みんなの投稿
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ガストン・バシュラール『科学的精神の形成』(平凡社)
概要 十八世紀、十九世紀の自然科学は誤解と偏見に満ちていた。例えば宝石には雌雄があり、雌の宝石はよりキレイに輝くと考えられていた。 これ自体だけ見ると、単なる前近代的な考えにすぎ...
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哲学
こんばんは〜哲学者の中でフリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェはドイツの哲学者としてあまりにも有名です。1844年にプロイセン王国領のザクセンにて牧師の子として生まれた。彼は、当時のキリ...
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ピエール・グリマル『キケロ』(白水社)
この本を読んだ経緯 キケロってどうして海外で評価が高いんだろう、っていう疑問がありました。というのも学生時代に『友情について』『老年について』の二作品を読んで余り論理性も高くなけれ...
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ボエティウス『哲学の慰め』(筑摩書房)
一般的な知識 中世になると、スコラ哲学という聖書解釈学が学問の主流となります。これは英語のschool、つまり修道院という意味で、文字通り聖書解釈などの文献学が修道院で行われていたことに...
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彡(゚)(゚)「生きてるって な ん や ろ」
こういうのは考えだすとキリがないのでやめたほうがいいと思います。彡(゚)(゚)「生きてるって な ん や ろ」http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1435730955/ 1: 名...
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彡(^)(^)「正義の反対は別の正義やねんで(利いた風な口をきく)」
立場が反対なのと意味が反対なのは違う、という話です。彡(^)(^)「正義の反対は別の正義やねんで(利いた風な口をきく)」http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1434406890/ 1:...
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無宗教無神論者っていうと必死にあら探ししようとする奴
あなたは無宗教(特定の宗教を信仰していない)、無神論(神は存在しない)、不可知論(神が存在するかはわからない)のどれでしょうか。無宗教無神論者っていうと必死にあら探ししようとする奴www...
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檜垣立哉『フーコー講義』(河出書房新社)
概要 ミシェル・フーコーの問題意識は「人間科学」がなぜ一八世紀以降、急速に発展したのかだった。フーコーは『言葉と物』*1において人間が科学の中心と歴史は浅く、精々二○○年程度のものだ...
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神埼繁『フーコー』(日本放送出版協会)
概要 この『哲学のエッセンス』はかなり癖があります。一般的ではない視点から切り込んでいるのです。 フーコーといえば『監獄の誕生』*1のパノプティコン、『知の考古学』*2のエピステーメ...
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彡(゚)(゚)「人間の脳ってただのデータベース兼計算装置やな」
眠れなくなるだけなので、この手の思考実験はお遊びに留めるのが賢明です。彡(゚)(゚)「人間の脳ってただのデータベース兼計算装置やな」http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/...
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バタフライ効果ってあるじゃん?でさ、俺がいま右手挙げるとするじ...
バタフライ効果とは、ある気象学者の「蝶の羽ばたき程度の変化でも竜巻に影響を与えるかもしれない」という例え話を由来とする考え方です。よく「風が吹いたら桶屋が儲かる」のようなものと解釈...
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富松保文『アウグスティヌス』(日本放送出版協会)
概要 アウグスティヌスを現代思想(と現象学)の観点から読み解くとどうなるのだろうか。とりわけ自我、他者、顔という概念に、あるいは精神分析の〈不気味なもの〉を参照しつつアウグスティヌ...
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稲垣良典『トマス・アクィナス「神学大全」』(講談社)
概要 まず「入門書」という位置づけですが、ある程度哲学の知識というか用語が解っていないと読めません。カントの用語「実践理性」とか注釈なしで出てきますし。なので高校で倫理の科目を取っ...
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稲垣良典『トマス・アクィナス』(清水書院)
概要 アリストテレス哲学とキリスト教を結びつけた、中世哲学者のトマス・アクィナス。彼の思想をその生涯とともに紹介しています。この手の解説書に頼ることは、昔は邪道だと思っていたのです...
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宮谷宣史『アウグスティヌス』(講談社)
読んだきっかけ アウグスティヌスは『三位一体論』を著し、キリスト教関係では重要な哲学者です。クリスマスシーズンだということもあり、キリスト教関係の本を読んでみました。 もう一つの...
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ソール・クリプキ『名指しと必然性』(産業図書)
分析哲学の大きな流れ と言っても僕は分析哲学については本をそんなに読んではいないのですが、分析哲学の発想はアリストテレスの頃からすでに見られました。『形而上学』*1で言語の分析を通じ...
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「嵯峨英徳講演会」江東公会堂
昨日の友人の自死もあって、体調が今ひとつ良くない。それはともあれ、一昨日、友人、嵯峨英徳氏の講演会が夜「江東公会堂」での「葬送文化学会」であった。約1時間半。演目は「東アジアにおけ...
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エドムント・フッサール『論理学研究』(みすず書房)
エドムント・フッサールについて エドムント・フッサールはハイデガーとの師弟関係が有名ですが、最初は数学者クロネッカーに師事しています。ちなみに学位取得は「変分法」という哲学も心理学...
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荘子『荘子』(岩波書店)
荘子という本は 「胡蝶の夢」などで有名な荘子。道教、つまり老荘思想の古典として名高い、んですが、かなり苦戦しました。一番の原因は僕が中国哲学に関して教養がない、ということなんですけ...
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マルティン・ハイデッガー『技術への問い』(平凡社)
概要 処女論文「ナトルプ報告」から晩年の「存在と時間」まで、〈ある〉という謎に挑み続けたハイデガー。彼は科学技術に対してどういう態度を取っていたのだろうか。また哲学との関係は? 荘...
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マルティン・ハイデッガー『カッセル講義』(平凡社)
ハイデガーの講演 本書はハイデガーが講演をしたものです。ディルタイの歴史観や、相対性理論、非ユークリッド幾何学にも言及しつつ、ハイデガーの問題意識である「〈ある〉とはどういうことか...
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マルティン・ハイデッガー『論理学の形而上学的な始元諸根拠』(創...
概要 ハイデガーは存在の謎に挑んだ哲学者です。「人間が実存するところの究極目的は何であるか」という一説がそれを示しているように僕は思います。 実存とは現実存在の略であり、普遍性・...
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ゴットフリート・ライプニッツ『形而上学叙説』(平凡社)
この本を読んだ経緯 今はフランス現代思想よりもその議論の前提となっている哲学者を読みたいなー、と思って、ライプニッツを借りてきました。岩波文庫もあったけど、翻訳が旧字体や旧仮名遣い...
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九鬼周造『偶然性の問題』(岩波書店)
問題意識 哲学者には必ず問題意識を強く持っています。『偶然性の哲学』において述べられている九鬼周造の問題意識は、この世でおこる全ての事象は偶然か必然かを論じているような気がします。...
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青柳悦子『デリダで読む千夜一夜』(新曜社)
概要 「シンドバッドの冒険」、「アラジンのランプ」など、アラビア文学として有名な『千夜一夜』。実はデリダを軸に読むと新たな視点が見えてくるばかりでなく、実(に/は)デリダと相性がい...
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出隆『哲学青年の手記』(彰考書院)
哲学青年の手記 出隆について 明治生まれの「哲学」者。あるいは哲学者研究者。調べてみたらアリストテレスが専門らしいです。手持ちの『形而上学』(岩波書店)は出隆の翻訳でした。他にも『...
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「第14回火葬研究会大会」神保町
昨日は、午後から神保町にある「ちよだプラットホームスクェア」会議室での「火葬研究会」主催の「第14回火葬研究会大会」に出席。会場は、満席の盛況。会長である、東京電機大学名誉教授、八...
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易や陰陽五行、東洋思想の立ち位置。
易や陰陽五行は「東洋思想」と一般的に言われますが、東洋と西洋の境目って一体どこにあるのでしょう?ヨーロッパから見れば、日本や朝鮮、中国は、東の極み、つまり「極東」ということになりま...
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うるう
閏年の 2月29日を、得したと思うか、損したと思うか。 わたしはこれまで、「損した」と思うことは、一度もなかった。 もともとイベントが好きなので、「今年は閏年だ!」と思う特...
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今日の一言 340
人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、何事かをなすにはあまりにも短い。 中島敦
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今日の一言 336
コミュニケーションにおける最大の問題は、意思が伝わったと錯覚することだ。ジョージ・バーナード・ショー (アイルランド出身の劇作家・劇評家・音楽評論家)
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今日の一言 330
乗りかけた船にはためらわずに乗るか戻るかしないと落ちる。えんたん
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管理人が覚えた言葉 216 「哲学の道」
哲学の道京都市左京区にある小道のこと。哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら思索にふけったことからこの名がついたと言われる。「思索の小径」と呼ばれていたものが、いつしか「哲学の道...
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5億年ボタンの哲学
この動画を見ただけでいろんなことを考えてしまう・・・。自分だったら?30年くらいなら?朝夕や睡眠ありなら?経験や記憶を持ち帰ることが出来るなら?300万円、若しくはそれ以上だったら?...
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羽生善治伝説、コピペ
今日は天才と言われる人の伝説のコピペ。以下に羽生さんに関するコピペを紹介しようと思う。↓http://2chcopipe.com/archives/51771589.html脳のスタミナ羽生さんは今、チェスに夢中だとか。「...
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管理人が作った造語 58 「アナポゥ」
アナポゥりんごの事。りんごの単数形。ひとつのリンゴan apple
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今日の一言 321
技術は人間工学だ。人間を知らないと、すぐれた技術者にはなれない。アノニマス疲れ知らず!人間工学マウス!快適! ワイヤレスマウス!クチコミを見るインテリアの人間工学 (GAIA BOOKS)クチコミを...
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今日の一言 319
明日しなければならないことがあるなら、今日のうちにしろ。 ベンジャミン・フランクリン
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今日の一言 318
健康について考えすぎて一周まわった。結論:生きてることが一番健康に悪いえんたん
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今日の一言 313
何が幸せかわからないです。本当にどんな辛いことでも、それが正しい道を進む中の出来事なら峠の上りも下りも、みんな本当の幸せに近づく一足づつですから宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より
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人生は神ゲーだ!!コピペ
今日は人生そのものに関する面白いコピペを見つけたので以下に紹介しようと思う。人生は神ゲーだ。本気でがんばるとぎりぎり倒せるように絶妙のバランス調節がされた敵。単純作業じゃ効率が悪い...
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今日の一言 207
人生自体が時間の無駄!えんたん
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今日の一言 206
僕らはみんな意味がないロックバンド「有頂天」の曲名より
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今日の一言 200
負けたからクズってことじゃなくて可能性を負わないからクズ・・・・!!「賭博黙示録カイジ」より
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今日の一言 199
ヒラメキやセンスも大切だが、苦しまないで努力を続けるということが何よりも大事な才能だと思います。羽生善治決断力 (角川oneテーマ21)クチコミを見る
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今日の一言 198
スナフキン語録 思い出は胸にしまえばいい そうすればカバンもいらないからね この世にはいくら考えてもわからない、でも、長く生きることで解かってくる事がたくさんあると思う。君たちも大...
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モーリス・メルロ=ポンティ『意味と無意味』(みすず書房)
芸術、哲学、政治 この論文集は1.芸術論を論じた「作品」2.哲学的な問題を論じた「思想」3.政治問題を扱った「政治」の3つに分かれています。 セザンヌの誘惑は後の『眼と精神』につ...
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損得の基準
たとえば、の話ね。 わたしは、某レストランの 200円分の割引券を手に入れました。 さっそく、そのレストランにランチを頂きに出かけました。 カレーライス 1,000円 ハ...
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管理人が最近覚えた言葉 163 「デュオニソス」
デュオニソスギリシア神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神。ローマ神話では酒の神バッカス。これと同義。忘我、奪魂、自己放擲の神。マイケルジャクソン。
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今日の一言 243
Learn as if you will Live Forever, Live as if you will Die Tomorrow. (明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学べ) anonymous作者不詳
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今日の一言 242
「大いなる神秘」は誰もに美しさを見る。烏が鷲になる必要はない。 スクァミッシュ族の格言
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百千万劫にも遭い遇うこと難し(犀角10/10)
「犀の角たち」(大蔵出版) 最後まで読み終えまして、自分なりの「第5章」を書いてきました。 視点の人間化が進むとどうなるんでしょうか?さらに個別の人間の視点に下降(堕落)していくの...
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最大多数の最大救済(犀角09/10-c)
「釈尊時代の仏教は出家者向けであり、大乗仏教は出家できない人向けである。救われる人が違うから優劣はつけられない。」というのが、佐々木氏の意見です。 宗教に優劣をつけるとすれば、何人...
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集中から分散へ(犀角09/10-b)
神の視点については以前も考察しました。今回は、集中から分散への移行という観点で見てみたいと思います。 視点の人間化が分散化とイコールとは言えないかもしれませんが、唯一絶対の神の視点...
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ガッテンと大乗仏教(犀角09/10-a)
「生きる上での苦しみを軽減する考え方を広めて、多くの悩める人を救うこと」…これが、釈尊が悟りを開いてから行ったことで、仏教の原点であり、至上目的だろうと思います。 ところで、これと...
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大乗(犀角09/10)
「犀の角たち」(大蔵出版) 「第五章 そして大乗」から最後まで読みました。 釈尊の没後、仏教が次第に勢力範囲を拡大し、独立した僧団が各地で散在する状態になると、僧団ごと地域ごとに教義...
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釈尊の仏教(犀角08/10)
「犀の角たち」(大蔵出版) 「第四章 釈尊、仏教」の後半を読みました。 仏教が誕生したころ、インドはアーリア人に支配されていて、ヴァルナ(カースト制度の前身)という厳格な身分差別社会...
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仏教は思想の宝庫(犀角07/10)
「犀の角たち」(大蔵出版) 「第四章 釈尊、仏教」の前半を読みました。 まず、脳科学についての指摘。 《以下引用》… 脳科学は、様々な領域で科学理論が成立していく、その成立機構を解明...
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ペンローズの主張(犀角06/10-b)
「犀の角たち」(大蔵出版) 「第三章 数学」の後半を読みました。 この本の説明は分かりやすいというか、私好みです。科学史の本としても非常に優れていると思います。 そんなわけで、ペンロ...
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カオスとフラクタル(犀角06/10-a)
「犀の角たち」(大蔵出版) 「第三章 数学」の後半を読みました。 この本の説明は分かりやすいというか、私好みです。科学史の本としても非常に優れていると思います。 そんなわけで、カオス...
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ポアンカレの科学観(犀角06/10)
「犀の角たち」(大蔵出版) 「第三章 数学」の後半を読みました。 最も衝撃的だと思われるゲーデルの「不完全性定理」についてまとめてあるので、メモっておきます。 《以下引用》… 「その...
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虚々実々(虚実4/4)
複素数みたいなもの…全然数学的な意味ではなく、飽くまでもイメージなんですが…私たちの頭の中には現実(real)の座標軸と想像上(imaginary)の座標軸があるな、と突然思いました。 実数成分(re...
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民の見えざる手(虚実3/4)
「神の視点」から「人間の視点」への移行というのを考えた時、「民の見えざる手」というフレーズが頭に浮かびました。 市場原理で価格が決定するシステムを、正当化するためと言えばいいんでし...
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ピタゴラス教団(犀角05/10)
「犀の角たち」(大蔵出版) 「第三章 数学」の前半を読みました。 《以下引用》… 数学という学問は外部からの情報とは無関係に、人間の思考だけで成り立っている分野だと考えられているから...
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世の中は理不尽なのか?
思い通りに行かないことがあると、「世の中、理不尽だ!」とか、「神様は不公平だ!」とか言いますが、本当のところどうなんでしょう?世の中は理不尽なんでしょうか? 理屈どおりに行かないと...
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木村資生の中立論(犀角04/10)
「犀の角たち」(大蔵出版) 「第二章 進化論」の後半を読みました。 「ダーウィンに消された男」という本が有りました。ウォレスのことを取り上げたものです。でも、以下のようなことならば、...
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「神の視点」の高さ
今読んでおります「犀の角たち」では、科学の世界で起きた「神の視点」から「人間の視点」への移行について描かれています。ドキリとする捉え方ですし、ワクワクしながら読んでおります。ただ、...
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ダーウィンの進化論(犀角03/10)
「犀の角たち」(大蔵出版) 「第二章 進化論」の前半を読みました。 今度は進化論における「科学の人間化」(神の視点が人間の視点に移っていくこと)を見ていきます。 《以下引用》… 本来...
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パラレル・ワールド(犀角02/10)
「犀の角たち」(大蔵出版) 「第一章 物理学」の後半を読みました。 相対論の説明を読んで、著者の切り口のうまさを感じました。神の視点で記述した古典力学を、人間の視点で記述し直した...
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彷徨する科学の方向性(犀角01/10)
「犀の角たち」(大蔵出版) 「第一章 物理学」の前半を読みました。 《以下引用》… 科学というのは、世界のありさまを、あるがままの姿で記述することを目的として生まれたものではない...
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ネガティブ・シンキング(龍樹20/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナ以後」の「2比較思想からみたナーガールジュナ」を読みました。 最初に結論を引用します。 《以下引用》… 西洋においては否定神学や神...
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その後の中観派(龍樹19/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの著作」の「4十住毘婆沙論」と「5親友への手紙」、「?ナーガールジュナ以後」の「1ナーガールジュナの思想の流れ」を読みました。 「十...
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大智度論の五戒(龍樹18/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの著作」の「2大乗についての二十詩句篇」と「3大智度論」(第十三巻の五戒に関する部分の抄訳)を読みました。 大乗についての二十詩句...
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中論(龍樹17/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの著作」の「1中論」の「第21章」から「第27章」(最後)まで読みました。各章、好きな一文を抜き出します。 第21章.生成と壊滅との考察...
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中論(龍樹16/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの著作」の「1中論」の「第10章」から「第20章」まで読みました。各章、好きな一文を抜き出します。 第10章.火と薪との考察 12.火は薪...
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中論(龍樹15/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの著作」の「1中論」の「第9章」まで読みました。各章、好きな一文を抜き出します。 第一章.原因(縁)の考察 1.もろもろの事物はど...
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ブッダとは(龍樹14/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの思想」の「8否定の論理の実践」の「2ブッダ」「3縁起を見る」を読みました。 《以下引用》… ナーガールジュナが『中論』において述べてい...
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ニルヴァーナ…涅槃(龍樹13/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの思想」の「8否定の論理の実践」の「1ニルヴァーナ」を読みました。 ニルヴァーナ(涅槃)とは、仏教が最終目標とする境地と言っていい...
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有無を言わさぬ中道(龍樹12/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの思想」の「7空の考察」の「2中道と空見」を読みました。 まず、三諦偈から。「因縁所生の法、我即ち是れ空なりと説く。亦た是れ仮名と...
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縁起・無自性・空(龍樹11/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの思想」の「7空の考察」の「1空と無自性」を読みました。 「縁起せるが故に空である」といい「縁起せるが故に無自性である」といい「無自性...
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全ては縁起(龍樹10/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの思想」の「6縁起」の「5不生」と「6否定の論理の代表としての」と「7無我」を読みました。 「縁起」に「起」が含まれているから「不生...
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『中論』の縁起説(龍樹9/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの思想」の「6縁起」の「3『中論』における「縁起」の意義」と「4従来の縁起論との関係」を読みました。 『中論』の縁起とは相依性(相互...
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論敵の縁起説(龍樹8/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの思想」の「6縁起」の「2アビダルマの縁起説」まで読みました。 『中論』の中心思想と目される縁起ですが、これもまず論敵の側から見てい...
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「否定」から「縁起」へ(龍樹7/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの思想」の「5論争の意義」の後半を読みました。 ナーガールジュナの思想を論敵の方から見ているので、ナーガールジュナ自身の思想がまだ...
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八不の論理(龍樹6/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの思想」の「5論争の意義」の前半を読みました。「中論」は論争の書だそうですが、「空」の哲学は定まった教義を持たず、ナーガールジュナも...
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運動の否定の論理(龍樹5/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの思想」の「4空の論理」を読みました。「中論」の第二章(第一~第十七詩)に書かれている「運動の否定の論理」というのが「中論」の論法...
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梅木達郎『サルトル』(日本放送出版協会)
概要 サルトルは、『存在と無』で自己の意識は直接に感じられるものとしました。つまり自分のことは自分がよく解っている、と言っているのです。 しかし一方で自分とは一番遠い存在なのです...
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ジャン=ポール・サルトル『存在と無』(筑摩書房)
テキトーな概要 「私」って一体なんだろう? 他人って一体なんだろう? という厨二病的な論文。 外面と内面 僕たちは例えば目で見た画像を脳で処理して「世界」を作っています。そういう意...
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論敵「有部」(龍樹4/20)
「龍樹」(講談社学術文庫版) 「?ナーガールジュナの思想」の「3論争の相手」を読みました。ナーガールジュナの主著「中論」は攻撃的な口調で書かれていて、論敵がいることが明らかなのだそ...
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大乗非仏説というのがあるらしい…(大起10/10)
大乗起信論(岩波文庫版) 第五段「修行の勧めと修行の効果」まで読みました。一応、読了ということになります。 紀元前後(ということは奇しくもキリスト生誕前後ということか…)にインド...
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誤った見解への対処(大起6/10)
大乗起信論(岩波文庫版) 第三段「解釈分」の第二章「誤った見解の克服(対治邪執)」まで読みました。以下、自分なりにまとめてみます。 誤った見解(邪執)はすべて、ものの実体視(我見...
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エドムント・フッサール『現象学の理念』(作品社)
なんか『デカルト的省察』と『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』を足して二で割ったような感じ。つまるところ言ってしまえば、フッサールの考えはこの初期の『現象学の理念』に集約され...