みんなの投稿
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普天間基地のグアム移転は可能―中日新聞が健闘
最近の中日新聞がなかなか健闘している。 12月11日(金)の朝刊でも、「グアム移転 本当は可能」「米軍アセス草案 明らかに」「宜野湾市長 国に猛アピール」のタイトルで、沖縄の普天間基地...
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民主党政権の教育政策を検証する市民集会(2)
12月4日、東京の日本教育会館で開催された「市民の目で新政権の教育政策を問う」集会に参加した。民主党政権の教育政策を検証する市民集会である。 小宮山議員は長く子育て支援等にかかわっ...
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民主党政権の教育政策を検証する市民集会(1)
12月4日、東京の日本教育会館で開催された「市民の目で新政権の教育政策を問う」集会に参加した。民主党政権の教育政策を検証する市民集会である。 ディスカッションでは藤田英典国際基督教大...
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アイヌ民族シンポジウムー先住権の実現求める力強い運動
12月5日、東京の専修大学で開催された「アイヌ民族政策の確立をめざして」というシンポジウムに参加した。 07年7月、国連総会で「先住民族の権利に関する国連宣言」が採択された。08年5月、国...
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元軍人に沈黙を強いる戦後日本社会の正体とは何だ!
12月7日付の中日新聞朝刊の第1面に大きく載った記事なので、中日新聞を読んでいない人は知らないと思うので紹介しておく。 平林盛人という陸軍中将の話である。平林中将はアジア太平洋戦争開戦...
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沖縄の辺野古基地建設―米国と麻生政権の「密約」
政府の沖縄の米軍基地移設問題が迷走している。 ところで、週刊金曜日(12月4日号)の成澤宗男「なぜオバマは辺野古新基地にこだわるか」を読むと、米国と麻生政権の間でトンデモナイ取引きが...
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フランスの「指導力不足教員」制度ー教育労働者の法律論(51)
こんかいから断続的に世界の教員評価と「指導力不足教員」制度について報告する。最初にイギリスとフランスの教員評価・「指導力不足教員」制度につい4回にわたって連載する。日本のそれとの大...
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高速道路は部分無料化にとどめるべき
鳩山政権は、国民の支持を得られていないとして、高速道路の無料化を凍結する方針を出したそうだ。 私は、田舎の高速道路は無料化して、都市の高速道路は有料にしておいた方が良いと考える。 ...
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フランスの教員評価ー教育労働者の法律論(50)
こんかいから断続的に世界の教員評価と「指導力不足教員」制度について報告する。最初にイギリスとフランスの教員評価・「指導力不足教員」制度につい4回にわたって連載する。日本のそれとの大...
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イギリスの「指導力不足教員」制度ー教育労働者の法律論(49)
こんかいから断続的に世界の教員評価と「指導力不足教員」制度について報告する。最初にイギリスとフランスの教員評価・「指導力不足教員」制度につい4回にわたって連載する。日本のそれとの大...
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イギリスの教員評価ー教育労働者の法律論(48)
こんかいから断続的に世界の教員評価と「指導力不足教員」制度について報告する。最初にイギリスとフランスの教員評価・「指導力不足教員」制度につい4回にわたって連載する。日本のそれとの大...
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ほっこりにっこり快適床暖房生活
昨日、「家のリフォーム騒動」と書いた。 わが家の居間と和室を床暖房にしたのだ。家を建ててから30年近くたっている。居間の床板が劣化してフワフワするわ、和室の畳が傷んでいるわで、だいぶ...
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日本300名山登山ー鷲ガ岳(1672m 日本300名山)
家のリオォーム無騒動で一ヶ月ほど山籠りができずにいた。久しぶりの山行である。 東海北陸自動車道の高鷲インターでおりて、鷲が岳スキー場から桑ガ谷林道を終点まで進む。道には雪が積もって...
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「日の丸・君が代」闘争(5)ー教育労働者の法律論(47)
「日の丸・君が代」強制とどうたたかうか。5回にわたって掲載する(月刊『むすぶ』04年2月号、05年3月号、本ブログ掲載文章より) 教職員は処分覚悟で「君が代」闘争をたたかえ! メデイ...
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「日の丸・君が代」闘争(4)ー教育労働者の法律論(46)
「日の丸・君が代」強制とどうたたかうか。5回にわたって掲載する(月刊『むすぶ』04年2月号、05年3月号、本ブログ掲載文章より) 腹が立つことなのではっきりと書いておきたい。「日の丸・君...
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「日の丸・君が代」闘争(3)ー教育労働者の法律論(45)
「日の丸・君が代」強制とどうたたかうか。5回にわたって掲載する(月刊『むすぶ』04年2月号、05年3月号、本ブログ掲載文章より) 戦後の「日の丸・君が代」闘争の歴史をふりかえるとき、いく...
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「日の丸・君が代」闘争(2)ー教育労働者の法律論(44)
「日の丸・君が代」強制とどうたたかうか。5回にわたって掲載する(月刊『むすぶ』04年2月号、05年3月号、本ブログ掲載文章より) 「日の丸・君が代」に対する現在のわたしのスタンスはつぎ...
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「日の丸・君が代」闘争(1)ー教育労働者の法律論(43)
「日の丸・君が代」強制とどうたたかうか。5回にわたって掲載する(月刊『むすぶ』04年2月号、05年3月号、本ブログ掲載文章より) 「日の丸・君が代」の季節がやってきた。2003年10月、東京都...
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定期健康診断とエックス線検査(4)ー教育労働者の法律論(42)
教職員に定期健康診断の受診義務はあるのか。特に人体に有害とされるエックス線検査の受診義務はあるのか。「教職員の定期健康診断とエックス線検査」について4回にわたって報告する(以下、月...
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定期健康診断とエックス線検査(3)ー教育労働者の法律論(41)
教職員に定期健康診断の受診義務はあるのか。特に人体に有害とされるエックス線検査の受診義務はあるのか。「教職員の定期健康診断とエックス線検査」について4回にわたって報告する(以下、月...
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定期健康診断とエックス線検査(2)ー教育労働者の法律論(40)
教職員に定期健康診断の受診義務はあるのか。特に人体に有害とされるエックス線検査の受診義務はあるのか。「教職員の定期健康診断とエックス線検査」について4回にわたって報告する(以下、月...
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定期健康診断とエックス線検査(1)ー教育労働者の法律論(39)
教職員に定期健康診断の受診義務はあるのか。特に人体に有害とされるエックス線検査の受診義務はあるのか。「教職員の定期健康診断とエックス線検査」について4回にわたって報告する(以下、月...
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タバコは悪か=健康至上主義社会のスケープゴート(最終回)ー教育...
私が禁煙ファシズムについて書いたのは2004年である。あれから数年たつが喫煙者への差別と迫害はいっそう狂気じみてきて、喫煙者は健康至上主義社会のスケープゴートとされている。 数回にわた...
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タバコは悪か=健康至上主義社会のスケープゴート(5)ー教育労働...
私が禁煙ファシズムについて書いたのは2004年である。あれから数年たつが喫煙者への差別と迫害はいっそう狂気じみてきて、喫煙者は健康至上主義社会のスケープゴートとされている。 数回にわた...
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タバコは悪か=健康至上主義社会のスケープゴート(4)ー教育労働...
私が禁煙ファシズムについて書いたのは2004年である。あれから数年たつが喫煙者への差別と迫害はいっそう狂気じみてきて、喫煙者は健康至上主義社会のスケープゴートとされている。 数回にわた...
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タバコは悪か=健康至上主義社会のスケープゴート(3)ー教育労働...
私が禁煙ファシズムについて書いたのは2004年である。あれから数年たつが喫煙者への差別と迫害はいっそう狂気じみてきて、喫煙者は健康至上主義社会のスケープゴートとされている。 数回にわた...
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タバコは悪か=健康至上主義社会のスケープゴート(2)-教育労働...
私が禁煙ファシズムについて書いたのは2004年である。あれから数年たつが喫煙者への差別と迫害はいっそう狂気じみてきて、喫煙者は健康至上主義社会のスケープゴートとされている。 数回にわた...
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タバコは悪か=健康至上主義社会のスケープゴート(1)-教育労働...
私が禁煙ファシズムについて書いたのは2004年である。あれから数年たつが喫煙者への差別と迫害はいっそう狂気じみてきて、喫煙者は健康至上主義社会のスケープゴートとされている。 数回にわた...
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宿泊行事を廃止せよ!(2)ー教育労働者の法律論(32)
野外学習や修学旅行などの宿泊行事は現場の教職員に多大な負担を強いている。いったん事故が起きると刑事責任を問われるだけでない。過労で倒れたり過労死する教職員も出ている。宿泊行事はすべ...
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宿泊行事を廃止せよ!(1)ー教育労働者の法律論(31)
野外学習や修学旅行などの宿泊行事は現場の教職員に多大な負担を強いている。いったん事故が起きると刑事責任を問われるだけでない。過労で倒れたり過労死する教職員も出ている。宿泊行事はすべ...
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公務員の賃金カットは許されるか(2)ー教育労働者の法律論(30)
全国の公務労働者は人勧をめぐり当局と交渉中だろう。だが、人勧を無視して賃金カットを実施している自治体が全国で6割を超えている。財政難を理由にした自治体独自の賃金カットは、地方公務員...
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公務員の賃金カットは許されるか(1)ー教育労働者の法律論(29)
全国の公務労働者は人勧をめぐり当局と交渉中だろう。だが、人勧を無視して賃金カットを実施している自治体が全国で六割を超えている。財政難を理由にした自治体独自の賃金カットは、地方公務員...
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愛知県もやっと来年1月から1日7時間45分労働
08年の人事院勧告で09年度から1日の労働時間を8時間から7時間45分に短縮することが勧告された。ところが愛知県人事委員会は、(1)愛知県下の企業の1日の労働時間は7時間50程度であり、(2)愛...
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超勤手当不払いを合法化した給特法(最終回)ー教育労働者の法律論...
1971年に成立した給特法は、教員に対し超勤手当不払いを合法化した法律である。給特法が成立するまでの経過について10回にわたって『なぜ日教組はたたかえなくなったか』より要点を報告し...
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超勤手当不払いを合法化した給特法(10)ー教育労働者の法律論(27...
1971年に成立した給特法は、教員に対し超勤手当不払いを合法化した法律である。給特法が成立するまでの経過について数回にわたり報告する。(拙著『なぜ日教組はたたかえなくなったか』より...
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租税特別処置 見直しすべきだ
ナフサ だけで 3兆円が減税されている どんだけ 献金したんだろう? これやめると エコになるのではないか?
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超勤手当不払いを合法化した給特法(9)ー教育労働者の法律論(26...
1971年に成立した給特法は、教員に対し超勤手当不払いを合法化した法律である。給特法が成立するまでの経過について数回にわたり報告する。(拙著『なぜ日教組はたたかえなくなったか』より...
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超勤手当不払いを合法化した給特法(8)ー教育労働者の法律論(25...
1971年に成立した給特法は、教員に対し超勤手当不払いを合法化した法律である。給特法が成立するまでの経過について数回にわたり報告する。(拙著『なぜ日教組はたたかえなくなったか』より...
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超勤手当不払いを合法化した給特法(7)ー教育労働者の法律論(24...
1971年に成立した給特法は、教員に対し超勤手当不払いを合法化した法律である。給特法が成立するまでの経過について数回にわたり報告する。(拙著『なぜ日教組はたたかえなくなったか』より...
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超勤手当不払いを合法化した給特法(6)ー教育労働者の法律論(23...
1971年に成立した給特法は、教員に対し超勤手当不払いを合法化した法律である。給特法が成立するまでの経過について数回にわたり報告する。(拙著『なぜ日教組はたたかえなくなったか』より...
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超勤手当不払いを合法化した給特法(5)ー教育労働者の法律論(22...
1971年に成立した給特法は、教員に対し超勤手当不払いを合法化した法律である。給特法が成立するまでの経過について数回にわたり報告する。(拙著『なぜ日教組はたたかえなくなったか』より...
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超勤手当不払いを合法化した給特法(4)ー教育労働者の法律論(21...
1971年に成立した給特法は、教員に対し超勤手当不払いを合法化した法律である。給特法が成立するまでの経過について数回にわたり報告する。(拙著『なぜ日教組はたたかえなくなったか』より...
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超勤手当不払いを合法化した給特法(3)ー教育労働者の法律論(20...
1971年に成立した給特法は、教員に対し超勤手当不払いを合法化した法律である。給特法が成立するまでの経過について数回にわたり報告する。(拙著『なぜ日教組はたたかえなくなったか』より...
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超勤手当不払いを合法化した給特法(2)ー教育労働者の法律論(19...
1971年に成立した給特法は、教員に対し超勤手当不払いを合法化した法律である。給特法が成立するまでの経過について数回にわたり報告する。(拙著『なぜ日教組はたたかえなくなったか』より...
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超勤手当不払いを合法化した給特法(1)ー教育労働者の法律論(18...
1971年に成立した給特法は、教員に対し超勤手当不払い合法化した法律である。給特法が成立するまでの経過について数回にわたり報告する。(拙著『なぜ日教組はたたかえなくなったか』より抜...
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日本300名山登山ー奥三界山(1810m 日本300名山)
夕森公園のキャンプ場のゲート前が登山口となる。そこから林道を20分ほど歩くと登山道である。「心臓破り」といわれる急坂を登ると再び林道にでる。林道を40分ほど歩くと昇竜の滝があり、そこか...
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共産党の「教師聖職論」の再登場(2)
74春闘は、前年の全農林警職法事件最高裁逆転判決をもとに権力の大弾圧が予測されるなかで、650万人が参加する史上空前規模でたたかわれた。日教組も公労協とともに24時間全日ストをたたかいぬ...
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共産党の「教師聖職論」の再登場(1)
私は全日本教職員組合(全教)が「指導力不足教員」制度や教員評価制度の問題でILO・ユネスコに申立てをして活動してきたことを高く評価する。 しかし『前衛』(09年9月号)の「民主的教師...
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続・教師の教育の自由論争―ドイツの2つの新たな理論
ルクスは仔細な判例分析を行い、「教師の教育の自由」を否定する判決を厳しく批判している。彼は校長らの専門監督上の介入が過度におよぶ場合、教師は自らの教育活動の自律性を法的手段で守るこ...
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「教師の教育の自由」論争―ドイツの2つの新たな理論
日本の教師の「教育の自由」は風前の灯である。 「教師の教育の自由」を考える上で、ドイツにおける新たな2つの理論は参考になる(以下、辻野けんま「ドイツにおける「教師の教育上の自由」論...
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300名山登山ー浅間隠山1757m(200名山)
軽井沢から高崎方面へぬける道にある二度上峠が登山口となる。ところが峠からの道は偽道で、しばらく歩くと道がなくなり、ハタと気がついて引きかえす。実際の登山道は二度上峠をさらに下った場...
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小泉武栄『日本の山と高山植物』―日本の山がなぜ美しいか科学的に...
日本の山はなぜこんなに個性的で美しいのか。 連山の織りなす雄大な風景、高山植物が咲き乱れるお花畑、切り立った岸壁や岩稜がつくりだす山岳風景、地塘をちりばめた高層湿原、針葉樹やぶなの...
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加藤仁『定年からの旅行術』―すさまじきかな定年人生
旅は「精神の若がえりの泉」とのべたのはアンデルセンである。「人は人それぞれの旅をする。旅において真に自由な人は人生において真に自由な人である。人生そのものが実は旅なのである」(三木...
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300名山登山ー四阿山2354m(100名山)→根子岳2207...
菅平高原から見ると、なだらかな二つの嶺が見える。四阿山(あずまやさん)と根子岳である。 深田久弥は四阿山と根子岳について、「あれがなかったら菅平の値打ちはなくなる」といい、四阿山を...
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300名山登山ー飯縄山1917m(200名山)
長野市から戸隠バードラインで飯縄高原の登山口まで行く。南登山道の登山口は飯縄神社の鳥居からはじまる。 松や楢の混合林の樹林帯の登山道には、第一観音菩薩、第二弥勒菩薩…と13の菩薩像...
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持ち帰り仕事も労働時間=過労死高裁判(1)ー教育労働者の法律論...
2004年1月、大阪高裁で教員の過労死を認める判決がでた。給食・休み時間・持ち帰り仕事も労働時間とする、最近の司法反動の潮流に反した画期的な判決であった。 1990年10月、大阪府堺市の小学...
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人確法の現状と未来ー教育労働者の法律論(16)
1974年に成立した人材確保法(人確法)というのがある。教員給与は一般公務員に比較して「優遇措置が講じられなければならない」というものだ。なぜ人確法が導入され、日教組はそれとどうたたか...
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人確法=聖職意識温存による労働戦線の分断ー教育労働者の法律論(...
1974年に成立した人材確保法(人確法)というのがある。教員給与は一般公務員に比較して「優遇措置が講じられなければならない」というものだ。なぜ人確法が導入され、日教組はそれとどうたたか...
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教員優遇政策「人確法」と日教組の敗北―教育労働者の法律論(14)
1974年に成立した人材確保法(人確法)というのがある。教員給与は一般公務員に比較して「優遇措置が講じられなければならない」というものだ。なぜ人確法が導入され、日教組はそれとどうたたか...
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教員優遇政策「人確法」と日教組の闘いー教育労働者の法律論(13)
1974年に成立した人材確保法(人確法)というのがある。教員給与は一般公務員に比較して「優遇措置が講じられなければならない」というものだ。なぜ人確法が導入され、日教組はそれとどうたたか...
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公明党再出発
2009/9/9 朝日新聞 社説 公明党再出発 代表、幹事長が総選挙でよもやの落選を喫した公明党が、新しい執行部体制で再スタートを切る。辞任した太田前代表の後任は参...
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林信吾・葛岡智泰『大日本「健康」帝国』―「タバコ狩り・肥満狩り...
1938年に「健兵健民」をスローガンに厚生省が誕生した。徴兵検査の合格率が低下した事態に対処するためであった。 2003年の健康増進法で健康は「国民の義務」とされた。国民は自己責任で生活習...
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馬場俊明『中井正一伝説』―中井正一の人間的魅力を鮮やかに描写
中井正一は日本初の帝王切開手術で生まれた。母の不屈の愛と初の帝王切開手術という科学への信頼が、その後の彼の人生を決定した。 今ここに自分があるのは、母の不屈の愛と人類の化学の進歩の...
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なぜ自民党政治は終焉したか
こんかいの衆議院選挙での自民党の敗北について、メディアではさまざまな分析がおこなわれている。だがどうもしっくりこないのだ。 そこでなぜ自民党は選挙で敗北したのか、私なりの分析をして...
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橋本治『日本の女帝の物語』―面白すぎる女帝物語
日本の古代には6人の女帝がいた。推古,皇極=斉明、持統、元明、元正、孝謙=称徳である。飛鳥―奈良時代は女帝の時代である。なぜ女帝か。当時は天皇は男でも女でもよかったからだ。 それで...
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内山節『地域の暮らし 地域の文化』―人間的な暮らしのできる地域...
16世紀以降、ヨーロッパ諸国は植民地を形成し、植民地からの膨大な富の収奪の上に近代市民社会を形成してきた。植民地からの収奪により社会資本を整備し、それまで人々が分かちあってきた公共的...
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社民党よ、連立政権に参加するな!
総選挙は予想通り民主党の圧勝に終わった。 日本の敗戦から連綿と続いた自民党政治に終止符を打ったことは、それなりに歴史的意味があるだろう。だが、右から左までの寄り合い所帯の民主党政権...
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続・指導力不足教員」制度(6)ー教特法改定で厳罰化(月刊『むす...
それに対して文科省は、「文科省の調査では指導力不足教員の定義に精神疾患や疾病等をふくめているのが九府県市あった。これらの府県では指導力不足教員を原因に関係なく幅広く対象とし、その認...
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「指導力不足教員」制度(6)―教特法改定で厳罰化(月刊『むすぶ...
2006年12月に教育基本法が改悪された。新教基法9条2項は教員の待遇の適性等にくわえ、新たに「養成と研修の充実が図られなければならない」と規定している。 教基法改定より先に中央教育審議会...
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日本300名山に挑戦、最終目標は1000山ー熊伏山(1653m 300名山)
飯田市から国道152号線に出て南下し、青崩峠のどんづまりに熊伏山の登山口がある。登山口から青崩峠までは遊歩道になっている。 青崩峠から遠州にぬける道は、秋葉街道ともいわれる歴史街道で...
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対抗主体の危機=大労組よ、しっかりせよ!ー教育労働者の法律論(...
ただわたしは前述した教育労働の危機は過酷な労働条件にのみ由来するとは考えない。20年近く前も教職員は相当超勤をしていた。だが病気休職・精神疾患ともいまほどひどくない。 ストレス疾患労...
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文部科学省を廃止せよ!ー教育労働者の法律論(11)
前回(10)の最後で次のように書いた。 「過酷な教職員の労働条件の改善に本来取り組むべき文科省がなにひとつ努力していない。逆に教職員を疲弊させながら「教育改革」の旗ふり役をしている。...
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教職員の病気休職・精神疾患の急増―教育労働者の法律論(10)
文科省の調査によれば、2007年度の全国の教職員(小・中・高92万人)の病気休職者は8069人で06年度より414人ふえている。精神疾患は4995人で06年度より320人増で、休職者の62%を占めている。文...
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日教組「教師の倫理綱領」の問題点―教育労働者の法律論(9)
1952年に日教組の「教師の倫理綱領」が制定された。時代背景として、単独講和・再軍備攻撃に対抗して平和と民主主義の教育を創造するために、日本におけるあるべき教師像を「倫理綱領」として確...
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「教師聖職論」から脱却できなかった日教組運動―教育労働者の法律...
戦後の日教組運動が戦前の聖職教師から決別して、「教師は労働者である」(「教師の倫理綱領」1952年)と宣言するところからスタートしたと書いた。だが、戦後の教員の「教師聖職論」からの脱却...
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職員会議=教育労働者の法律論(7)
東京都では「職員会議の挙手・採決禁止通知」の教育長通知(06年)に対し、ある校長がその撤回を求めて問題化している。そりゃそうだろう。少しでもまともな校長なら、そんなことをしたら職員が...
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NHKドラマ『気骨の判決』―戦時中の「大審院判決の白眉」の裁判...
8月16日放映のNHKドラマ「気骨の判決」はなかなか良かった。裁判長吉田久役の小林薫が好演だった。小林薫は戦争物を演じるとじつにいい。ずいぶん前のテレビドラマだが、吉村昭原作『遠い日...
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教育者の戦争責任ー日教組は「教え子を再び戦場に送るな」のスロー...
「教え子を再び戦場に送るな」というスローガンは、日教組の不滅のスローガンとして現在でも使用されている。このスローガンが採択されたのは1951年だが、その経緯について日教組情宣部で活動し...
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殺さない、殺されない、殺させない
旗を掲げ旗を打ち振り旗を焼く旗の背後に軍靴の軋み 01年10月30日の朝日新聞歌壇に載った千葉市の愛川弘文さんの短歌だ。 人間は戦争がきらいなのだろうか。ホントはきわめて好戦的じゃないのだ...
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アジア太平洋戦争―なぜ日本人に戦争責任の意識がないのか?
アジア・太平洋戦争は侵略戦争であったが、侵略戦争への加害責任の欠如は戦後日本社会の宿痾のごとき問題である。 NHKの3つの世論調査がある。「日清戦争から太平洋戦争までの日本の歴史はア...
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海軍の終戦工作ー保守勢力の温存が目的で戦争終結は手段
NHKスペシャル「海軍400時間の証言」をみて、いまひとつ釈然としないところがあったので、10年以上も前に読んだ2冊の本を読み直してみた。吉田裕『昭和天皇の終戦史』と纐纈厚『日本海軍の終...
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海軍の東京裁判対策―戦犯をどう逃れたか
8月11日放映のNHKスペシャル「海軍400時間の証言 東京裁判での極秘工作」は、なぜ海軍は戦犯を免れたのかを追及した好番組であった。従来の見解は、海軍は東條ら陸軍に戦争責任を押しつけて...
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特攻を計画推進した海軍軍令部の戦争責任
8月10日放映のNHKスペシャル「海軍400時間の証言 明かされた特攻の真実」を興味深くみた。番組はだれが・なぜ・何の目的で特攻を始めたのかを明らかにしようとした意欲的なものだっだ。 従...
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東北の山旅(4)
磐梯山 天候の回復を見計らって急遽登頂することにする。 猪苗代湖から眺める磐梯山は、名山の名にふさわしいみごとな雄姿である。時間短縮のためゴンドラで上がる。眼下に猪苗代湖が見渡せる...
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東北の山旅(3)
焼石岳 焼石岳は岩手県の南部に位置する。宮城県境の栗駒山とともに花の百名山として有名である。秋田県から岩手県にぬける342号線から焼石岳の看板を見て林道を走り3合目登山口へ。 登山...
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教育労働者の法律論(6)ー日教組労働協約の研修保障規定
日教組協約の研修保障規定はすぐれた内容であり全国的基準としての役割を果たした。だが全国的には日教組協約の水準を超える権利を獲得した県があるいっぽうで、日教組協約の水準にはるかに到達...
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教育労働者の法律論(5)ー研修と日教組労働協約
月刊誌『むすぶ』(ロシナンテ社)に「教育労働者の法律論」として「研修」について19回連載した。 これがめっぽう面白いのだ。いや私の文章がではなく、「教育公務員特例法」が成立...
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教育労働者の法律論(4)―研修
『やさしい教師学入門』(日本評論者所収から抜粋) 文部省は研修について、(1)勤務時間外に自主的におこなう自主研修、(2)職務専念義務を免除されておこなう職専免研修、(3)職務...
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教育労働者の法律論(3)―校務分掌の決定
『100万人教員のためのやさしい悩みごと相談』(日本評論者所収) <質問> 私のところでは校内人事の発表は四月五日、いろいろと問題があり、言いたいことがあっても、発表されれば変更...
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教育労働者の法律論(2)―年休権の法理
労基法三九条は、使用者は「有給休暇を労働者の請求する時季に与えなければならない」(四項)と規定している。年休は労働者の権利であり、年休付与は使用者の義務である。労働者は年休取得時「...
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教育労働者の法律論(1)ー年休の時季変更権
『100万人教員のためのやさしい悩みごと相談』(日本評論者所収) <質問> すごく悔しいことがありました。実は私は、早くに父を亡くし、母一人子一人で育ちました。高校卒業後、東京の大...
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クレオパトラは混血の美女だった
8月2日放映のNHK「エジプト発掘―クレオパトラの秘密」を興味深くみた。クレオパトラは紀元前1世紀の古代エジプト最後の女王である。しかし、古代エジプトの都アレクサンドリアの遺跡は、...
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東北の山旅(2)
秋田駒ケ岳 秋田駒ヶ岳の八合目小屋へ行く林道は、夏は登山規制が行われていて朝5時半から夕方5時半までは進入禁止である。その代わり田沢湖から八合目小屋まで20分おきにバスが運行され...
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東北の山旅 (1)
岩木山 岩木山には学生時代に1度登っている。ガスにまかれて何も見えなかったが。 こんかいは8合目の駐車場の登山口から登る。雨上がりで登山路がぬかるんで歩きにくい。しかもリフトで登る...
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藤生京子『吉本隆明のDNA』―人選と書名に問題あり
前書きにこうある。「それぞれの人生のどんな局面で、吉本さんに出会ったのか。その思想は、どんなふうに彼らの世界観や人間観を変え、その後の人生の舵取りに影響を与えたのだろう。…若き日々...
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社会は 4年目より わるく なっている
いまや わが国は アメリカの 次に 貧困人口の 多いくにだそうだ ほんの 20年ほど前は 「国民総駐留」なんていってたの ちがうよな そして よくないことに 政府自民党は そういった...
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松枯れ対策の空中散布問題
松本健一『海岸線の歴史』によると、日本の伝統的風景と思われてきた白砂青松も江戸時代につくられたものだという。江戸時代は全国的に新田開発が進められた。海岸線の平地を水田にかえると、海...
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梅雨の原因はヒマラヤ山脈とチベット高原
ことしの夏は冷夏だぞ! とまわりに言いふらしていたらホントにその通りになりそうだ。7月末になっても梅雨が終わらない。それどころか、1時間に100mmの集中豪雨や竜巻などが発生し、全...
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スポーツとしての登山(月刊『むすぶ』99年9月号掲載)
八月に相ぼうと二人で、南アルプスの北岳から濃鳥岳まで往復縦走した。好天にめぐまれ、富士の雄姿を眺めながらの山行となった。ライチョウの親子と親しみ、色鮮やかな高山植物を愛で、輝く朝...