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家族
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週に4日夕飯を食べに来る義母。帰宅して義母の車が家の前にあるとゲンナリする…
鬼女の刃
800: 2019/11/18(月) 17:04:15.42 0 ・家庭の状況、自分や配偶者等登場人物の詳細 自分30代サラリーマン 妻同い年専業主婦 子供は幼稚園年中 妻の実家は父親鬼籍、母親賃貸で一人暮らし、遺族年金と週2パートで暮らしてるらしい
投稿日時:2025/12/29 03:16
家族
嫁
嫁への不満
週に4日夕飯を食べに来る義母。帰宅して義母の車が家の前にあるとゲンナリする…
鬼女の刃
800: 2019/11/18(月) 17:04:15.42 0 ・家庭の状況、自分や配偶者等登場人物の詳細 自分30代サラリーマン 妻同い年専業主婦 子供は幼稚園年中 妻の実家は父親鬼籍、母親賃貸で一人暮らし、遺族年金と週2パートで暮らしてるらしい
投稿日時:2025/12/29 02:31
家族
嫁
嫁への不満
水とガラスのコースティックス
『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記
普段音信不通に近い次男が、LINEで突然「ちょっと相談があるんだけど、、、、」と切り出して来たので、(すわ!会社辞めたいとか?????)とドキドキしながら続きを読んだら、入社以来お世話になった店長が栄転するから、お別れに何か贈りたいなと考えていて、「そうだ、ガラスが良い!と思って、、、」と。ホッとした後、嬉しかった(笑)予算を聞いてアドバイスして、彼が選んだのは主人と私それぞれのグラスのペア。裏にお店を離れる来年の年号を彫ることにした。それを「明日休みで暇だから」と電車とバスで片道3時間くらいかけて取りに来ると言うので、それでは実家滞在時間よりも移動時間の方が遥かにかかる!ということで、今日は主人を誘ってお届けに。久しぶりに4人で食事しようと長男誘ったら、彼はダンスの撮影頼まれたと横浜へ。ということで、3人でオープンしたばかりの沼津のファミレスへ。予想通り混んでいて、すぐ側の狩野川でしばらくボラや鷭を眺めて時間を潰す。 https://www.facebook.com/share/v/1HEGNbXZHx/?mibextid=wwXIfr橋の裏側には水が作るコースティックス。私と主人のグラスにもガラスが作るコースティックス。人間にも、見えないコースティックスができているんだろうか?光る水面と、燦々と降り注ぐ陽の光と、主人と次男の姿を見ている自分は、この上なく幸せと感じる。1時間後やっと順番が来て、通されたのは3人ではめちゃ狭い個室型のカウンター席。主人と次男は実に2年ぶりの食事。狭い席で肩寄あって食べるイタリアンはなかなかに楽しかった(笑)デザートまで堪能して、お腹いっぱいで行きつけの古着と中古品のお店へ。サバゲー好きな次男は、モデルガンやミリタリーグッズを物色。主人も結構好きなので、ふたりであれこれ楽しそう。私は新品なのに3000円台になっているパンツを試着したら、シンデレラフィットで即買い。自作のグリーンのセーター着てたので、全身「緑」🐸次男が気に入ったジャケットを来月の誕生日祝いに買ってあげてアパートへ送り、溜まりに溜まった空き缶や瓶やダンボール等のゴミを引き受け、身体に気をつけて年末年始仕事頑張るんよ、良い年を。と言って別れた。こうして食事できるのは、あと何回かなーとか最近考えてしまう。子どものことだけでなく、自分自身の健康も大事だなーって、バイトを始めて痛感してる。それにしても楽しい数時間だった。#caustics#家族#夕陽グラス#ライングラス#狩野川
投稿日時:2025/12/28 23:16
家族
期待
ゆゆ家
投稿日時:2025/12/28 21:24
家族
エッセイ漫画
日常
2人目を作るか悩んでます。支出や税金で余裕のない暮らしはしていないけど、兄弟って大事だよね?
鬼女の刃
スレッド立てる程でもない質問・愚痴・雑談など@既婚男性112449: 2017/09/25(月) 13:26:31.00 ID:8jaA2Vp7a.net今、1歳9ヵ月の娘がいるけど、第2子を作るかどうか迷ってる。 田舎とはいえ、一軒家を建てて車も持っているので、支払いや税金等で余裕のある生活はしていない。 だけど、自分も嫁も兄弟がいて、同年代も兄弟持ちばかりの環境で育ったせいか、兄弟はやっぱり必要なのでは?という考えが頭から離れない。 今の時代、ひとりっ子はそう珍しくないのだろうか?
投稿日時:2025/12/28 20:46
家族
悩み
嫁
休日になると、朝から妻の母から「ちょっと来て」と連絡が来る。孫に会いたい気持ちは分かるけど、毎週はちょっと…
鬼女の刃
509: 2022/01/23(日) 12:31:45.97 ID:5ZYgk4U90 休みの日になると朝に嫁の義母から電話がくる。 小さい用事を作っていて、ちょっと寄ってって。暇で孫にも会いたいって気持ちもわかるがほぼ毎週呼ばれるし、嫁も一時間くらい…って感じで行っても義母は孫にお菓子やらなんやら出してきてだいたい夕方まで…下手するとそのまま夕飯。
投稿日時:2025/12/28 19:46
家族
嫁
嫁への不満
厚生労働省は全ての介護事業者に対し、…
ひとと人のつながりを大事にする
厚生労働省は全ての介護事業者に対し、カスタマーハラスメントの対策を運営基準で義務付ける方針を固めたとのこと… 全企業にカスハラ対策を義務化する関連法の成立を受けた対応で、慢性的な人手不足の職員を保護し、離職を防ぐ狙い… 介護現場では高齢者や家族による職員への暴言や過度な要求が問題になっており、ハラスメント対応の手引も改定するようです… 応援お願い致します。
投稿日時:2025/12/28 17:59
家族
不慮の事故で2ヶ月ずっと家にいることになったんだけど、家にいすぎて嫁が自分に嫌気ささないか心配だ…。
鬼女の刃
346: 2020/10/02(金) 08:24:44.67 ID:ZJ/ArVSO0 不慮の事故で2ヶ月ずっと家にいることになったんだけど、家にいすぎて嫁が自分に嫌気ささないか心配だ…。
投稿日時:2025/12/28 13:46
家族
まとめ
嫁
不慮の事故で2ヶ月ずっと家にいることになったんだけど、家にいすぎて嫁が自分に嫌気ささないか心配だ…。
鬼女の刃
346: 2020/10/02(金) 08:24:44.67 ID:ZJ/ArVSO0 不慮の事故で2ヶ月ずっと家にいることになったんだけど、家にいすぎて嫁が自分に嫌気ささないか心配だ…。
投稿日時:2025/12/28 13:01
家族
まとめ
嫁
他人の不幸話が大好きで、笑顔で他人に話しまくる妻…
鬼女の刃
335: 2013/05/25(土) 10:30:58.90 他人の不幸話が大好きで、笑顔で他人に話しまくる妻 誰さんの子供は自閉症だったみたい~うちの息子は普通で良かった~(笑顔) 誰さんちは二人目不妊みたい~(笑顔)誰さんちの旦那さんはFラン大だって~(笑顔) 常に人と自分を比較しないと幸福感がないらしい。性格が悪い訳ではないのだが 無邪気な性格で手に負えない。義母も義姉妹も全員性格が似ててギョッとする
投稿日時:2025/12/28 11:31
家族
まとめ
嫁
【愚痴】自分の価値観が崩れそうで、悩んで眠れない夜が続いています。俺の選択は間違っていたのかな?
男性様|気団・生活2chまとめブログ
スレッド立てる程でもない質問・愚痴・雑談など@既婚男性118327: 2018/03/29(木) 20:58:02.28 ID:BGLxD1050NIKU.net愚痴、自分の価値観が壊れそうで悩んで寝られないから吐き出したい 俺の選択は間違っていたのか? 嫁と離婚したんだ。 理由が俺たち夫婦の結婚式前に俺の親族の葬儀で揉めたから。
投稿日時:2025/12/28 07:19
家族
愚痴
嫁への不満
「父さん、買い物についてきて」 あれ、いつも素っ気なくて生返事で短時間で帰る娘(中2)が誘ってきた。→結果が…
男性様|気団・生活2chまとめブログ
【昼でも】娘が可愛い親父の酒場 16【夜でも】414: 2015/07/26(日) 03:55:44.72 .net娘(中2)がかわいい。 絶賛反抗期中で、会話も乏しいし、できるだけ顔も合わせたくない様子だ。 しかし、たまにデレる。 「父さん、買い物つきあって」 おや、いつも素っ気無い上に生返事&短時間で撤退の娘がお誘い。 つまりは「欲しいものがあるから買ってくれ」ってことらしいのだが。 そういうのは母さんに頼めば? 「母さんは今日、用事でダメだって」 まあ自分で良ければと、出かけることに。
投稿日時:2025/12/28 05:43
家族
娘
嫁
うちの障害を持つ嫁は女友達がほとんどおらず、男友達が多い。天然の妹キャラにしか思われていないだろう。
男性様|気団・生活2chまとめブログ
19: 2019/01/23(水) 10:11:14.38 ID:ahDxApGh0 障害者はコミュ力が低いって言ってもコミュ障っていうわけではないよね。 見た目と外出モードで普通に見えるから、みんな最初は寄ってくるんだけど 突拍子もないことを言ったりしたりして自然と離れられていく感じ。 うちの嫁は同性の友達は2人くらいしかいないし、異性の友達の方が多い それも年上がほとんどだから天然の妹キャラくらいにしか思ってないんだろうな。
投稿日時:2025/12/28 01:00
家族
まとめ
嫁
年末のどたばた
河口容子の「世界」日記
今年もいよいよあと4日と少しとなりました。28日が日曜日のため、26日で仕事納めとなり、お休みに突入している方も多いと思います。自宅で起業して25年、仕事納めとか忘年会とかは一切縁がなく、年末年始に旅行に行くわけでも来客があるわけでもないのでマイペースで過ごせるはずなのですが、なぜかいろいろトラブルが起こるのが不思議です。発端は11月1日にスチームオーブンのセンサーが壊れたこと。私にとっては必需品です。かたいものがかめない母のために野菜を一度レンジにかけて柔らかくしてから煮たり、炒めたりするのです。レンジがなければいちいちゆでなければなりません。電子レンジの耐用年数は約10年とのことですが、丸4年で完全アウトです。AMAZONのレビューを見て絶賛されており、しかもリーズナブルプライスだったので喜んで購入したのですが、今見ると「2年でこわれた」「新品に交換してもらったがやはりすぐこわれた」と非難ごうごう。やはりこうしたものは発売されてからしばらく様子を見ないとだめなのかもと反省。即違うメーカーのAMAZON限定モデルを注文しました。「AMAZON限定」とうたう限りはクレームの多いモデルは選ばないであろうと思ったからです。11月14日に母が圧迫骨折。ブログ「介護生活 一難去ってまた一難」http://blog.livedoor.jp/ysworth2000/archives/52047784.htmlおかげで毎週注射のために整形外科に母を連れて通うことになりました。骨粗しょう症の薬を注射することによりほぼ骨はかたまり痛みもなくなっています。おまけに骨全体も丈夫になるのですからありがたい限りです。11月15日はアパートの住人の一人が結婚のため引っ越し。学生の頃から住んでいた男性で10年近くいてくれました。長期間いてくれた場合、エアコンの買い替え、クリーニングやリフォームの費用がばかにならず、以前は100万円近くかかったこともあります。今回も管理会社経由専門業者の見積をもらってチェックしましたが80万円弱、工事は年初かと思いきやクリスマスの日から今日も作業をしてくれています。12月1日は造園会社から2人来てくれて庭木の剪定。この業界も人手不足なのか1日で終わるようになりました。昔は2-3日かかっていたので、費用はもちろんのこと10時と3時のお茶出しの手間も1日ですみ、大助かりです。帰りにはご祝儀としてエビスビールを6缶ずつ差し上げるのが恒例となっています。私の会社には電話回線が2つあります。自宅とは別です。会社の1本はFAX専用にしていましたが、取引先でFAXを使う所はありません。アパートの管理会社が年に1-2回書類を送ってくるだけですが、即返事をしなければならない用でもなく、この際解約することにしました。JCOMのインターネット電話なのでカスタマーセンターに電話をすると翌日担当から連絡がありました。担当者の説明が要領が悪く、21日の日曜日に宅配業者が解約キットを届けるというのでずっと待っていたどころ、なしのつぶて。宅配業者は5回来ましたが、いずれも私の通販で購入したものでした。さすがに腹が立ち、JCOMにクレーム。前回とは違う担当者が平謝りでしたが、原因は連絡の不行き届きであろうと言うことで不明のようでした。この時点で、22日だったので「もう年内でなくて良いです」と伝えました。宅配業者は遅配で大変だったからです。20日は母の部屋のチェストの引き出しが崩壊。20年ほど使っているもので外見は新品同様ですが、30分ほど修理を試みましたが無理なので、これも楽天で買い替え。「29日に完成品を配送」と言われ、無理でしょうと直感で思いましたが、案の定お詫びの電話があり、これも来年に。何やかやの間に年末の挨拶に来られた方、2組。やっと年賀状に着手。ブログ「年賀状じまい 今年がピークか」http://blog.livedoor.jp/ysworth2000/archives/52041346.htmlというのを昨年末書きましたが、大当たりでした。年賀はがきを購入したのも中途半端な枚数で、やる気が起きませんでした。枚数が多ければ「早くやらなければ間に合わない」とあせりますし、10枚ほどと少なければ「一気にやってしまうおう」となるだけに困ったものです。やっと今日投函しました。
投稿日時:2025/12/27 22:53
家族
仕事
【議論】なんで男でも子育てするの当たり前だろみたいな風潮あるん?
2chまとめ・読み物・長編・名作/2MONKEYS.JP
1 : あけおめ@大凶 : 25/01/03(金) 07:26:10 ID:LWpJ 子育ては女の仕事だろって時代の方が世の中上手く回ってたし経済も発展してたじゃん
投稿日時:2025/12/27 22:45
家族
子供
子育て
龍二と美香の恋の物語1
龍二と美香の恋の物語
漫画がきっかけで始まった恋 「これ…」 不愛想に、俺にスマホの画面を突き出してくる。 「漫画?」 美香は少し頬を膨らませながら、スマホを俺の方に突き出してきた。 画面には、縦読みのフルカラー漫画アプリが開かれていて……どう見ても恋愛ものだ。 「違うよ。これは……『幼馴染みが実は超能力者で、ヒロインを何度も守ってくれる話』」 美香はちょっと照れくさそうに目を逸らしながら、ぽつりと続ける。 「……最近、ハマっちゃって。なんか、設定が……私たちに似てるなって思って」 風に髪が揺れて、彼女の耳が少し赤くなってるのが見えた。 俺は画面を覗き込んで、主人公の名前を見て…… 「……龍二、って名前じゃねぇかよ」 思わず声が裏返る。 美香は「ふっ」と小さく吹き出して、 「うん。主人公の名前、龍二。で、ヒロインは……美香、なんだよね」 と言いながら、俺の顔をチラッと上目遣いで見てくる。 「偶然だよねー? でもさ、能力で守ってくれるとことか、ベランダ飛び移ってくるとことか……なんか、ちょっとドキドキしちゃって」 最後の方は声が小さくなって、スマホを胸に抱えるようにして隠す。 俺は言葉に詰まって、ベランダの手すりを握ったまま固まる。 夜風がまた吹いて、二人の髪を少し絡ませるように通り抜けていく。 「……お前、そんなの読んで、どう思ってんだよ」 ぶっきらぼうに、でも声が少し低くなって聞いてしまった。 ベランダ越しの告白 美香はスマホをぎゅっと胸に押し当てたまま、ベランダの手すりに軽く寄りかかって、夜空の方を見上げるように顔を逸らした。 「うん……私と龍二も、そうならないかな?って思ってた」 声は小さくて、風に溶けそうなくらいだった。 でも、俺の耳にははっきり届いた。 胸が、ぎゅっと締めつけられる。 (……馬鹿。もうとっくに、なってんだよ) そう思った瞬間、視線が自然と美香の方へ向く。 街灯のオレンジ色の光が、彼女の横顔を柔らかく照らしている。 黒髪が風に揺れて、頬にかかった一本が唇のすぐ横を通る。 細い肩、華奢な鎖骨のライン、パジャマの生地越しに伝わる体温まで、全部が妙に鮮明に見えた。 美香はまだ目を逸らしたまま、でも少しだけこっちを意識してるのがわかる。 耳たぶが、真っ赤だ。 俺は喉を鳴らして、ようやく口を開く。 「……お前、ほんとにそんなこと考えてたのかよ」 声が低くて、掠れてる。 自分でもびっくりするくらい。 美香は小さく頷いて、ようやくこっちを向いた。 「……だって、龍二はずっと、私のこと守ってくれてるじゃん。小さい頃から、能力使ってまで……」 言いながら、彼女の瞳が少し潤んで見える。 「漫画みたいに、かっこいいって思ってた。……でも、それ以上に、龍二が好きだなって、最近すごく思ってて」 最後はほとんど囁きだった。 俺はもう、言葉が出てこない。 代わりに、ゆっくりと手を伸ばして、美香の頬に触れた。 冷たい夜風に晒されてたのに、触れたそこは熱かった。 美香はびくっと小さく震えたけど、逃げない。 むしろ、少しだけ目を閉じて、俺の手のひらに頬を預けるようにした。 「……美香」 名前を呼ぶだけで、息が詰まりそうになる。 「お前がそんな風に思ってくれてたなら……俺だって、ずっと前から──」 言いかけて、言葉を飲み込む。 代わりに、俺は美香の細い腰に腕を回して、そっと引き寄せた。 50cmの隙間より、ずっと近い距離。 美香の体温が、パジャマ越しにはっきりと伝わってくる。 「……もう、なってるよ。お前と俺」 ようやく、はっきり言えた。 美香は目を閉じたまま、俺の胸に額を押し当てる。 「……うん」 小さな、でも確かな返事が返ってきた。 夜風がまた吹いて、二人の髪を優しく絡ませる。 ベランダの上、年末の冷たい空気の中で、俺たちは初めて、ちゃんと「恋人」になった気がした。 龍二の四つの超能力 「ところで美香…おまえは俺に能力使われたら?って思った事はないのか?」 美香は俺の腕の中で、少しの間黙っていた。 夜風がまた吹いて、パジャマの裾を軽く揺らす。 やがて、彼女はゆっくりと顔を上げて、俺の目をまっすぐ見た。 「……正直に言うと、あるよ」 声は小さかったけど、揺るぎない。 「龍二の能力って、人の心を読むとか、操るとかじゃなくて……でも、もし龍二が本気で私に何かしようと思ったら、抵抗できないんだろうなって、時々考えた」 美香はそこで一度息を吐いて、少し体を寄せてくる。 「怖いって思ったことも、ちょっとだけあったかも。小さい頃、龍二が能力で悪い奴らを吹き飛ばすの見たら、すごいって思う反面、『これが私に向いたらどうしよう』って……子供心にビビったこと、あった」 でも、すぐに微笑んで、首を振る。 「でもね、それ以上に……龍二は絶対に私を傷つけないって、信じてた。だって、ずっと守ってくれてたんだもん。能力使ってまで」 美香は俺のシャツの胸元を、細い指で軽くつまむ。 「だから、もし龍二が私に能力を使ったら……って想像した時、怖いより、むしろ……」 そこで言葉を切って、頬をまた赤く染める。 「むしろ、嬉しいかもって思っちゃった。龍二が本気で私を自分のものにしたいって思ってる証拠だって」 最後はほとんど囁きで、目を伏せた。 「変かな、私……?」 俺は息を詰めて、美香の髪をそっと撫でる。 「……変じゃねぇよ」 声が低く、掠れてる。 「お前がそう思ってくれてるなら……俺は、嬉しい」 美香は小さく笑って、また俺の腕の中に体を預ける。 「……じゃあ、龍二。約束して。私に能力を使う時は、絶対に優しくね」 俺は彼女の背中に回した腕に、少しだけ力を込めた。 「ああ……約束する。お前には、ずっと優しくしか使わねぇ」 ベランダの上、年末の夜空の下で。 俺たちは、能力のことまで含めて、全部受け止めてるって、ちゃんとわかった気がした。 「ねぇ、龍二の能力ってどんなのがあるの?」 美香は俺の腕から少し顔を上げて、好奇心と少しの緊張が入り混じった目で俺を見上げてきた。 風が止んで、ベランダが急に静かになる。 俺は一瞬、言葉を選んでから、ゆっくりと口を開いた。 「……全部で四つ、だ」 美香の瞳が少し大きくなる。 「一つ目は『固定』。対象の体を、俺が望む間だけ完全に動けなくする。昔、中学の時に不良に絡まれたお前を守った時、使ったやつだ」 美香は小さく息を呑んで、頷いた。 あの時のことは、はっきり覚えてるんだろう。 「二つ目は『自白』。相手に質問したら、本当のことしか答えられなくなる。嘘をつこうとしても、言葉が勝手に出てこない。……怖いだろ?」 美香は首を横に振る。 「龍二が使うなら、怖くないよ」 その一言に、胸が熱くなった。 「三つ目は『時間』。ほんの数秒だけど、周りの時間を止められる。止まってる間は俺だけ動けて、触れたものだけ一緒に動かせる。お前を抱えて危ないところから逃げた時、何度か使った」 美香の頬がまた赤くなる。 ……あれ、気づいてたのか? 「最後は……『透視』」 俺は少し声を低くした。 「壁とか服とか、障害物を透過して中が見える。距離は十メートルくらいまで。昔、お前が風邪で寝込んでる時、親にバレないように部屋の様子見てたこともある」 美香は「えっ……」と小さく声を漏らして、顔を真っ赤にしながら俺の胸を軽く叩いた。 「ばかっ……! それ、いつから使ってたの!?」 「小学生の頃から、だよ。……でも、変な使い方は絶対してねぇからな!」 慌てて弁解すると、美香は恥ずかしそうに目を逸らしながらも、くすっと笑った。 「……信じてるよ。龍二のことだから」 それから、少し間を置いて、美香は俺のシャツをぎゅっと握った。 「全部、すごい能力だね。でも……それを使って、私のことずっと守ってくれてたんだね」 俺は美香の頭をそっと撫でながら、頷いた。 「ああ。お前がいなきゃ、こんな能力なんて意味ねぇよ」 美香は目を細めて、幸せそうに微笑んだ。 「……ありがとう、龍二。私、龍二の全部が好きだよ。能力も、龍二自身も」 夜空に星が一つ、瞬いた。 俺たちはもう少しだけ、ベランダで寄り添っていた。 隠された五つ目の能力 美香は俺の腕の中で少し体を起こして、首を傾げた。 「ん? どうしたの、龍二。急に真剣な顔して」 夜風がまた少し強くなって、ベランダの隅に落ちていた何かの紙くずがふわりと舞い上がる。 白い紙片が風に乗って、美香の黒髪の間をすり抜け、彼女の頬の横を通り過ぎて、ゆっくりと落ちていく。 その一瞬、街灯の光が紙を透かして、美香の横顔を柔らかく照らした。 長い睫毛の影が頬に落ちて、唇が少し開いたままの表情が、なんだかすごく綺麗で。 俺は思わず息を呑んだ。 (……まだあるんだけどな) (もう一つ、誰にも言ってない能力が) (お前に対してしか使えない、特別なやつが) (でも、美香に言ったら絶対張り倒されるから、やめておこう) 心の中でそう呟いて、視線を少し逸らす。 でも、美香は俺の顔をじっと見つめたまま、待ってる。 「……美香、あのな?」 俺はようやく口を開いた。 声が少し低くなる。 「お前……ほんとに、俺の全部を受け止めてくれるって、言ったよな」 美香は瞬きもせずに、こくりと頷いた。 「うん。龍二の全部、好きだって言ったじゃん。能力も、性格も、ぶっきらぼうなところも……全部」 その言葉に、胸が熱くなった。 俺はゆっくりと、美香の顔を両手で包むようにして、額を軽くくっつけた。 「……ありがとな」 それだけ言って、目を閉じる。 まだ言えない能力のこと──お前に触れた時だけ、俺がお前の気持ちを"感じ取れる"ってこと。 心の声じゃなくて、感情そのものが、波みたいに伝わってくるってこと。 今も、はっきりわかる。 美香の胸の奥で、俺への想いが、温かくて、甘くて、ちょっとドキドキしてるのが。 だから、俺はそっと唇を近づけて、 「……好きだよ、美香」 初めて、はっきり言葉にした。 美香の体がびくっと震えて、すぐに俺の背中に腕を回してきた。 「……私も、龍二が大好き」 風がまた吹いて、さっきの紙が今度は二人の足元に落ちて止まる。 年末の夜、ベランダの上で、俺たちはもう離れなかった。 二人の距離が縮まった夜 美香を抱きしめながら、俺は彼女の耳元で小さく囁いた。 「……美香、もっと近くにいていいか?」 美香の体が、俺の腕の中でぴくりと震えた。 額をくっつけたまま、彼女は息を詰めて、ゆっくりと顔を上げる。 街灯の光が、潤んだ瞳を照らして、揺れている。 「……うん」 小さな声が、風に混じって漏れた。 俺は美香の腰に回した腕に、そっと力を込めて、もう少し強く抱き寄せる。 体温が、ぴったりと重なる。 美香は目を伏せて、俺のシャツをぎゅっと握った。 指先が、少し震えてるのが伝わってくる。 「……私も、龍二のこと、ずっとそばにいたかったんだもん」 最後の言葉は、ほとんど息だけで。 俺の胸が、激しく鼓動を打つ。 美香の感情が、あの"隠した能力"を通じて、熱い波となって流れ込んでくる。 恥ずかしさと、期待と、俺への想いが全部混じって、甘くて、胸が締めつけられるくらい。 俺は美香の髪をそっと撫でながら、耳元で囁いた。 「……お前が大切だよ、美香」 美香はびくっと体を震わせて、それからゆっくりと顔を上げた。 頬は真っ赤で、瞳は潤んでるけど、目はまっすぐ俺を見てる。 「……私も、龍二が大切」 小さな、でも確かな声で、返事が返ってきた。 俺はもう我慢できなくて、美香の唇に自分の唇を重ねた。 最初は優しく、触れるだけ。 でも、美香が俺の首に腕を回して応えてきた瞬間、深く、熱く、キスを交わした。 ベランダの上、年末の冷たい風が吹く中。 俺たちは、初めて本当の想いを、ちゃんと伝え合った。 このまま、部屋に入ろうか…… そんな想いが、二人の間で自然と重なった。 二人だけの時間 俺は美香の手を取って、ベランダから部屋の中へ入った。 カーテンを閉めて、部屋の明かりは消したまま。 月明かりだけが、窓から薄く差し込んでいる。 「……龍二」 美香は俺を見上げたまま、細い指で俺の手を握ってきた。 「優しくしてね」 俺は頷いて、美香の頬にそっと触れた。 「約束する。お前を、絶対に傷つけない」 そして、もう一度、深くキスをした。 今度は、ゆっくりと、時間をかけて。 美香は恥ずかしそうに目を閉じて、でも俺の背中に腕を回してきた。 「……龍二、私……」 耳元で囁かれた言葉に、俺はキスを止めて、優しく髪を撫でた。 「俺もだよ、美香」 美香の目が、潤んで、幸せそうに細められた。 「……嬉しい」 それから── その後のことは、二人だけの秘密だ。 年末の夜、隣の家同士の部屋で。 幼馴染みだった俺たちは、ようやく本当の恋人になった。 これから先、ずっと一緒にいようって、二人で約束した夜だった。 幸せの涙とハプニング 美香の頬を伝う涙を、俺はそっと指で拭った。 それは悲しい涙じゃなくて、溢れるくらいの幸せが形になったものだって、すぐにわかった。 美香は目を細めて、にっこり笑う。 「……やっと、龍二と……」 俺も、自然と笑みがこぼれた。 「ああ……やっと、一つになれた」 お互いの額を軽くくっつけて、月明かりの中でただ見つめ合ってる。 この瞬間を、ずっと続けばいいのにって思った。 その時、突然。 「美香? もう遅いわよ。お風呂に入ってしまいなさい!」 廊下の方から、美香の母親の声が響いた。 瞬間、二人の体がびくっと跳ねる。 「やべっ!!」 俺は慌てて美香から体を離し、ベッドから飛び起きる。 美香も顔を真っ赤にしながら、乱れたパジャマを急いで直し始めた。 「う、うん! 今行くー!!」 声が上ずってる。 明らかに動揺してる。 俺は床に落ちた自分のTシャツを拾い上げ、素早く着ながら、部屋を見回す。 (……証拠隠滅! いや、証拠なんてねぇけど!) 美香はシーツを慌てて整えて、俺に小声で囁いた。 「龍二、早くベランダから戻って!」 「ああ、わかってる!」 俺は窓を開けてベランダに出ようとするけど、美香が俺の手をぎゅっと掴んだ。 振り返ると、彼女はまだ頬を赤く染めたまま、でもにっこり笑って。 「……また、後でね」 その一言に、胸が熱くなった。 俺は小さく頷いて、軽く美香の唇にチュッとキスをしてから、ベランダに飛び出した。 いつものように、50cmの隙間を飛び越えて、自分の部屋へ。 着地した瞬間、自分のベッドに倒れ込んで、天井を見上げる。 鼓動が、まだばくばく鳴ってる。 さっきの感触、温もり、美香の涙と笑顔が、頭から離れない。 (……やっと、本当の恋人になった) 頬が熱い。 自分でも笑みが止まらない。 向こうの部屋から、お風呂に向かう美香の足音と、母親の「遅いわねー」という声が微かに聞こえてきて。 俺はシーツに顔を埋めて、小さく呟いた。 「……美香、愛してるよ」 年末の夜は、まだ始まったばかりだった。 母親の容赦ない一言 美香は慌ててシーツを整え終わり、部屋のドアを開けて廊下に出た。 足音を忍ばせながらリビングを通り抜けようとして、 「お風呂、入るね……」 と小声で言った瞬間、ソファに座っていた母親が顔を上げた。 「ちゃんと気をつけなさいね?」 ぽん、と軽い調子で言われた言葉に、美香の体がガチッと固まる。 「えっ……??」 声が裏返って、顔が一瞬で真っ赤に染まる。 母親はティーカップを置いて、優しいけど少しからかうような笑みを浮かべた。 「だから……聞こえてたわよ。壁、薄いんだから」 美香は声も出ない。 「お付き合いするときはもっと周りに気を使いなさいね? 母さんは怒ってないわよ。龍二君のこと、小さいころから知ってるもの」 そこで少し声を低くして、 「でも、ちゃんと責任を持たないとダメよ。高校生のうちは気をつけないと困るでしょ? 必要なら母さんが相談に乗るから、遠慮しないでね?」 美香はもう、頭から湯気が立ちそうなくらい真っ赤になって、 「お、お母さん……! な、何言ってるの……!」 と口ごもるばかり。 その横で、父親は新聞を顔の前にかざしたまま、耳まで真っ赤。 新聞が小刻みに震えてるのがバレバレだ。 明らかに聞こえてるのに、父親は何も言えず、ただ必死に「自分はここにいない」オーラを出してる。 母親はくすくす笑いながら、 「ほら、早くお風呂入りなさい。汗かいたでしょ? ……いろいろと」 最後のひと言に、美香は「ううっ……!」と小さく唸って、逃げるように浴室へ駆け込んでいった。 ドアをバタンと閉めた音が響く。 リビングに残された母親は、父親に向かってにこやかに、 「あなたも何か言ってあげたら?」 父親は新聞をさらに高く掲げて、 「……俺は知らん……」 と小さな声で呟くだけだった。 一方、隣の俺の部屋。 ベランダ越しに、なんとなく会話の流れが聞こえてきて。 俺はベッドに突っ伏したまま、枕に顔を埋めて、 (……死にたい……) と本気で思った。 でも、同時に、 (美香の母親……意外と理解あるんだな……) と、ちょっとだけホッとしてもいた。 この家同士、ほんとに壁薄いな……。 これからは、もっと気をつけなきゃ……って、二人で約束しなきゃな。 心の中でそう決めて、俺はスマホを手に取った。 美香にお風呂上がりにメッセージ送ろう。 「……ちゃんと、気をつけような」 って、恥ずかしくて死にそうになりながら打つのを、すでに覚悟していた。 お風呂での複雑な気持ち 浴室のドアを閉めた瞬間、美香は湯船の縁に座り込んで、両手で顔を覆った。 顔が熱い。 耳まで燃えるように熱い。 「お母さん……本気で馬鹿なの……?」 小さな声で呟くけど、半分は湯船に沈みかけながら、恥ずかしさで体が縮こまる。 「お風呂でそんなこと言うなんて……最悪……死にたい……」 でも、すぐに母親の言葉を思い返して、 「でも……反対はされなかった……怒られるかと思ったけど……」 美香はゆっくりと顔を上げ、鏡に映る自分を見る。 真っ赤な頬、潤んだ目、少し腫れた唇。 さっき龍二と交わしたキスの跡が、まだ残ってる。 「……お母さん、怒ってなかった。むしろ、応援……? みたいな……」 くすっと小さく笑いが漏れた。 「龍二君を小さいころから知ってるもの、だって……確かに、家族ぐるみだし……お互い両親とも、昔から『二人がくっついてくれたらいいのに』って言ってたもんね……」 美香は湯船にゆっくりと体を沈め、お湯に肩まで浸かる。 温かいお湯が、体を包んで、少し落ち着いてきた。 「……気をつけろ、かぁ」 恥ずかしくてまた顔を赤くしながらも、心のどこかでホッとしている。 「ちゃんと、考えてくれてるんだ……お母さん」 それから、ふっと息を吐いて、天井を見上げた。 「龍二……今頃、どうしてるかな」 きっと隣の部屋で、同じように真っ赤になって枕に顔埋めてるんだろうな、って想像して、にこっと笑う。 スマホは部屋に置いてきたけど、お風呂上がったら、絶対メッセージ来てるはず。 (……私も、ちゃんと返事しなきゃ) 美香は湯船の中で膝を抱えて、幸せな溜息をついた。 「お母さん……ありがとう」 小さな声で、誰にも聞こえないように呟いた。 湯気が立ち上る浴室で、美香の頬はまだ赤いままだったけど、その表情は、間違いなく幸せに満ちていた。 これで、ほんとに全部が動き出した気がする。 龍二と、私の未来が。 両親の孫予想会議 美香はお風呂から上がって、バスタオルで髪を拭きながら、そっとリビングの前を通り抜けようとした。 パジャマに着替えて、顔の火照りも少し落ち着いたところだった。 なのに── リビングから、両親の声がはっきり聞こえてきた。 母「ねぇ、お父さん? もし美香と龍二君が結婚したら……」 父「相手が龍二君なら問題はないだろう? 祝ってやろう」 母「そうですね。将来、孫ができたら嬉しいわね」 父「まだ早いだろう」 母「龍二君のお父さんとお母さんにも話してみますね。きっと喜ぶわよね~」 美香の足が、ぴたりと止まった。 (……え?) 頭が真っ白になる。 次の瞬間、顔がまた爆発するように熱くなって、 「ね、ねぇ……! 誰の事……話してるのよ……!」 美香はバスタオルを握りしめたまま、リビングに飛び込んでいった。 「な、何の話してるのよ??!!」 声が上ずって、完全に裏返ってる。 リビングのソファに並んで座っていた両親が、そろってこっちを振り返る。 母親はにこにこしたまま、ティーカップを置いて、 「まあ、美香。ちょうどいいところに来たわね」 父親はまた新聞を顔に掲げて、耳を真っ赤にしながら小声で、 「……知らん……」 母親はそんな父親を軽く肘で突いて、 「だって、さっきの様子見てたら、もう真剣にお付き合いしてるんでしょ? だったら早めに将来の話もしておかないと」 「ち、違うから! まだそんな話になるわけないし!!」 美香は両手をぶんぶん振って全力否定。 でも、母親は優しい目で美香を見て、 「将来のことを考えてもいいのよ? 相手が龍二君なら、私たち大賛成だから。小さい頃から見てきたんだもの。あの子なら、美香を絶対幸せにしてくれるってわかってるわ」 父親が新聞の隙間から、こほんと咳払い。 「……まあ、しっかりした青年だからな」 「だから! まだ決まってないってば!!」 美香はもう頭から湯気が立ちそうになりながら、 「もうっ! お父さんもお母さんも、勝手に盛り上がらないでよー!!」 と叫んで、自分の部屋に逃げ帰った。 ドアをバタンと閉めて、ベッドに突っ伏す。 鼓動がばくばく鳴ってる。 (……もう、ほんとに恥ずかしい……死にたい……) でも、どこかで。 (お父さんもお母さんも……龍二のこと、認めてくれてるんだ……) って、ちょっとだけ胸が温かくなった。 スマホを手に取ると、案の定、龍二からメッセージが来ていた。 【龍二】 お風呂上がった?……さっきの、聞こえてたらごめん。でも、俺……本気だから。これからも、ずっと一緒にいよう。 美香は画面を見つめて、頬を赤くしながら、ゆっくりと返事を打ち始めた。 【美香】 うん……私も、ずっと一緒にいたい。 (でも、お母さんたちがもう将来の話してる……信じられる?) 送信ボタンを押す手が、少し震えていた。 でも、間違いなく、幸せでいっぱいだった。 二人のメッセージ交換 美香はベッドに突っ伏したまま、スマホの画面を見つめて、ぷっと吹き出した。 【美香】 あはは……おばさんらしいな…… すぐに打ち込んで、送信。 でも、指が止まらずに、続けてポチポチと打つ。 【美香】 もう将来の話まで出てるんだよ? お父さんは「しっかりした青年だ」って言ってて、お母さんは「将来が楽しみ」だって。 しまいには「龍二君のお父さんお母さんにも話してみる」って…… ほんとに先走ってるよね…… 送信してから、スマホを胸に抱えて天井を見上げる。 顔はまだ熱いけど、口元は自然と緩んでる。 (……でも、なんか嬉しいかも) (みんなが、私と龍二のこと祝福してくれてるみたいで) 少し間があって、龍二から返事が来た。 【龍二】 ……マジかよ。 俺んちの親父も母さんも、絶対同じこと思ってるぞ。 さっきリビング通ったら、なんか意味ありげにこっち見てニヤニヤしてたし…… 美香はそれを読んで、またくすくす笑った。 【美香】 あはは! やっぱり家族ぐるみだね、私たち。 小さい頃から「二人が結婚したらいいのに」って言われてたもんね。 【龍二】 ……まあ、悪い気はしねぇけど。 てか、お前のお母さん、いろいろ気にかけてくれてたよな? あれ、俺もちょっと聞こえてて死にそうになったわ…… 美香はスマホを握りしめて、恥ずかしさでまた顔を赤くしながら打つ。 【美香】 もう! その話はやめてよー!! でも……お母さん、ちゃんと心配してくれてたよ? ……大切にしてねって。 最後のひと言を打つのに、すごく勇気がいった。 送信ボタンを押した瞬間、枕に顔を埋めて「ううっ……!」と小さく唸る。 でも、心のどこかで。 (龍二と、ちゃんと責任持って付き合っていけるんだ……) って、安心してる自分がいた。 少しして、龍二からまた返事が。 【龍二】 ……俺も、本気だから。 お前を、絶対幸せにする。 だから、ゆっくりでいいから……これからも、ずっとそばにいてくれよ。 美香は画面を見つめて、目が少し潤んだ。 【美香】 うん……ずっと、龍二のそばにいる。 大好きだよ、龍二。 送信して、スマホを胸にぎゅっと抱きしめた。 部屋の外では、両親がまだリビングで楽しそうに将来の話をしてる声が微かに聞こえてくる。 美香はくすくす笑いながら、幸せな溜息をついた。 (……おばさんたち、ほんとに先走ってるけど……私も、ちょっとだけ、楽しみにしてるかも) 年末の夜は、まだ静かに続いていた。 二人の約束 美香はスマホの画面を見つめたまま、頬を赤く染めて、ゆっくりと返事を打ち始めた。 【美香】 うん……龍二の言う通りだね。 お母さんたちがあんなに理解してくれてるんだもん、ちゃんと節度は守らなきゃ。 少し間を置いて、指がまた動き出す。 【美香】 これからも……ちゃんとしようね。 私、龍二に何かあったら嫌だから。 大事にしたい、龍二とのこれからを。 最後に、ちょっと照れながらハートマークを付けて送信。 【美香】 だから、次に会った時は……ちゃんと話そう? どうするか、二人で。 私、龍二となら、何でもちゃんと決められる気がする。 送信ボタンを押した瞬間、美香はスマホを胸にぎゅっと抱きしめて、ベッドに転がった。 (……節度、かぁ) (でも、龍二がそう言ってくれるの、すごく嬉しい) (私を大事にしてくれてるって、伝わってくる) 窓の外、向かいのベランダが見える。 カーテンが少し開いていて、龍二の部屋の明かりが漏れている。 きっと今も、スマホを握りしめて返事を待ってるんだろうな。 美香はにこっと笑って、小さく手を振った。 向こうからは見えないはずなのに、なんとなく伝わる気がした。 少しして、龍二から返事が来た。 【龍二】 ああ、約束する。 お前を絶対に傷つけないし、困らせない。 ちゃんと俺が責任持つ。 ……次、会った時、顔見て話そう。 愛してる、美香。 美香は画面を見つめて、幸せそうに目を細めた。 【美香】 私も、愛してるよ。龍二。 おやすみ。夢で会おうね。 送信して、スマホを枕元に置く。 部屋の明かりを消して、布団に潜り込んだ。 年末の夜、静かに更けていく。 二人の部屋は50cmの距離で繋がったまま、これからも、ずっと──。 おやすみ、龍二。 美香はそう心の中で呟いて、幸せな夢の中へ落ちていった。 翌朝のハプニング 翌朝、12月26日。 美香は少し寝不足の目をこすりながら、階段を下りてリビングに入ってきた。 髪は寝癖で少し跳ねていて、パジャマの上にカーディガンを羽織っただけのラフな格好。 「おはよう……」 あくびを小さくかみ殺しながら、ぼんやりした声で挨拶する。 母親はキッチンで朝食の準備をしながら、にこにこした顔で振り返った。 「おはよう、美香。よく眠れた?」 「……うん、まあ」 美香はテーブルの椅子に座りながら、冷蔵庫から牛乳を出してコップに注ぐ。 その瞬間、母親が唐揚げを揚げるみたいに軽い調子で言った。 「美香? 昨日はあれから龍二君と?」 一瞬、時間が止まった。 美香の手がピタッと止まり、コップを持ったまま固まる。 次の瞬間── 「ボンッ!!」 美香の顔が一瞬で爆発するように真っ赤になった。 牛乳のコップをテーブルに置く手が震えて、少しこぼれる。 「お、お母さん!! な、何言ってるの朝から!!」 声が完全に裏返ってる。 母親はフライパンを振る手を止めて、くすくす笑いながら、 「だって、夜中までLINEしてたんでしょ? スマホの通知音がピコピコ鳴ってたわよ。あ、でも内容は覗いてないから安心してね?」 「そ、そうじゃなくて!! 『あれから龍二君と?』って、どういう意味よ!!」 美香は両手で顔を覆って、テーブルに突っ伏す。 父親は新聞を広げたまま、昨日と同じく耳を赤くして、 「……朝から騒がしいな……」 と小声で呟くだけ。 明らかに逃げ腰。 母親はさらに追い打ちをかけるように、 「だって、昨日は初めてちゃんとお付き合いを始めたんでしょ? その後、恋人同士になったんだから、いろいろ話したいことあったでしょう? 将来のこととか、ちゃんと二人で話せた?」 「うわああああああ!! もうやめてよおおお!!」 美香は立ち上がって、牛乳のコップを片手に逃げようとする。 でも、母親が最後に一言。 「龍二君、今日のお昼ごはん、うちで食べてもらいましょう? お正月近いし、家族で一緒に食べましょうって、お向かいのご両親にも伝えておくわね」 美香は階段の途中でつまずきそうになりながら、 「勝手に決めないでー!!」 と叫んで、自分の部屋に駆け戻っていった。 リビングに残された母親は、満足そうに笑って、 「ふふ、照れてる照れてる。かわいいわねぇ」 父親は新聞の陰で、こっそり口元を緩めていた。 一方、隣の家。 俺(龍二)は、自分のリビングで朝ごはんを食べてたところで、母親から突然、 「龍二、今日のお昼、美香ちゃん家で食べない? 向こうから誘われたのよ」 って言われて、俺も牛乳吹き出しそうになったのは、また別の話だった。 この家族ぐるみの付き合い、ほんとに容赦ないな……。 両家族総出の祝福 午前11時過ぎ。 美香の家のリビングに、俺(龍二)は呼び出される形でやってきた。 テーブルにはお昼ご飯の準備が並んでいて、向かい側に美香が座ってる。 俺は隣に座らされて、二人並んでソファにぴったりくっついたまま、完全に固まってる。 美香は朝から顔を赤くしたまま、俺の袖をこっそりつまんでる。 俺も、視線をテーブルに落として動けない。 美香の母親が、にこにこしながらお皿を運んでくる。 「いつもと違うわねぇ、二人とも」 美香が小声で呟く。 「……情け容赦ないわよね……」 俺も完全に同意だけど、声に出せない。 そこへ、俺の母親が隣の家からやってきて、満面の笑みで入ってきた。 「美香ちゃん! お母さんから聞いたわよ? おめでとう……!」 美香がびくっと跳ねて、 「か、母さん!! 何を言い出すのよ……!!」 俺の母親は手をぱちんと合わせて、 「だって、昨日ついに正式にお付き合いを始めたって話じゃない! 私たち、もうずっと待ってたのよ? 小さい頃から『この子たちがくっついたらいいな』って、向こうのお母さんと話してたんだから!」 美香の母親も頷きながら、 「そうそう。昨日は壁越しに聞こえちゃったけど、ほんとに嬉しくて。もう正式に恋人同士になったんでしょ?」 俺は顔から火が出そうになりながら、ようやく口を開く。 「……お、おばさんたち……朝から、容赦ないっすね……」 美香は俺の腕をぎゅっと掴んで、半泣きになりながら、 「もう! 二人とも勝手に盛り上がらないでってば!!」 でも、両方の母親は完全に聞いてない。 俺の母親「将来のことも、ちゃんと考えてあげてね」 美香の母親「そうそう。二人とも若いんだから、しっかりね」 父親二人は、テーブルの端っこで新聞やスマホを盾に、耳を真っ赤にして黙ってる。 美香と俺は顔を見合わせて、 (……逃げ場ねぇ……) って目で会話した。 美香が小声で俺にだけ、 「……龍二、ごめん。うちの母、ほんとに容赦ない……」 俺も小声で返す。 「……俺の母も同罪だ……」 でも、どこかで。 両親たちがこんなに喜んでくれてるってことが、ちょっとだけ、すごく嬉しかった。 美香が俺の手を、テーブルの下でそっと握ってきた。 俺も握り返す。 母親たちの「将来が楽しみね~」攻撃は、まだまだ続きそうだったけど、二人だけの秘密の握手で、なんとなく乗り切れそうな気がした。 年末年始、この家は当分、平和じゃ済まなさそうだ。 -
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