みんなの投稿
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高木彬光『蛇神様』(角川書店)
あらすじ きつね駕籠という噂が江戸の街を駆け巡っていた。何と南蛮渡来の秘術で人形に魂を吹き込み、駕籠で護送しているというのだ。 五十嵐伊織は真偽を確かめようと女盗賊、お蓮と密かに...
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浅田次郎『壬生義士伝』
壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2) [文庫] 幕末、盛岡南部藩を脱藩して新選組に入隊した吉村貫一郎の生涯を描く。 スペシャルドラマにも、映画にもなった有名な作品ですね。 私は映画しか観て...
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朝井まかて『恋歌』
恋歌 [単行本] 「師の君」中島歌子の門下生・花圃は、歌子の入院の知らせを受け、彼女を見舞い、そして彼女の自宅を訪れる。 そこで花圃は、歌子の手記を目にした。 歌子の手記には、水戸藩の...
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「忍びの国」「小太郎の左腕」
ともに和田竜 著
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『村上海賊の娘』読破
全国の本屋さんが 今一番売りたい本として、お薦めする一冊に贈られる、 2014年本屋大賞が去る4月8日に決定しました。 第11回となる今年の本屋大賞の受賞作は、 『村上海賊の娘(上)(下...
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輪渡颯介「無縁塚 浪人左門あやかし指南」
左門のシリーズの第三弾!さらに新刊で四冊目まで出ていた! とにかく面白い! しかしアマゾンの感想とか1件しかないぞ こんなに面白いのに で、さすがに3年ぶりくらいなので過去の感想を...
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「ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ」
最初に源氏物語を読んだのは小学生の時 いったいこんな恋愛話を何故小学生用に出版したのか今となれば不思議であり また自分もどんな気持で読んだか記憶にない 覚えているのは紫式部と言う名前...
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葉室燐「実朝の首」
鶴岡八幡宮での右大臣昇任を祝う拝賀が終わり退出をした源実朝は 雪が降る石段で、甥の公暁に殺され首をはねられてしまう 実朝の首があれば次の将軍になれると思った公暁は首を持ち帰るが 助け...
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矢野 隆 「無頼無頼ッ!」
「この世のすべてを目に焼き付けるのが夢」 この世の不思議を求めて旅する蜘蛛助 その用心棒・兵庫 好奇心の塊、口から生まれたような蜘蛛助と寡黙で力自慢の浪人兵庫 まったく違うふた...
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京極夏彦「数えずの井戸」
足りぬから 欠けているから 永遠に満たされなぬから だから数え続ける 数えても数えても数え切らぬ 無間地獄 幼い頃からそうだった 播磨はいつも何かが欠けているよう...
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山本兼一「利休にたずねよ」
しなやかな手に、すっと馴染む茶器 繊細で滑らか 儚いまでに軽い その器の手にすると 彼の人の細い指や骨のオウトツひとつひとつが蘇る...... わしが額ずくのは美しいものだけだ 茶の湯を作...
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☆千野隆司の新年第一弾が出ました(^^ゞ
友人の時代小説作家、千野隆司の今年第一作、¨へっぴり木兵衛聞書帖¨『水面の月』が送られてきました(^^) 十二月に刊行された『安政くだ狐』に続く最新作。"へっぴり木兵衛聞書帖"とし...
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京極夏彦「覗き小平次」
手前は陽炎の如く消えたくとも消えられず、無様に齢を重ねる廃者 薄膜一枚の紙風船、中はがらんどうで御座います 押し入れに閉じこもり 一寸五分の隙間から世間を覗く 売れない幽霊役...
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町田康「宿屋めぐり」
「主」の命により大権現に太刀を奉納に行く途中、いきなり斬りつけてきた法師を 切ったコトから仲間に追われ逃げるうちに、白いくにゅくにゅとした皮に呑み込まれ 別の世界に入り込んでしまった...
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和田竜「のぼうの城」
秀吉の天下統一のための最後の相手は、関東最大の敵・北条 その小田原城を倒すため、石田三成が送り込まれる 小田原城の支城のひとつ・忍城の城主、成田氏長は北条に隠れて 秀吉に城の明け渡し...
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「しゃばけ」畠中恵
ん~。それほど印象に残らない。テレビで見たドラマのほうが好きだったし、ドラマのあらすじだけ読んだような物足りなさが・・ヾ(;´▽`A``ドラマのほうは第2弾を見たので、ストーリーは違う...
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とりあえず古典を垣間みる
「もし、タイムマシーンでどこでも行けるとしたら何時の時代に行くか?」 「まず未来か、自分の幼い頃までの昔か、遠い過去か?」 と最近友人に聞かれた 私は迷わず、平安時代か、安土桃山時...
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☆佐伯泰英は、文句なしに面白い(*^。^*)
あいかわらず佐伯泰英の時代小説にはまっています(*^。^*) いましゃかりきに読んでいるのは(笑)時の大目付常磐秀信の妾腹の息子、"桃井道場の鬼"と呼ばれた夏目影二郎が活躍する「狩り...
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「堪忍箱」宮部みゆき
「てんびんばかり」うん、これ分かる~。と思ったら、文庫版の解説者が現代性がある、と。最後がいいよね。揺れて揺れて揺れながら~、主人公が最後に選んだ道が。振り返ると寂しいだろうけど、...
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葉室麟「乾山晩愁」
兄・光琳が無くなってひと月、乾山は江戸から光琳の幼い頃に瓜二つの子供を連れた ちえ、と名乗る女が訪ねてくる 天才絵師と名高い光琳は女遊びが多く派手好き、 この子は光琳の子と話すちえ自...
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「幻色江戸ごよみ」宮部みゆき
いい本でした。浮世の風が身にしみる・・・ってか( ´艸`)切ない話が多いです。特に「紅の玉」。武士と町人の行き違いなんですかねぇ・・そんな中にあって「器量のぞみ」は爽やかでした。こう...
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☆憂さ晴らしに本を買いました(^_^)
金曜日に引き続き、朝一番でハローワークへ 検索しましたがめぼしい案件は、見当たらず(-_-)前回と同じ案件ばかりま、今日は日が悪いんでしょう(^.^)と気を取り直してハローワークの隣の...
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葉室麟「いのちなりけり」
幼い日、満開の桜の下で桜の化身かと見紛うばかりの少女に出会った蔵人 時を経て蔵人に婿入りの話が舞い込む 藩の重役・天源寺刑部その娘咲弥 咲弥は自分の名が木花咲耶姫に肖ったものだと告...
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天野純希「桃山ビート・トライブ」
時は安土桃山時代 五條の河原は芸人達の聖地 いっちょう世界を変えてやると企む4人 三味線弾きのイケイケ藤次郎、出雲のお国一座を勢いで出てしまった貧乏くじ担当的な笛吹きの小平太、叩く...
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宮部みゆき「おそろし 三島屋変調百物語事始」
人の心が作りだしてしまう巷の妖しい話のなかで ここに辿り着くのは、人の心に巣食う哀れな幽霊と後悔の念 お江戸・三島屋「黒白の間」で繰り広げられる話は、幻とも思える怪談話 話を聞く...
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葉室麟「銀漢の賦」
少年時代をともに過ごした二人の武家の子息 武芸に秀でた松浦将監は名家老となり、真面目で無骨者な日下部源五は郡方役に留まる かつて幼なじみであった二人は、ある事件から絶縁状態にあった...
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輪渡颯介「百物語 浪人左門あやかし指南」
国元を離れ又また剣術修行の為に江戸に来た甚十郎は、兄弟子の鉄之助に頼まれ 超渋々いきたくもない百物語怪談会に行くコトになる 何故なら、甚十郎は大の幽霊嫌い 仕方なく出かけるとそ...
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ゲイの映画「御法度」
御法度 監督:大島渚 出演: 松田龍平, ビートたけし, 武田真治, 浅野忠信, 崔洋一 司馬遼太郎の新選組短編集「新撰組血風録」から、ところどころ拾ってつなぎ合わせた映画。原作は、新...