャッチーで、一度読んでみたいと思っていたこの小説、作者は岐阜県出身の早稲田大学生、朝井リョウさん。金髪がとても今風のスリ...
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「姥ざかり」を読む。
姥ざかり (新潮文庫)クチコミを見る あ~おもしろかった。 こんなに人生楽しんでいたら歳もとらんわな 文句を言うのをパワーにかえて、生っき生きしてる。 最近は、こんな感じのおばあちゃ...
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湊かなえ 夜行観覧車
湊かなえさん著、双葉社刊「夜行観覧車」を読みました。 「告白」の救いようがないラストにどんよりしたものの、つい手に取ってしまった湊さんの「夜行観覧車」。映画「告白」の主役、松たか子...
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小説版「映画 GANTZ」 映画脚本 渡辺雄介 小説 日下部匡俊
映画 GANTZ (JUMP j BOOKS)クチコミを見る(;`・ω・´)「今日は映画『GANTZ』のノベライズの紹介ですね」 (´・ω・`)「『GANTZ MINUS』、『GANTZ EXA』、映画版『GANTZ』の紹介をしてき...
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頭のうちどころが悪かった熊の話 安東みきえ
頭のうちどころが悪かった熊の話を読みました。 新聞の書評欄で見つけて、ずっと気になっていた「頭のうちどころが悪かった熊の話」、やっと図書館で見つけうきうきと借りてきたのです。表紙に...
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読書感想「文学研究という不幸」
読書感想「文学研究という不幸」 文学研究という不幸 (ベスト新書 264)著者:小谷野 敦販売元:ベストセラーズ発売日:2010-01-09おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★
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歌うクジラ 村上龍 電子書籍
http://itunes.apple.com/jp/app/id381666756?mt=8 (;`・ω・´)「今日はipadの電子書籍『歌うクジラ』です」 (´・ω・`)「著者は村上龍。説明が必要がないくらいに著名な作家だけど、個人的にあ...
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読書感想「新世界より 下」
読書感想「新世界より 下」 新世界より 下著者:貴志 祐介販売元:講談社発売日:2008-01-24おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★★
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読書感想「新世界より 上」
読書感想「新世界より 上」 新世界より 上著者:貴志 祐介販売元:講談社発売日:2008-01-24おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★★
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樅ノ木は残った (下) (新潮文庫)
樅ノ木は残った (下) (新潮文庫)
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考える人 / 2010年 08月号 特集 村上春樹ロングインタビュー
考える人 2010年 08月号 [雑誌]価格:1,400円(税込、送料別) ■2週間ほど前に買って、たらたら読み進めて今夜読了。 ■90ページにもわたるインタビューのなかで、今を語る村上春樹がいます。 ...
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読書感想「チャイルド44 下」
読書感想「チャイルド44 下」 チャイルド44 下巻 (新潮文庫)著者:トム・ロブ スミス販売元:新潮社発売日:2008-08-28おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★
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読書感想「チャイルド44 上」
読書感想「チャイルド44 上」 チャイルド44 上巻 (新潮文庫)著者:トム・ロブ スミス販売元:新潮社発売日:2008-08-28おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★
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「サクリファイス」近藤史恵
サイクルロードレースっていえば、前に見たアニメをひとつ思い出す。「茄子 スーツケースの渡り鳥」ていうアニメで、声優の一人が大泉洋さんだったので、家族のリクエストで借りて見た。チーム...
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湊かなえ 告白
湊かなえ作、告白をやっと読みました。 映画化される前から、書評を読んでとても気になっていた告白。周りの読んだ人は一人残らず「一気に読めたよ」「徹夜した~」というので、とても読んでみ...
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読書感想「上場企業が警察に抹殺された日」
読書感想「上場企業が警察に抹殺された日」 上場企業が警察に抹殺された日著者:宮崎 学販売元:扶桑社発売日:2009-06-09クチコミを見る 【評価】★★
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伊吹有喜「四十九日のレシピ」
熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ...
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読書感想「日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す...
読書感想「日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す」 日本語に主語はいらない (講談社選書メチエ)著者:金谷 武洋販売元:講談社発売日:2002-01-10おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★...
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読書感想「ある愛の詩」
読書感想「ある愛の詩」 ある愛の詩 (角川文庫)著者:新堂 冬樹販売元:角川書店発売日:2006-02おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★
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読書感想「孤立無援の名誉」
読書感想「孤立無援の名誉」 孤立無援の名誉著者:海老沢 泰久販売元:講談社発売日:1989-11クチコミを見る 【評価】★★★
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樅ノ木は残った (中) (新潮文庫)
樅ノ木は残った (中) (新潮文庫)
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読書感想「野村ノート」
野村ノート著者:野村 克也販売元:小学館発売日:2005-09おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★
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読書感想「野村再生工場―叱り方、褒め方、教え方」
読書感想「野村再生工場―叱り方、褒め方、教え方」 野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方 (角川oneテーマ21 A 86)著者:野村 克也販売元:角川グループパブリッシング発売日:2008-08-10お...
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読書感想「F1走る魂」
読書感想「F1走る魂」 F1走る魂著者:海老沢 泰久販売元:文藝春秋発売日:1988-02おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★★
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読書感想「F1地上の夢」
読書感想「F1地上の夢」 F1地上の夢著者:海老沢 泰久販売元:朝日新聞社発売日:1987-02おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★★
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読書感想「悪の華」
読書感想「悪の華」 悪の華 (光文社文庫)著者:新堂 冬樹販売元:光文社発売日:2006-10-12おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★
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週末起業を超える成功のやみつき法則
週末起業を超える成功のやみつき法則著者:藤井 孝一販売元:ビジネス社発売日:2004-06おすすめ度:クチコミを見る 時間の捻出は, 何かを得たいという目標を明確にすることから始まる。 たと...
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オー!ファーザー
伊坂幸太郎 著
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植物図鑑 有川浩
甘あまの有川浩。 でも楽しく読めました。読後感もスッキリ
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「着信アリ」秋元康
ホラーは観ない。けど、読むならいい。この違いは、何だろう。σ(゚・゚*)前に、「シャイニング」という映画を観た。スティーブン・キングの原作は読んであって、でも、映画は観たくないなぁ、と。...
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読書感想「空白の叫び 下」
読書感想「空白の叫び 下」 空白の叫び 下著者:貫井 徳郎販売元:小学館発売日:2006-08-25おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★★
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読書感想「空白の叫び 上」
読書感想「空白の叫び 上」 空白の叫び 上著者:貫井 徳郎販売元:小学館発売日:2006-08-25おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★★
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読書感想「ジョーカー・ゲーム」
読書感想「ジョーカー・ゲーム」 ジョーカー・ゲーム著者:柳 広司販売元:角川グループパブリッシング発売日:2008-08-29おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★★
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小松和彦「神隠しと日本人」
昔はおそくまで遊んでると、人さらいに攫われちゃうよと言われた さらうのは悪の商売人でサーカスやら悪いお金持ちとかに売り飛ばされるような気がした 多分もっと前なら、さらうのは河童、鬼...
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読書感想「帰郷」
読書感想「帰郷」 帰郷著者:海老沢 泰久販売元:文藝春秋発売日:1994-03おすすめ度:クチコミを見る 【評価】★★★
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V.T.R./辻村深月
内容(「BOOK」データベースより) 怠惰な生活を送るティーのもとに、三年前に別れた恋人、極上の美女アールからかかってきた一本の電話。 「アタシの酷い噂話や嘘をたくさん聞くことになると...
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走れメロス (新潮文庫)
走れメロス (新潮文庫)走れメロス以外の短編小説は殆ど太宰治の自伝だ。あんまり、面白くない。
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名前探しの放課後(上下)/辻村深月
内容(「BOOK」データベースより) (上巻) 「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。―自殺、するんだ」 「誰が、自殺なんて」 「それが―きちんと覚えてないんだ。自殺の詳細」 不可...
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ふちなしのかがみ/辻村深月
内容(「BOOK」データベースより) ひややかな恐怖が胸に迫る― 青春ミステリの気鋭が初めて封印を破った現代の怪談! おまじないや占い、だれもが知っていた「花子さん」。 夢中で話した「...