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定年から4年―さわさわと風のように生きたい
定年から4年がたつ。 来し方を振り返る時、何者にもなれなかった無名の自分を、少し悔しいと思うと同時に、それでよかったという思いが交錯する。 そして、人生とはママならぬものだとつくづ...
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白井聡「戦後の墓碑銘」―若き論客の今後に期待
白井聡は「戦後の墓碑銘」(週刊金曜日6月6日号)でつぎのように論じている。 安倍晋三は本気で「戦後を終わらせる」ことを考えている。 もっとも安倍の「戦後レジームからの脱却」とは単純だ...
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中北浩爾『自民党政治の変容』を読む
本書は60年に及ぶ自民党政治の変容を追っている。 自民党のリベラル派から右派への主導権の移行、それに伴う政策的な変化である。 右派とリベラル派は憲法改正に肯定的か否定的かで区別され...
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続々・安倍晋三の政治的DNA(5)―改憲論①
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年5月号に、「連載 第259回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(5)―改憲論①」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載する...
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続・安倍晋三の政治的DNA(5)―改憲論①
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年5月号に、「連載 第259回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(5)―改憲論①」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載する...
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安倍晋三の政治的DNA(5)―改憲論①
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年5月号に、「連載 第259回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(5)―改憲論①」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載する...
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集団的自衛権―そんなに急いでどこへ行く
5月26日付朝日新聞の世論調査が掲載されている。 〇憲法解釈による集団的自衛権行使 反対55 賛成29 〇内閣の判断で行使可能にする安倍首相の進め方 適切でない67 適切...
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松本輝夫『谷川雁 永久工作者の言霊』①
松本輝夫『谷川雁 永久工作者の言霊』(平凡社新書)を読んだ。 めっぽう面白かった。 松本は谷川との縁からテック(=ラボ)に入社。 その後、同教育センターの会長まで務めた。 テック時代の...
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自衛権の論じ方―山田孝男「風知草」より
毎日新聞の山田孝男記者の「風知草」を愛読しているが、5月19日付「自衛権の論じ方について」がなかなか良かったので紹介しておく。 集団的自衛権の行使を認めれば、いずれ戦争に巻き込まれ...
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安倍政権―集団的自衛権行使容認へ
5月15日、安倍首相は集団的自衛権行使を容認する方針をうちだした。 「戦争しない国」から「戦争する国」へと、戦後日本は重大な岐路に立たされている。 5月16日掲載の各新聞社の社説を...
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米国の戦争手伝う集団的自衛権
安倍政権は集団的自衛権行使容認の憲法解釈に急だ。 5月13―14日付中日新聞「特報」が「集団的自衛権」について特集しているので紹介しておく。 集団的自衛権の行使で何をするのか。 日...
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安倍政権=72年政府見解で集団的自衛権容認
安倍政権は集団的自衛権行使を容認するため、1972年の政府見解「集団的自衛権と憲法の関係」を根拠に憲法解釈を変更する方針だという(以下、5月11日付毎日新聞参照)。 政府内では当初、...
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安倍内閣の対米宣戦布告
『永続敗戦論』で若手の論客として注目されている白井聡が、『週刊金曜日』5月9日号に「対米宣戦布告 アベノクラシーのアンビバレンス」という文章を書いているので紹介しておく。 オバマ大...
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現代によみがえる「統帥権干犯」
改憲を目ざす安倍首相は、当初憲法96条を改定しようとしたが、各界から「裏口入学」と批判されて現在は棚上げしている。 そのかわりに、憲法解釈により集団的自衛権行使を可能にしようとして...
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第五福竜丸・ビキニ事件から60年
1954年、太平洋ビキニ環礁で行われた米国の核実験から60年がたつ。 以下、5月6日付毎日新聞の平塚雄太・記者の目「第五福竜丸・ビキニ事件60年」「国策の悲劇 繰り返すな」より。 ...
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「裏安保」の日中関係重視した池田・田中・大平3政権
5月3日付中日新聞に「「裏安保」日中関係重視」「池田、田中、大平の3政権」という記事が掲載されている。 1960―70年代にかけ、日本のかじ取りを担った池田・田中・大平の自民党3政...
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続々・安倍晋三の政治的DNA(4)―日米同盟論②
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年4月号に、「連載 第257回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(4)―日米同盟論②」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載...
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続・安倍晋三の政治的DNA(4)―日米同盟論②
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年4月号に、「連載 第257回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(4)―日米同盟論②」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載...
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安倍晋三の政治的DNA(4)―日米同盟論②
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年4月号に、「連載 第257回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(4)―日米同盟論②」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載...
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貧困連鎖社会日本
4月27日に放映されたNHKスペシャル「女性たちの貧困」をみた。 衝撃的だったのは、インターネットカフェで暮らす母と姉妹。 姉は19歳でコンビニでアルバイトをしている。 妹は14歳...
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辺見庸の暗い予見
週刊金曜日4月11日・18日・25日号に、辺見庸×佐高信対談が掲載されている。 辺見は以下のように暗い予見をしている。 安倍首相のように「戦後レジームからの脱却」をいう人たちがどう...
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オオカミ導入が日本の生態系を守る
『新潮』5月号のビートたけしと丸山直樹・日本オオカミ協会会長の対談「オオカミ復活で生態系を取り戻せ」が面白かったので紹介しておく。 日本の森林はシカが増えすぎて生態系が破壊されてい...
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原発廃炉への道―人類初の挑戦
4月20日放映のNHKスペシャル「原発廃炉への道―人類初の挑戦」「放射能封じ込めー果てしなき道」をみた。 福島原発事故で1―3号機がメルトダウンした。 現在、東電によって廃炉計画が...
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逆境力はなぜ必要なのか
昨日のNHKクローズアップ現代は「逆境力」について取り上げていた。 逆境力が注目されたのは、ホロコーストで生き残った孤児たちの観察からだという。 同じホロコーストの体験をしながら、...
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北朝鮮―権力とカネ
4月13日放映のNHKスペシャル「北朝鮮―権力とカネ」は、金王朝の権力を支えているの「宮廷経済」という裏経済の実態にせまり、なかなか見ごたえがあった。 宮廷経済は最高指導者が自由に...
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なぜ日本はアジア諸国に謝罪できないのか
加藤典洋が4月11日付朝日新聞に「敗戦のねじれに向き合って」という文章を掲載している。 以下要旨引用。 安倍首相の靖国神社参拝で世界的に日本の孤立が深まった根本的原因は、日本が先の...
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国民の右傾化に歯止めかー朝日新聞世論調査
朝日新聞の世論調査結果が4月7日の新聞に掲載されている。 安倍首相とその取り巻き連中の暴走で、右傾化にやや歯止めがかかった調査結果となっている。 以下紹介(数字はすべて%を示す)。 ...
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中国「新持久戦」で日本包囲網形成
中国が「新持久戦」で日本の国際的包囲網を形成しようとしている。 以下4月3日付毎日新聞「「孤立する日本」より。 中国政府は日中首脳会談を行う条件として、安倍首相が首相在任中に靖国神...
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続々・安倍晋三の政治的DNA(3)―日米同盟論①
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年2月号に、「連載 第256回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(3)―日米同盟論①」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載...
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続・安倍晋三の政治的DNA(3)―日米同盟論①
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年2月号に、「連載 第256回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(3)―日米同盟論①」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載...
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安倍晋三の政治的DNA(3)―日米同盟論①
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年2月号に、「連載 第256回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(3)―日米同盟論①」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載...
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敗戦直後の漢字廃止論ー現代史散策③
アメリカは第2次世界大戦後に日本から軍国主義を一掃して民主化するための一環として「漢字の全廃・ローマ字の採用」を推進しようとした。 日本人は漢字学習に膨大な時間を費やしているため、...
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続・郵政省改名騒動―現代史散策②
田中角栄の後を継いだ寺尾豊郵政大臣は、1958年の臨時国会に改めて郵政改革法案を提出した。 しかし、この国会は岸内閣が提出した「警職法」をめぐった荒れに荒れて、郵政改革法案を審議し...
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郵政省改名騒動―現代史散策①
田中角栄が岸内閣で郵政大臣になったのは1957年。 39歳の大臣就任は戦後最年少であった。 田中が大臣だったのは1年足らずだが、時代に大きな影響を与える仕事をしている。 全国のテレ...
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歯周病は怖いなあ!
田舎に育ったので歯を磨く習慣がなかった。 おかげでいまでは歯がぼろぼろである。 マジメに磨くようになったのは40歳ぐらいからだ。 三度三度時間をかけて磨いているが、なにしろ歯磨きを...
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吉本隆明ノート①
虚無は何も生むことをしない 僕はこれを熟知するためにどんなに長く滞つてゐただらう 僕は再び出発する 何かを為すために この世には為すに値する何事もないやうに為すに値しない何物もな...
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現代日本に蔓延する反知性主義
現代日本の危機を作りだしている重要な要因のひとつが反知性主義であるとする論調が目につく。 佐藤優は反知性主義について、「実証性や客観性を軽んじ、自分が理解したいように世界を理解する...
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消費税増税は焼石に水―無責任な安倍政権
田村正勝・早大教授が「通信文化新報」(3月10日号)に「増税は焼石に水どころか財政の崖へ」を書いているので、要旨を紹介しておこう。 安倍政権は消費税を8%に引き上げる一方、法人税を5...
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米国の核抑止力は神話だ!
ペンシルベニア大教授アーサー・ウォルドロンが3月7日付日経新聞に「日米中関係の行方」という文章を書いている。 次のような内容だ。 中国が尖閣諸島の領有権を積極的に主張するのは、尖閣...
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米国は安倍政権をどう見ているか
朝日新聞の購読をやめたので見過ごしていたが、2月21日に米国在住のジャーナリスト・冷泉彰彦のインタビュー「米国から見る安倍政権1年」が掲載されている。 これが現代日本の政治状況を的...
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空洞化する日米同盟
ニューヨーク・タイムズは2月19日の社説で、安倍首相による集団的自衛権行使を可能にする憲法解釈の変更は「危険だ」と報道した。 さらに同新聞は3月3日付で「安倍首相の危険な修正主義」...
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続々・安倍晋三の政治的DNA(2)―核武装論②
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年2月号に、「連載 第256回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(2)―核武装論②」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載す...
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続・安倍晋三の政治的DNA(2)―核武装論②
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年2月号に、「連載 第256回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(2)―核武装論②」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載す...
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安倍晋三の政治的DNA(2)―核武装論②
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年2月号に、「連載 第256回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(2)―核武装論②」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載す...
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欧米で高まる安倍首相批判―世界で孤立化する安倍政権
米国で安倍首相の「反米」に不信感が高まっているという。 以下、2月27日付中日新聞より。 米議会調査局がまとめた日米関係に関する報告書で、靖国神社参拝に踏み切った安倍首相の歴史認識...
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ホームレスを激減させたユタ州の取り組み
ホームレスが増え続けている米国で、8年間でホームレスを7割以上減らしたユタ州の取り組みが注目を集めている。 以下、2月23日付日経新聞より。 ユタ州では州政府がホームレスの専用住宅...
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TPP交渉漂流―米国は2国間交渉で圧力強める
日本のメディアでは「日米はTPP交渉を漂流させるな」との論調が目につく。 つまり、日米の対立などでTPP交渉が暗礁に乗り上げて、このままでは交渉がまとまらないという危惧だ。 ジャー...
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裁判員制度でストレス障害にー制度を廃止すべきだ!
強盗殺人の裁判員を務めたことで急性ストレス障害になった女性が、制度自体が「苦役」だとして国家賠償請求訴訟を起こした。 以下、2月19日付中日新聞より。 福島県に住む主婦Aさんは、2...
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特攻の世界遺産登録に中国反発―記憶の戦争
世界記憶遺産というのがある。 ユネスコが1992年に創設した。 日本では昨年藤原道長の日記「御堂関白記」など国宝2点が登録された。 鹿児島県南九州市が、特攻隊員の遺書などを世界記憶...
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「障壁」が生む「障害」
日本政府は今年1月20日、国連の障害者権利条約を批准した。 この条約は障害者への差別を禁止し、基本的人権の尊重をうたうも条約である。 この条約について、2月12日付中日新聞に中...
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法人税減税が財政破綻を招く
『通信文化新報』という業界新聞がある。 その新聞に経済アナリストの菊池英博が、「日本再興 社会に正義と光を」という連載をしている。 私はこの連載をこよなく愛読している。 2月3日...
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中国特殊部隊―3月に尖閣急襲か?
ジャーナリストの成田俊一が、週刊金曜日1月31日号に「驚愕すべき情報」として次のように書いている。 3月中に中国が尖閣諸島に対する軍事的措置におよぶ。 そのさい、その行動をアメリカ...
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ダボス会議ー日中衝突を危惧
1月22日、スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラムでは、2つの点で日本に注目が集まった。 ひとつは安倍政権の経済政策「アベノミクス」への関心である。 もうひとつは日中間の衝突に...
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続々・安倍晋三の政治的DNA(1)―核武装論③
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年1月号に、「連載 第255回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(1)―核武装論①」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載す...
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続・安倍晋三の政治的DNA(1)―核武装論②
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年1月号に、「連載 第255回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(1)―核武装論①」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載す...
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安倍晋三の政治的DNA(1)―核武装論①
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2014年1月号に、「連載 第255回 時代を駆ける 安倍晋三の政治的DNA(1)―核武装論①」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載す...
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安倍首相の靖国参拝―世論調査も過半数が反対
靖国神社に対する朝日新聞の調査が1月28日に掲載されている。 〇安倍首相の靖国神社参拝 参拝すべきではなかった46% 参拝したことはよかった41% 〇参拝に対する外国の批判を重...
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「原発ゼロ」は都知事選の争点になりうるか
都知事選は役者がでそろってにぎやかだ。 なかでも「原発ゼロ」が都知事選の争点になるか論議がかまびすしい。 1月27日付毎日新聞山田孝男「風知草」が、映画「ハンナ・アーレント」と絡め...
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安倍首相の靖国神社参拝―国際社会からきびしい批判
昨年12月26日、安倍首相が小泉首相以来7年ぶりに靖国神社を参拝した。 安倍首相は「戦犯を崇拝する行為だという誤解に基づく批判がある。中国・韓国の人々を傷つける考えは毛頭ない」との...
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日中は第1次大戦前の英独と同じー安倍首相発言が世界に衝撃
今年は第1次世界大戦から100年目。 1月22日、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラムに出席した安倍首相の「トンデモ発言」が世界に衝撃をあたえた(以下1月25日付朝日新聞参...
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吉本隆明全集の刊行に期待する!
晶文社より吉本隆明全集全39巻が出るという。 こんなうれしいことはない。 思えば、わたしが吉本の文章に出会ったのは、1990年代、『サンサーラ』という月刊誌の「時代の原像」という連...
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満州国化する日本
最近、「満州国化する日本」「米国の満州国」という言葉をきく。 酒井直樹「帝国の喪失と引きこもりの国民主義」(『現代思想』2013年12月号)、纐纈厚の諸論文などである。 山室信一京...
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首相の靖国参拝への米国抗議、防衛相がウソの報道
山田厚史のブログ「地球は丸くない」(第13回)が、安倍政権の「逃避外交」と防衛相の「捏造」問題を取り上げていて興味深かった。 安倍首相は新年早々から中東・アフリカ諸国を訪問した。 外...
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戦争を待望する安倍政権―12月8日の開戦をふり返る
すでに気分は「戦争」といった安倍政権だが、そして尖閣諸島で中国との一戦も辞さないかまえを見せているが、1月12日付日経新聞「熱風の日本史」が「12月8日の青空」をとりあげている。 ...
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疑われたら将来はない秘密保護法
1月8日の新聞に、特定秘密保護法による適正評価対象者が10万人と報じられた。 大変な数だが、現実の調査対象者これだけですむはずがない。 この問題について、後藤昌弘弁護士が1月12日...
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張成沢処刑に見る北朝鮮体制の内実
1月9日放映のNHKクローズアップ現代「北朝鮮 粛清の内実」を視た。 報道によると張成沢の処刑は、カネをにぎった者とうばわれた者との利権をめぐる戦いだったという。 昨年11月、張成...
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辺野古移設に追い込んだ安倍政権の恫喝
米軍普天間基地移設問題で、「県外移設」を公約に掲げていた自民党沖縄県連・沖縄選出国会議員らが、昨年11月に名護市辺野古移設を容認することを表明した。 背景には安倍政権の恫喝があった...
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辺野古埋め立て承認―琉球新報の批判
1月6日付毎日新聞に琉球新報・松元剛記者の「辺野古埋め立て承認」「分断加担した責任は重い」が掲載されているので紹介しておく。 歴史は繰り返される。 特に沖縄の基地問題はそうだ。 日...
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マニュフェスト強制で政治の暴走を防げるか
1月4日付け毎日新聞に、フランス文学者の鹿島茂がオーギュスト・コントの言葉を引用して、「マニュフェスト強制しか白紙委任回避策はない」という文章を書いているので紹介しておく。 ちなみ...
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尖閣諸島をめぐる日中戦争の可能性
中国が12月に東シナ海に防空識別圏を設定した。 防空識別圏自体はいずれの国も領空侵犯を防ぐため、領空の外側の公海上などに設定する措置であるので目くじら立てることではない。 だが中国...
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天下の悪税消費税増税をストップせよ!(最終回)―➂
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2013年12月号に、「連載 第254回 時代を駆ける 天下の悪税消費税増税をストップせよ!(最終回)」のタイトルで掲載したものである。 3回に分け...
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天下の悪税消費税増税をストップせよ!(最終回)―➁
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2013年12月号に、「連載 第254回 時代を駆ける 天下の悪税消費税増税をストップせよ!(最終回)」のタイトルで掲載したものである。 3回に分け...
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天下の悪税消費税増税をストップせよ!(最終回)―➀
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2013年12月号に、「連載 第254回 時代を駆ける 天下の悪税消費税増税をストップせよ!(最終回)」のタイトルで掲載したものである。 3回に分け...
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国家百年の愚策=リニア新幹線
「国家百年の愚策」(橋山禮冶郎)といわれるリニア中央新幹線。 東京と名古屋を40分、東京と大阪を67分で結ぶ。 2027年には東京―名古屋を先行開業。 2045年には東京―大阪で全線...
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自由主義とは敵との共存であるー鷲田精一の秘密保護法批判
哲学者の鷲田精一は、特定秘密保護法案を読んだが意味不明で理解できなかったと書いている。 以下、12月18日付中日新聞「時のおもり 自由主義の自傷」より。 全文を読んで、条文の意味を...
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中嶋啓明―週刊金曜日の天皇制認識を痛撃
本ブログ「山本太郎の天皇への手紙」(11月3日)で次のように書いた。 「私が問題にしたいのは、最近、山本議員をふくめリベラルと言われる人たちに天皇への期待が高まっていることだ。 坂本...
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真珠湾攻撃の謎―知られざる国際情報戦争
12月8日放映のNHKスペシャル「真珠湾攻撃の謎―知られざる国際情報戦争」をみた。 番組の内容を報告しておこう。 第二次世界大戦は盗聴・暗号解読・スパイ暗躍などの情報戦争でもあった...
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天下の悪税消費税増税をストップせよ!(3)ー③
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2013年11月号に、「連載 第253回 時代を駆ける 天下の悪税消費税増税をストップせよ!(3)」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載...
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天下の悪税消費税増税をストップせよ!(3)―②
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2013年11月号に、「連載 第253回 時代を駆ける 天下の悪税消費税増税をストップせよ!(3)」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲...
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天下の悪税消費税増税をストップせよ!(3)―①
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2013年11月号に、「連載 第253回 時代を駆ける 天下の悪税消費税増税をストップせよ!(3)」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲...
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『舘崎正二著作集 9 リアスの教師第4部 教育労働者のレジスタンス...
『舘崎正二著作集 9 リアスの教師第4部 教育労働者のレジスタンス』 A5版上下段組 162ページ 定価1000円(送料込) 目次 1.「昭和」を生徒にどう伝えるか 2. 愛知...
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長寿の秘訣は「絆」と「生きがい」と「格差の少ない社会」
日本の女性の平均寿命は女性は86.41歳で世界1、男性は79.94歳で世界5位である (2012年)。 日本はなぜ健康で長生きなのだろうか。 鎌田實が11月26日付毎日新聞「さあこれ...
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「産めよ、生ますな、国のため」(2)
ところが、国民優生法=断種法とは無関係に断種手術を強制された人々がいた。 ハンセン病患者である。 1907年に制定された「ライ予防に関する件」でハンセン病患者の療養所収容が始まり、...
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「産めよ、生ますな、国のため」(1)
11月17日付日経新聞の熱風日本史「産めよ、産ますな、国のため」より。 「人口は最後の武器」。 1942年に国策研究所から刊行された『戦争と人口問題』はこの言葉から始まっている。 ...
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平成のホラ吹き男爵=小泉元首相の脱原発論
小泉元首相は12日に日本記者クラブで記者会見し、脱原発論の持論を披瀝した。 「日本は原発をそくゼロにすべきだ。」 「だって日本には核の処分場がないだろう」 「政治で一番大事なことは...
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細川元首相―脱原発の国民運動を!
11月12日付中日新聞に細川元首相のインタビューが掲載されている。 以下、同新聞より。 細川元首相は安倍政権の原発再稼働路線を「犯罪的な行為だ」と批判し、原発ゼロに向けた国民的運動...
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アッキ―=安倍首相夫人が巨大防潮堤建設見直し提唱
11月5日の本ブログで、宮脇昭・横浜国大名誉教授が提唱している「森の防潮堤」構想について紹介した。 安倍政権は被災地に総延長370キロメートル、総事業費8000億円の巨大防潮堤を建...
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安倍首相の歴史観への米国の怒り
米国は安倍首相の歴史観に強い怒りを示している。 以下、11月9日付毎日新聞の保阪正康「安倍史観に強い怒り」より。 10月3日、ケリー米国務長官とヘーゲル国防長官が連れ添って、東京・...
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企業はほんとうに賃上げするのか
経済界には賃上げのムードができている。 経済界への安倍政権の要請で賃上げの流れができつつある。 だが、本当に企業は賃上げするのか。 以下、11月10日付日経新聞「賃金増に3つの関門...
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欧州で高まる労働者重視の波
ユーロ危機に見舞われ、失業の増加に悩んできた欧州で、雇用重視に転換して景気を上向かせようとする動きが広まっている。 以下、11月5日付朝日新聞より。 イギリスでは「生活賃金」を求め...
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新ゴールドラッシュー海底資源争奪戦
海底は鉱物資源の宝庫である。 金・銀・銅・鉛・亜鉛・白金・レアアース・ニッケル・コバルト…。 数多くの金属鉱物資源が眠る太平洋に、経済発展の源をもとめて各国がなだれ込んでいる。 以...
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地熱発電の未来
火山国・日本の地熱資源の埋蔵量は2300万キロワットで世界3位である(1米国 2インドネシア)。 原発約23基分に相当する。 以下、11月5日付中日新聞より。 地熱発電所の建設計画が...
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「森の防潮堤」を阻むコンクリート信仰
東日本大震災の被災地沿岸で、植樹をして森をつくる「森の防潮堤」構想が思うように進んでいない。 立ちはだかっているのが役所の「コンクリート信仰」である。 以下、11月5日付中日新聞よ...
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山本太郎参議員の天皇への手紙
山本太郎参議員が園遊会で天皇に手紙を渡したことが問題になっている。 山本議員は「天皇陛下とコミュニケーションをとる素晴らしい機会と思った。原発事故による子どもの健康被害や事故の収束...
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天下の悪税消費税増税をストップせよ!(2)―③
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2013年10月号に、「連載 第252回 時代を駆ける 天下の悪税消費税増税をストップせよ!(2)」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲載...
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天下の悪税消費税増税をストップせよ!(2)―②
つぎの文章は月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)2013年10月号に、「連載 第252回 時代を駆ける 天下の悪税消費税増税をストップせよ!(2)」のタイトルで掲載したものである。 3回に分けて掲...