みんなの投稿
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #46
例によって相手に反論の隙も与えず、要件を伝えるだけ伝えると、わたくしは園城寺家の人間として「鷹狩御殿」への通話を一方的に切った。 そして、その瞬間にはすでに、わたくしの決意は固...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #45
多事多端な「池袋チャイナタウン」での交渉の後、表向きは何事もなく、さらに二日の日数を数え、カレンダーは六月から七月へと変わった。 その間、凌吾先生の見立てを裏切るように、劉大人...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #44
友愛と信義に満ちた握手を固く交わし、華僑の大物・劉大人との交渉は円満に終わった。――終わったはずだった。 だが、わたくしが手を離そうとした時、大人はさらに握った手にゆるやかに...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #43
しばらくの間、誰も敢えて声を発する者もなく、部屋にはそれぞれが冷茶を喫するかすかな音だけが漂っていた。 わたくしもまた、必要以上に遠慮することなく、端然として茶碗を口許にかたむ...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #42
「――どうぞお入りください」 そう言って小娥が開けたドアから、わたくしたちは部屋の中へと入った。 そこは執務室兼応接室とでもいった空間で、応接セットにせよ壁際の書架にせよ、...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #41
東京・池袋駅北口周辺、通称「池袋チャイナタウン」――。 この地域がそのように呼ばれるようになってから、すでに数年ほどの歳月が過ぎていた。 もともとは中国人留学生向けの食材店...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #40
霧沢氏との会談、そして夜の公園での暗闘から二日がすぎた。その間、わたくしは私立ヴァルキューレ学苑の中等部ドイツ語教師兼空手部副顧問として分相応に職務をこなし、学苑の中にはわずかに...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #39
「ふう……」 滅多にしないことだが、わたくしは大っぴらにため息をついてしまった。むろん、襲撃者たちが完全に姿を消して、荒事の余波も感じられなくなってからのことであったが。 ...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #38
昔……わたくしが凌吾先生に完全に心を許す前、つまりヴァルキューレ学苑生時代の終わりごろまでのわたくしを知る人々に言わせると、その頃のわたくしは相手と場合によっては途方もなく威圧的...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #37
先手は取った。この夜の公園の対決において、それまで抱き合っていた男女が突如、地に伏せ、宙に舞い躍ったのだ。たとえ襲撃者が何らかの暗視装置を装着していたとしても、その意表を突いたこ...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #36
荒事の予感からか、わたくしたちは自然に口をつぐみ、車内には沈黙の帷(とばり)が降りた。エンジン音とブレーキ音、お車の動く音だけが聞こえる中、わたくしは窓から外を眺めた。街の風景は...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #35
とりあえずの目的も果たし、霧沢邸を辞去する前に、わたくしは洗面所を借りてそこで念入りに手を洗った。潔癖症と笑われるかもしれないが、中年の政治家の冷や汗をベッタリと掌(てのひら)に...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #34
最初の儀礼的なやり取りの後、しばらくの間、わたくしと霧沢氏の周辺には沈黙の幕が張り巡らされた。だが、いうまでもなく、これは凌吾先生と間にある柔らかな空気に満ちたものではなく、見え...
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『消したい過去』
■ひさびさに小説を書きました。短編です。 ■お時間のあるかたはどうぞ!
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #33
渋谷区松濤(しょうとう)――。 東京都知事公館も存在する、いわば絵に描いたような高級住宅街の一角に、目指す霧沢邸もあった。 わたくしは凌吾先生のお車……白の日産“ブルーバー...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #32
お部屋に入ると、凌吾先生はいつものベッドではなく、座卓の向こう側にあぐらをかいて、コーヒーカップを口許に傾けていらっしゃっておられた。座卓の手前側にはあらかじめ座布団が敷かれてお...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #31
個人面談を終え、珠紀さんとわたくしは別れて学苑を後にすることとした。超名門・園城寺家の令嬢の一人として、自動車通学を当たり前のようにしている珠紀さんはその足で学苑の駐車場まで向か...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #30
空調設備(エアコン)がかすかに立てる作動音の下、わたくしも珠紀さんもしばし黙ったまま、相手の出方をうかがうようなところがあった。珠紀さんは怯えてはいなかったが、充分にわたくしを警...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #29
午後の授業も平常通りに終わり、放課後の時間が来た。 わたくしは足早に職員室に戻り、教材その他を自分の席上に片づけると、他の教職員の目にとまらぬ前に、すぐさま同じく一階にある個人...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #28
学苑についてほどなく、職員室で教職員だけの朝礼が始まった。主な議題は一ヶ月足らずの日数にまで迫った夏季休暇に関することで、わたくしが現在、調査している「新宿歌舞伎町学校臨時職員殺...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #27
翌朝、わたくしはいつも通りの時間帯に、常にも増して快適だった眠りから醒めた。それが昨夜の凌吾先生との甘やかなひと時によるものであることは、本物の夢が教えてくれた。 羞恥に火照...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #26(再)
凌吾先生が姿を消したお部屋は、まだ6月だというのに奇妙に寒々しく渇いたものになったようだった。だが、その空虚さこそが、わたくしが先の勝負を冷静に思い返せる一端となっていた。 ...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #26
凌吾先生が姿を消したお部屋は、まだ6月だというのに奇妙に寒々しく渇いたものになったようだった。だが、その空虚さこそが、わたくしが先の勝負を冷静に思い返せる一端となっていた。 ...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #25
静まり返った稽古場を包む空気は独特のものがあった。肌理(きめ)の細かい畳敷きの床に複数の人間の血と汗が繰り返し染み込み、長い年月が経つと、この実戦古武道「鳴神千早流道場」のような...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #24
ベッドから立ち上がった凌吾先生は静かに息を吐き、それからこちらを凝然と見つめられた。そのお姿を見返していたわたくしは、えもいわれぬ戦慄を覚えて息を止めていたが、先生の視線の意味は...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #23
報酬は躰で購(あがな)え――。 誰がどう聞いても破廉恥としか思えない言葉に、わたくしもとっさに息を呑み、相手の顔を鋭く睨みつけてしまった。 だが、当の発言者である風巻先生...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #22
しばらくの間、凌吾先生のお部屋には奇妙な緊張感に満ちた沈黙があった。敢えて武道家的な言い方をするならば、わたくしと風巻先生はお互いの間合いを探るように、相手の出方を見極めようと言...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #21
お部屋の中には三人の男女がそれぞれの場所に座っていた。そのうち、まず最初にわたくしが視線を向けてしまったのは、やはり先生――鳴神凌吾さまだった。 凌吾さまはいつもどおり、...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #20
数歩、足を前に動かしてから、わたくしはあることに気がついて、路地裏でコンパクトをもう一度、取りだし、改めて自分の顔を見た。やはり、まだ頬の火照りがいささか残っているようで、わた...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #19
私立ヴァルキューレ学苑中等部ドイツ語教師にして空手部副顧問――それがわたくしの現在の肩書きであることはすでに何度も述べた。だが、それを表向きのものとするならば、わたくしには別の肩...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #18
放課後がきた。誰か他の教師を呼び出す校内放送を耳にしながら、わたくしは廊下を独り歩き、職員室へと足早に戻っていた。 「――あっ、麗香先生、アウフ・ヴィーダーゼーン!(ごきげんよ...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #17
学苑の校庭では、すでにその片隅のあちこちに昼食をとる生徒たちの姿があった。わたくしたち六人は体育館と図書館のうち、体育館側の一角に座れそうな場所を見つけ、それぞれの弁当と飲み物を...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #16
翌日の昼休み。前夜から一晩中、降り続けていた雨も朝のうちに上がり、梅雨の晴れ間の陽射しが降り注いで、学苑は爽やかな空気に包まれていた。 午前中の授業を全て終えて教室から職員室に...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #15(再)
電話口の向こうで、紅実子はかなり興奮しているようだった。何かを喋りだす前に一息つく必要があったのか、水らしいものを飲む気配があった。 それから紅実子はやや声をひそめ、警察ならで...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #14
事件から三日が過ぎた。その間、わたくしは私立ヴァルキューレ学苑の新人教師としてのあわただしくも平穏な生活を送っていた。 むろん、事件のことを忘れたわけではない。だが、いかに準...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #13
「ふう……」 基本的に、わたくしは人前であからさまにため息などをついたりはしない。家柄云々ではなく、女子武道家、いわば「戦乙女」とでもいうべき存在へと自らを鍛え上げてきた中で、...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #12
サッパリ爽快、というわけにはいかなかったが、口中に満ちた不快感をどうにかすすぎ終えたことで、わたくしもだいぶ救われた気分になった。 だが、それにしても、夜間時の警察署内は意外...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #11(再)
わたくしにとってはなんら実りのないままに署内幹部たちとの会談は推移し、こちらからの質問は曖昧にはぐらかされ、あるいは空虚な言葉によって断ち切られ、そしてついに一方的に幕を引かれよ...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #11
わたくしにとってはなんら実りのないままに署内幹部たちとの会談は推移し、こちらからの質問は曖昧にはぐらかされ、あるいは空虚な言葉によって断ち切られ、そしてついに一方的に幕を引かれよ...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #10
一通り、事情を話すと緒川氏ら署内幹部たちは、途中、困ったように苦笑したりもしたが、少なくとも落ち着いた様子でわたくしの言い分を聞き終えてくれた。 だが、話しながら、わたくしは...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #9(改)
「……なるほど、よくわかりました」 わたくしの視線の先で初老の男性が穏やかに言った。その隣でやや年上の男性がにこやかに黙ってうなずく。すぐそばには年若い男性がノートPCに目をや...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #9
「……なるほど、よくわかりました」 わたくしの視線の先で初老の男性が穏やかに言った。その隣でやや年上の男性がにこやかに黙ってうなずく。すぐそばには年若い男性がノートPCに目をや...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #8
親友である紅実子の思わぬ登場で、わたくしのこころにも涼やかな風が吹き抜けたようにも思えた。それはまぎれもない事実だった。 だが、実際には事態は何も変わってはいないのだった。な...
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『陽菜子さんの容易なる越境-海外ビジネス編-』第一話「おかえりと...
昔僕が書いた『陽菜子さんの容易なる越境』という中編小説があります(ホームページはこちら)。 昨日予告とプロローグを告知しましたが、今日から新しく書き下ろした続編、『陽菜子さんの...
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『陽菜子さんの容易なる越境-海外ビジネス編-』プロローグ
昔僕が書いた『陽菜子さんの容易なる越境』という中編小説があります(ホームページはこちら)。 で、突然ですが、明日から新しく書き下ろした続編、『陽菜子さんの容易なる越境-海外ビジ...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #7
想像もしていなかった邂逅(かいこう)に、わたくしも紅実子も数瞬の間、状況も忘れて呆気(あっけ)にとられてしまった。 だが、わたくしたちは小学生の頃から共に武の道を歩み、心技体...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #6
黒木氏の亡骸(なきがら)のそばから離れながら、わたくしはやってきた警官たちが、せめて事情をきちんと説明すれば納得してくれるだけの理性の持ち主であることを無言のうちに願った。 ...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #5
並みの人間なら誰であっても思わず目をそむけたくなるであろう、凄惨きわまりない傷口――。だが、いまの時代、わたくしたち実戦武術家にとっては、この程度の刃物傷など、その武術家人生の間...
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第二話「痛みの在処(アリカ)」2/「スイッチ」/オリジナル小説...
今冬の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #4
瞬間的な自失――。だが、世界は急速に現実感を取り戻し、再び色彩と音響に満ちあふれていった。 その中でわたくしは独り自分を責めてしまった。 なんという未熟さ。たとえ理由がなん...
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第二話「痛みの在処(アリカ)」1/「雪景色評論会」...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #3
そこはこの街に無数にある、細い路地の一つだった。非行や未成年犯罪の現場になりやすい、このようないわゆる“都市の裏側”を敢えて覗き込まねばならないのが、いまのわたくしの立場なのだっ...
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第一話「少女のケニング」20(終)/「少女のケニング」/オリジ...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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第一話「少女のケニング」19/「十字架のシニフィエ」/オリジナ...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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第一話「少女のケニング」18/「過剰エンパシー障害」/オリジナ...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #2
その日、その時のわたくしは万全の状態とはいいがたかった。 別に病み疲れていたわけではない。ただ、躰(からだ)のあちこち……特に右胸下あたりに強烈な打撃による疼痛(とうつう)を覚...
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戦乙女教師・麗香 狼たちの午後 #1
JR・新宿駅中央東口から地上にあふれだしてくる人波。その中の泡粒の一つとして、わたくしは足を進めていた。 ふと腕時計を見る。表示は「201X年 6月22日 18:05」だった。...
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第一話「少女のケニング」17/「ドア」/オリジナル小説『夢守教...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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第一話「少女のケニング」16/「B級映画」/オリジナル小説『夢...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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第一話「少女のケニング」15/「自分」/オリジナル小説『夢守教...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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第一話「少女のケニング」14/「危機」/オリジナル小説『夢守教...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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第一話「少女のケニング」13/「夢」/オリジナル小説『夢守教会...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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第一話「少女のケニング」12/「二人の関係性」/オリジナル小説...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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第一話「少女のケニング」11/「暗転」/オリジナル小説『夢守教...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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『ヴォルフス・ゲザング ~狼たちに捧ぐ歌~』第1部第2幕 #1
第二幕①:園城寺麗香の独白 沈む夕日を追うように、歩道を独り歩いてゆく。意識して足の運びを速めながら。 思わぬトラブルに巻き込まれてしまった。今日の道場での時間は短いもの...
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第一話「少女のケニング」10/「リンゴの比喩」/オリジナル小説...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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第一話「少女のケニング」9/「二人の距離」/オリジナル小説『夢...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。
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第一話「少女のケニング」8/「くだらない話」/オリジナル小説『...
今夏の最終話公開(予定)に合わせてブログにて再連載中のオリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』の続きです(最初から読む場合はこちらの目次記事から)。