みんなの投稿
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海の時計〈下〉
海の時計〈下〉 (幻冬舎文庫) [文庫]藤堂 志津子幻冬舎2007-04
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ジャガーになった男 (佐藤賢一)
ジャガーになった男 (集英社文庫)クチコミを見る 最近注目している西洋歴史小説作家佐藤賢一のデビュー作。 日本では徳川家が天下を治めた頃、主人公である伊達藩士の寅吉は安寧の時代を嫌い...
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赤目のジャック (佐藤賢一)
赤目のジャック (集英社文庫)クチコミを見る 最近マイブームな西洋歴史小説。日本や中国ものは多々あるけれど西洋ものはなかなか見つけにくいため、大量に西洋歴史小説のみを執筆している佐藤...
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読みたい本に限って自宅で見つからない症候群(1)
買ってから数年放置していた中島敦の短編集『山月記』をようやく読む。漢文書き下しな文体だが慣れれば案外読みやすいし、圧縮陳列で薄い本のわりに内容が濃く何だかコストパフォーマンスが良...
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未練が人を狂わせる
ある日、amazonからメールが来て、宇月原晴明の短編集「天王船」が、中公文庫から出ていることを教えてくれた。 amazonで本を買ったことは一度もない。 たった一度、宇月原さんの本を検索し...
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激動の維新―弾左衛門最後の役割
「浅草弾左衛門・第三部」も、批評社から出ている単行本で読んだ。1987年刊行。 浅草弾左衛門〈第3部〉明治苦闘篇 1871年。明治新政府の太政官布告により、穢多非人等の称が廃止された。 ...
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穢多頭が平人になるとき
浅草弾左衛門〈第2部〉幕末躍動篇 塩見鮮一郎「浅草弾左衛門」第二部は、1986年批評社刊行の単行本で読んだ。図書館の書庫から出してもらった。 時代は幕末。十三代目弾左衛門こと弾直...
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穢多頭の苦悩する青春
同じ作者の『車善七』もそうだが、差別を正面からみつめた歴史小説の傑作。 この『浅草弾左衛門』は、1985年に批評社から単行本として出版され、1999年に小学館文庫の「時代・歴史傑作...
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塩野七生『ローマ人の物語』完結
ついに完結した。ローマ帝国1千年の歴史を15年かけて、1年に一冊ずつ書いて行く、という壮大なシリーズ。とにかく無事に終わって欲しい、というのが願いであったが(著者も今や70近い)、...
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『花闇』
皆川博子/作 花闇 江戸時代の終わりごろ、澤村田之助という歌舞伎役者がいた。 美貌の女形で、絶大な人気を誇った。 しかし、十八歳で脱疽を患い、22歳のとき、ヘボン博士の執刀で左...
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『薔薇密室』
図書館でこの本をみつけたときは、うれしかった。この作者の歴史ものは、大好きだから。 皆川博子/作 薔薇密室 1939年9月1日。ドイツがワルシャワに侵攻。第二次世界大戦勃発。 ...