みんなの投稿
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下北沢X物語(875)~文学舞台としての東北沢6号...
鷺沢萠の「遮断機」は東北沢6号踏切という固有性を持った遮断機、それを背景とした作品である。ここは一時間のうち六分しか開かない「開かずの踏切」である。小田急ワーストワン踏切であ...
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下北沢X物語(874)~文学舞台としての東北沢6号...
小説は虚構である。あたかもそういうことがあったかのように書いてあるものだ。それをいかにリアルに描くか、書き手はそこに腐心するものだ。 が、この小説における場面設定は重要だ。われ...
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下北沢X物語(873)~文学舞台としての東北沢6号...
ささいな言葉からもそれを使った人の世界が透けて見えてもくる。 鉄道線路と道とが交わるところは踏切である。その鉄道踏切は遮断機とも言う。踏み切って彼岸へ行く。そういう点でいうと踏...
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下北沢X物語(872)~「北沢川文化遺産保存の会」...
「北沢川文化遺産保存の会」会報第12号 会長 長井 邦雄 ...
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下北沢X物語(871)~風景資産としての代田の丘の...
ブログなるものも過客である。現在時間に生まれ、そして、たちまちに古びて過去時間への旅を続けていく。とおに過ぎ去った記事は言の葉の海にさまよっている。何かの折りに検索をかけてみ...
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下北沢X物語(870)~風景資産としての代田の丘の...
風景は人によって見え方が違うものだ。 風景を構成するものの名を知っていれば風景はより深く、より立体的に見えるものだ。例えば、樹木の名を知っている。欅、櫟、楠などだ。するとあの高い...
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下北沢X物語(869)~風景資産としての代田の丘の...
古代と近代とがどのように遭遇したのか。自分がこれまでに書き記してきたテーマは、振り返って考えるとほとんどがそこに帰着する。箱根峠や碓氷峠を越える鉄道は古代と近代の遭遇だった。鉄道...
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下北沢X物語(868)~風景資産としての代田の丘の...
走行距離30キロのペダル巡遊行に出た。が、馬込の九十九谷で迷ってしまった。ここへ来るといつも迷う。 荏原北辺の北沢は低湿地の沢が多いことからその名がついている。実際に小さな谷...
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下北沢X物語(867)~「猫町」幻想行6~
ついこの間、今日的な説話を聞いたようで面白いと思った。「巫女舞って難しいの?」 代沢小PTA会長の千草さんが聞いた。「いやそうでもないわよ。形を覚えれば大丈夫。でもね、複数で踊...
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下北沢X物語(866)~「猫町」幻想行5~
日々のペダル巡行は脚が地形を覚え、目が景観を記憶する。野屋敷へは北から攻めるとき急坂をぐぃと上る、するとそこが御殿山小路の末端だ。この道はかつて通勤の帰りによく通った。ヒ...
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下北沢X物語(865)~新地図発行のお知らせ~
「北沢川文化遺産保存の会」からのお知らせ 1,新地図発行について 「北沢川文化遺産保存の会」では下北沢周辺の文士参集痕跡を記した新地図を作成していた。そ...
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下北沢X物語(864)~「猫町」幻想行4~
土地には地霊が潜んでいる。土地独自の文化と言い換えてもよい。代田の詩人宅だったら北沢川の瀬音、駒沢線鉄塔に吹き付ける風の音、高圧線がじぃじりと鳴る音が聴こえる。急な坂がある。丘上...
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下北沢X物語(863)~「猫町」幻想行3~
地図は世界観を表すものだ。ことにローカルなものは地図の描き手のそれが透けて見えて来もする。スモールワールドをどのように捉えていたかである。 我々が手にしたのは「北澤三丁目町...
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下北沢X物語(862)~「猫町」幻想行2~
「幻想」とは「現実にはないことをあるかのように心に思い描くこと」である。小説「猫町」はもっとも幻想的な物語である。「万象が急に停止し」、つぎの瞬間、「街路」に現れる。「猫、猫...
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下北沢X物語(861)~「猫町」幻想行1~
「日本語って何習っているの?」 下北沢一番街大月菓子店に立ち寄ったとき、ちょうど三人組の子どもがおやつを買いに来た。東大原小学校の3年生だという。それで彼女らに問いかけた。世田谷区...
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下北沢X物語(860)~随想的武蔵野風景談義(8)...
都市は変貌している。刻々とその表情を変えている。 午前の雨は午後に上がった。駒沢公園の新緑が目にあざやかだった。が、人の心は雨模様だった。「馬鹿野郎、原爆、原子力の怖さ知らないの...
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下北沢X物語(859)~随想的武蔵野風景談義(7)...
ペダル走行は風景の隧道を自らの力で潜り抜けていくことである。非利便的な、反都市的な移動である。が、それだけに都市の裏側がよく見える。むしろ裏側にこそ都市の風景がある。 川本三...
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下北沢X物語(858)~随想的武蔵野風景談義(6)...
この頃は歩行巡遊することがある。歩く場合、自分の景欲は顕著に緑を求める。近隣に残った緑から緑へと渡り歩く。 歩きながらの考えはペダルよりも深められる。速度が遅い分、危険性が低い...
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下北沢X物語(857)~随想的武蔵野風景談義(5)...
地域文化 - livedoor Blog 共通テーマ 風景とは何か。そういう疑問が湧いてくるのは常々ペダルで風景トンネルを抜けているからだと思う。空間を抜けていく旅である。人には景欲がある。そ...
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下北沢X物語(856)~随想的武蔵野風景談義(4)...
地域文化 - livedoor Blog 共通テーマ 谷の風景がある。井の頭線下北沢2号踏切からのそれである。線路は急な斜度を保ったまま坂を上っている。丘上に下北沢駅の島式ホームが見える。それ...
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下北沢X物語(855)~随想的武蔵野風景談義(3)...
地域文化 - livedoor Blog 共通テーマ 武蔵野の特色は地形の屈曲である。かつてはそのうねりは緑に縁取られていた。が、今はほとんどが人の住む家に埋められている。単一的な住居群の連...
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下北沢X物語(854)~随想的武蔵野風景談義(2)...
地域文化 - livedoor Blog 共通テーマ 食欲と同じように動物には景欲というものがないだろうか。いい景色を見たいという欲望である。振り返ると、目に優しく映る景色を求めての走りをし...
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下北沢X物語(853)~随想的武蔵野風景談義~
地域文化 - livedoor Blog 共通テーマ 風景とは何か。それは常に携えている疑問である。自分の乗り物が自転車であるから必然的にそこに帰着することになる。なぜなら風景のトンネルを直に...
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下北沢X物語~「北沢川文化遺産保存の会」会報第11...
「北沢川文化遺産保存の会」会報 ...
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下北沢X物語(852)~B29の墜落痕跡を求めて(...
地域文化 - livedoor Blog 共通テーマ 国領に墜ちたB29の機体のニックネームは「Mrs. Tittymouse」であった。その機首には裸体画が描かれていた。地上に墜ちた飛行機はガソリン臭がにおっ...
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下北沢X物語(851)~B29の墜落痕跡を求めて(...
地域文化 - livedoor Blog 共通テーマ 土地には土地の匂いがある。固有の文化である。それは行ってみないと分からない。調布に行く場合、野川か、多摩川か、どちらかかを遡る。京王線...
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下北沢X物語(850)~B29の墜落痕跡を求めて(...
近代との出会のエポックは大きく言って二つあるように思う。一つは明治期における近代時間との遭遇、汽車の出現によって時間意識が形成されたことである。もう一つは近代最先端国家...
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下北沢X物語(849)~大原に返っていく一つの魂~
地域文化 - livedoor Blog 共通テーマ 武蔵野は市街化されてどこも景色が同じように見える。が、人の話を聞いたり、土地に行って景色を見たり、資料を読んだりすると土地独特のものが分か...
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下北沢X物語(848)~荏原大原への三時間旅行~
地域文化 - livedoor Blog 共通テーマ 世界というものは混沌としたものだ。それを秩序立てているのが言葉と時間ではないかと思う。現実に起こった出来事を記憶につなぎ止めておくためにそれ...
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下北沢X物語(847)~春、戦争痕跡をペダル巡遊す...
時は刻々と過ぎていく。情報は時間には追いつけない。戦争痕跡を求めてのペダル旅も遙かな道のりである。 一昨日は蒲田安方町まで安吾旧居の門柱を見に行った。門扉が取り外され門柱だけ...
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下北沢X物語(846)~「だいだらぼっち川」探索行...
都市の中に痕跡をとどめている川をたどった。武蔵野に幾万とある細流の一つである。名称すら正式なものではない。が、世界は言葉によって成り立っている。たかだか2キロにも満たない流路...
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下北沢X物語(845)~「だいだらぼっち川」探索行...
われわれ13人の小さな旅は「南ドンドン橋」から始まった。古い地名や名称は土地の文化を背負っている。かつての橋の親柱が笹塚駅のそばに残されている。 「この橋の名前は地形から来てい...
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下北沢X物語(844)~春、戦争痕跡をペダル巡遊す...
なぜどこまでも自転車で行くのか?。自問することがある。 土地はひとつの鏡ではないかと思う。風景のトンネルを行くのがペダル巡遊である。地域の土を見たり、嗅いだりして行く。建物の...
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下北沢X物語(843)~武蔵野電車巡遊行(下)~
言葉は響き合って生きるものだ。話をする場合、聴き手がいてそれを聞いてくれると救われる。話すという行為にはもらったりもらわれたりの気の交感作用がある。 80名の若者を前に時...
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下北沢X物語(842)~武蔵野電車巡遊行(上)~
朝、目覚めたとたん、ふと「自分自身がこれから出かけようとしているところはあそこだったのではないか?」という疑念が湧いてきた。そんなこと思いもせずに30年の間その場所に通ってい...
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下北沢X物語(841)~ファックスより自転車~
時間は貪欲だ。なんでもかんでも呑み込んでしまう。 大地の穴の底に岩石でできた二本のローラーが回っている。その間に現実という時間がベルトコンベアーに乗って運ばれる。ローラーは音を立...
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下北沢X物語(840)~春、戦争痕跡をペダル巡遊す...
何時どういうことがあったのか。どういうことが起こったのか。それを記録しておくことは大切なことである。公的な記録は新聞がする。が、戦争中大本営発表をそのまま報道していた記事は...
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下北沢X物語(839)~春、戦争痕跡をペダル巡遊す...
あの戦争というのは何だったのか自分の常なる課題である。だけに戦争に関わる話を聞きつけると気持ちもペダルを漕ぐ足も熱くなる。つい時空を超えて思いは飛んでいく。62年前の話なのに...
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下北沢X物語(838)~春、戦争痕跡をペダリ巡遊す...
日々のペダル巡遊は小さな旅である。車や電車などでは味わえない旅だ。それは景色というトンネルの中を抜けていく旅である。この頃では薔薇が匂い、八重桜が香る。まっ赤な赤い葉があちこち...
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下北沢X物語(837)~坂への「のすたるぢや」(下...
下るときと違って坂を上るとき人は思念的になる。踏み出す足への力配分を考えるからであろうか。ペダルで荏原近辺の坂を上ることは度々である。上りながら思いを巡らすことが多い。 坂に...
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下北沢X物語(836)~坂への「のすたるぢや」(中...
田端、馬込、下北沢と住んだのは萩原朔太郎である。これらの地に共通するのは坂が多いということだ。近藤富枝氏は興味深いことを述べていた。田端と馬込の違いである。前者は芥川龍之介に代...
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下北沢X物語(835)~坂への「のすたるぢや」(上...
「田端と馬込、どちらも共通している点は坂が多いことです。文士は坂が好きなんですね」 近藤富枝氏は面白い話をした。先日、3月31日(土)に大田区池上会館で彼女の講演が行われた。「い...
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下北沢X物語(834)~野屋敷の文学陰影(下)~
野屋敷の地形は面白い。台地である。とくに東側に行くと真ん中に凹みがある。真ん中のところは3メートルほど低い。けれども自転車での巡遊行から丘の上の凹みが西から東に走っていることに...
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下北沢X物語(833)~野屋敷の文学陰影(中)~
下北沢野屋敷、この名前は「松平薩摩守の抱屋敷」あったところから名づけられている。江戸中の各藩は幕府から「上屋敷」「下屋敷」などを与えられていた。それは公的なものである。私的なも...
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下北沢X物語(832)~野屋敷の文学陰影(上)~
世界は言葉によって編まれている。地域社会も一つの世界だ。これも言葉によって構築され、秩序立てられてきた。地域や土地というものはその土地ならではの地名が付与されている。与えられた名...
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下北沢X物語(831)~花見堂幻想詩的花紀行(下)...
花の盛りもたちまちに過ぎてゆく。ほのかな紅色を帯びていた花びらも真っ白になって散ってゆく。路傍に落ちた花びらも縁が茶色になって、そして、枯れてゆく。あわれ花びらである。 代...
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下北沢X物語~「北沢川文化遺産保存の会」会報第10...
「北沢川文化遺産保存の会」会報 会長 長井 邦雄 第10号...
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新潟 動物病院 皮膚病
さかうち動物病院 0250-62-1663 新潟県阿賀野市市野山195-31 動物病院、獣医師 阿賀野市 さかまち動物病院 0254-62-1619 新潟県岩船郡荒川町大字下鍜冶屋208-3 動物病院、獣医師 荒...
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下北沢X物語(830)~花見堂幻想詩的花紀行(中)...
花見堂小学校の屋上は四方の空が青い。高いところだけに東西南北がよく見える。かつての萩原朔太郎の家のあったところは61号鉄塔、その下に旧居が見えている。そこからこちら側を見ると、...
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下北沢X物語(829)~花見堂幻想詩的花紀行(上)...
「分け入つても分け入つても青い山」という句がある。放浪の俳人種田山頭火の代表句である。山中の道をたどってもたどっても新緑に彩られた青い山が続くというものだ。木々が萌え始める頃の大...
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下北沢X物語(828)~小田急線での忘れ得ぬ情景~
小田急線での忘れ得ぬ情景 富安 好恵 昭和二十年代の小田急線は濃い紫色の車体、窓枠も木製でした。床も木製で黒いコールタールが塗ってありまし...
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下北沢X物語(827)~民衆派詩人福田正夫の痕跡(...
党派、宗派、そして、詩派も鉄道交点に集まっていた、それは未知の価値の発見だ。 福田正夫は「民衆派詩人の中心詩人」(「日本近代文学大事典」講談社)だった。民衆派はいわゆる大正デモ...
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下北沢X物語(826)~民衆派詩人福田正夫の痕跡(...
下北沢鉄道X交点周辺では知った人によく会う。ところが、自由が丘鉄道X交点で見知った人に会うのは皆無だ。自分の家は後者に近い。昨日、ペダル南巡遊からの帰りは田園調布の丘から自由が丘...
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下北沢X物語(825)~民衆派詩人福田正夫の痕跡(...
鉄道交点には詩魂がふきだまっている、それは浪漫だ。鉄道Xを未知なるものと捉えている都市物語的観点は自分の中で確固とした軸を持ち始めている。つまり、レィルウェイXは交差点である。...
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「下北沢X惜別物語」
ゆがんだ鉄道X交点は宇宙からのターゲット国際スパイ衛星が日々ウオッチしては代田曲線800Rの1ミリの変化も見逃さない 詩人の幽鬼が通って 0,02でも振れると搭載カメラがキ...
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下北沢X物語(824)~巡遊的武蔵野ペダル紀行(下...
世界は景色、風景によって成り立っている。われわれの目に見える情景、それは自分の心の鏡でもある。 もう十数年前のことである。絶望的な状況に陥ったことがある。眺める風景がどこへ...
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下北沢X物語(823)~巡遊的武蔵野ペダル紀行(中...
多摩墓地から禅林寺へ、ペダル巡遊は墓参巡礼行となった。 「森林太郎墓」のそれに黙礼した。その墓は気に入った。そう大きくもなくまた小さくもない。「アラユル外形的取扱ヒヲ辭ス」と...
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下北沢X物語(822)~巡遊的武蔵野ペダル紀行(上...
桜の花が綻び始めた。が、いよいよ春という喜びは例年よりも薄い。異様な暖かさが続いたからだ。寒い冬があって、それからの解放が春である。そういうプロセスを欠いた春だからである。...
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下北沢X物語(821)~茉莉を歩いて茉莉に逢う(下...
鉄道交点における森茉莉の陰影はそこかしこに眠っている。土地の文化が隠れている。それを探し回る楽しさ、おもしろさがある。北沢の谷はそういう冒険に満ちている。 森茉莉のエッセイは自...
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下北沢X物語(820)~茉莉を歩いて茉莉に逢う(中...
言葉には発信した本人がひそかに隠れている。性格、資質、考えなどが言葉の襞にこっそりと折り畳まれている。言霊というのは嘘ではない。 森茉莉はエッセイ「贅沢貧乏」に自分の歩き方...
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「北沢川文化遺産保存の会」ニュース
「北沢川文化遺産保存の会」ニュース 1,「北沢川文化遺産保存の会」の特別活動について 桜の蕾が膨らみ始めました。「北沢川文化遺産保存の会」は3月24日(土)、25日(日)の...
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下北沢X物語(819)~茉莉を歩いて茉莉に逢う(上...
日々は転変していく。ゴムタイヤも日々回転する。サイクルコンピューターのメーターは今日は1351、1を表示している。ペダルを漕いで行くと話にぶつかったり、拾ったりもする。けれども一...
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下北沢X物語(818)~大岡山半島の民俗学~
半現実、半実際の大岡山半島巡りの冒険旅行は終わった。目黒区南部から大田区へと延びている細長い丘陵地帯である。これを半島に見立てて周遊してみた。物見遊山のつもりであったがだんだん...
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下北沢X物語(817)~岬巡りの冒険旅行(5)~
海に突き出た半島の先端部は岬だ。青海原に浮かぶ岬は詩情である。「春の岬」という詩がある。 春の岬旅のをはりの鴎どり/浮きつつ遠くなりにけるかも 三好達治の「測量船」の冒頭...
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鉄道X交点(下北沢) 街の記憶書き込み掲示板
「下北沢X惜別物語」 書籍の刊行について ...
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下北沢X物語(816)~岬巡りの冒険旅行(4)~
世界は言葉で編まれている。一つ一つの事象に言葉が与えられ、そのことから次第に見えない世界が見えてくる。言葉を通して想像を巡らせる。すると気づきや発見がある。荏原に細長い半島...
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下北沢X物語(815)~岬巡りの冒険旅行(3)~
近代は古代との衝突を繰り返してきた。典型的な例は狐狸との闘いだ。近代を象徴するのは鉄道である。明治期になって鉄道が敷設され、開通した。汽車が走り出すと怪事件が全国各地で勃発した...
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下北沢X物語(814)~岬巡りの冒険旅行(2)~
半島、岬が荏原に埋もれている。それをペダルで掘り起こす。小さな旅だが、大きな冒険旅行である。旅立つ前にパソコンのマップウェア住宅地図を開いてみた。すると半島先端だと目星をつけて...
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下北沢X物語(813)~岬巡りの冒険旅行(1)~
弥生三月である。カレンダーには印をつけていた。前々から計画していた鉄道旅行である。ところが、冊子編集に熱中するあまり時間がなくなってしまった。その編集中の冊子は校了して印刷に回...
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下北沢X物語(812)~プロレタリア歌人の影を追う...
渡辺順三の鉄道交点近辺の生活痕跡はその全貌を掴めてはいない。が、「白樺書院」の主人の話、米澤邦頼さんのネット検索などの結果、「世田谷区北沢三丁目九百五十三番地」に住んでいた...
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下北沢X物語(811)~プロレタリア歌人の影を追う...
身びいきということはあるに違いない。ペダルで日々北上したり、南下したりしている。そのときに他の鉄道X交点を通ることがある。自由ヶ丘、旗の台、大岡山も変形Xである。ところが、これ...
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下北沢X物語(810)~プロレタリア歌人の影を追う...
鉄道X交点には様々な価値が集まっていた。その一つ一つの価値探査は果てのない旅である。あれもあって、これもある。ジャンルをはみ出ると、深すぎてひるんでしまうほどだ。映画一つとっ...
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下北沢X物語(809)~ペダル巡行的生活回顧録(下...
自転車乗りというのも板に付いてきたようだ。一昨日、深沢の呑川遊歩道を通りかかったとき、お婆さんと目があった。彼女は「こんにちは」と言う。「こんにちは」と返した。春が気持ちいいペダ...
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下北沢X物語(808)~ペダル巡行的生活回顧録(中...
日々 漕ぎ続け、走り続けている。その魅力は坂にある。坂を上る、坂を下る。それはペダル巡行の面白さだ。きつかったり、つらかったりする。が、坂は希望だ。必ず下りがあるからだ。坂...
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下北沢X物語(807)~ペダル巡行的生活回顧録(上...
春の訪れは印紙から始まる。三月になったとたんに印紙がよく売れると今日聞いた。部屋の契約更改があるから、不動産屋さんが多く買っていくそうだ。それは年月上の更改である。春三月とはな...
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長野 動物病院 皮膚病
おおにし動物病院 0263-84-0321 長野県安曇野市穂高北穂高2177-1 動物病院、獣医師 安曇野市 おくはら動物病院 0263-76-3050 長野県安曇野市三郷温2435-5 動物病院、獣医師 たま動物...
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下北沢X物語~「北沢川文化遺産保存の会」会報第9号...
「北沢川文化遺産保存の会」 会報第9号 会長 長井...
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下北沢X物語(806)~鉄道X交点のフィルムの匂い...
人生とは何か。この頃思うことは、どれだけ自分がいい景色を見たかではないかと思う。人生とは思いに残る風景を何枚貯め得たかである。枚数よりも質、その情景を思い起こして自分が心暖かく...
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下北沢X物語(805)~鉄道X交点のフィルムの匂い...
下北沢駅北口の小さなコーヒーカウンター「マコト」は映画関係者が常連となって来ていた。松林宗恵監督が記してきたメモには「昭和21年~31年の頃まで」とある。戦後の物資不足の頃である...
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下北沢X物語(804)~鉄道X交点のフィルムの匂い...
ペダルでの文化発掘は人との出会いだ。自転車の走行距離はメーターにカウントされる。が、今まで出会った人の数はカウントはされない。恐らく二三百人には出会ったろうと思われる。豆腐...
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下北沢X物語(803)~牧水に会いにペダルで50キ...
小さな旅でも心が急くものだ。旅のプロセスは自分の生活の鏡でもある。そのことを裏付ける出来事があった。こういうことだ。この文章は今書いている。牧水の言葉に会いに百草園まで行っ...
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下北沢X物語(802)~牧水に会いにペダルで50キ...
多摩川堤防を北西へとペダルを漕いでいく。時季的には光の春である。太陽は明るいけれども風は冷たいという時である。ところが、向かい風は冷たくない。むしろ、逆方向からの風が吹いている...
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下北沢X物語(801)~牧水に会いにペダルで50キ...
日々は転変していく、ペダルも転動していく。時間と距離を行く旅である。短いペダルでの旅である。が、自分にとっては計り知れない大きな旅だ。 先日、人に「原稿は何時書くのか」と聞か...
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下北沢X物語(800)~失われた文学の館を探して(...
駒沢線というのは電気送電線、近代文明ライン、エネルギー供給線である。敵側から見れば弱点だ。破壊すれば工場の、鉄道の、人々の生活の息の根を止められる。それで集中的に攻撃されたと考え...
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下北沢X物語(799)~失われた文学の館を探して(...
クリーム色の環境調和型の鉄塔が、ぬっくりと台地に生えていて、青空に突きささっている。それらの鉄塔の陰を追いかけながらの小さな旅である。都市物語のページを旅する会だ。 踏切が、...
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下北沢X物語(798)~失われた文学の館を探して(...
日々転変である。昨日は、世田谷文学館へディスクブレーキつきの車で乗り付けた。自転車である。目黒区の自宅から45分で着いてしまった。「どこへ行くにも自転車です。だから電車賃は...
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下北沢X物語(797)~荏原南北ペダル漂泊行(3)...
弁天池伝説は武蔵野には数限りなくある。ハケへの報恩感謝の痕跡である。呑川で言えば深沢八幡にも弁天池があったと言う。呑川駒沢支流の源流部、真中にも弁天池があったと聞いた覚えがある...
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下北沢X物語(796)~荏原南北ペダル漂泊行(2)...
窪は凹みである。久保と記したり、窪と書いたりもする。いわゆる武蔵野の物語の源流はそこにある。ハケ、水の湧き出でるところは物語が渦巻くところでもある。 往古、人々は各所にあるハ...
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下北沢X物語(795)~荏原南北ペダル漂泊行(1)...
昨日のおもしろさは、今日のおもしろさに踏みつけられる。面白感覚もはかないものだ。が、それでも、昨日のペダルフィールドワークでの発見には一人で盛り上がった。自分に拍手を送ったほ...